一次試験科目別対策 その1

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みなさん、こんにちは!

「やるときゃやれば何とかなる!」大和の国の2年生合格ナビゲーターたくじです。たくじの自己紹介はこちら

 すっかり春になりましたね。今年は桜の開花も早く、先週末はお花見をされた方も多かったのではないでしょうか。桜はきれいに花が咲いたと思ったらすぐに花は散ってしまい儚さを感じますが、美しい時が短いからこそ花が咲いたときの魅力が高まるのかもしれません。

 資格試験の勉強も同じようなことが言えるかもしれません(さすがに桜の美しさとは比べられないと思いますが)。試験勉強は長期間にわたり、その間は勉強しているからといって周りからはあまり目を向けられることはないでしょう。しかし、合格することができれば、周囲の目が変わることが多いです。実際に、中小企業診断士試験に合格した後に企業内で経営企画の部署に異動になったり、転職で資格が有利になったりしたという話を聴いたことがあります。資格試験の勉強であれば、桜と違い、努力次第で合格後も花を咲かせ続けられますよ!

 海の向こうでは、大谷選手が「メジャーリーグで二刀流」というとてつもない挑戦をしています。日本の若者が道を切り拓き、挑戦する姿は見習わないといけないなと思う今日この頃です。

 それでは、みなさん!本日も元気に勉強に励みましょう!

 それでは本日の中身に入っていきます。

 今回と次回は一次試験の科目別対策について書きたいと思います。

これからの演習期に向けて少しでも成果を上げられるようにお手伝いできればと思います。

すでに問題演習をしたり、自分なりに各科目の特徴を分析したりしている方もおられると思います。ですので、そのような方々は参考や新たな視点の発見として読んでいただければと思います。

 今回は①企業経営理論財務・会計運営管理の特徴・対策について書きます。

 企業経営理論

 【特徴】出題分野は、経営戦略、組織論、マーケティングの3分野です。

用語の定義を問う問題が多いです。一方で、単純な知識問題(用語等)を問う問題は少ないです。用語の定義を問う問題では、テキスト等で学ぶ用語が多く出題されますが、実際に選択肢を一つ選ぶとなると迷わされることが多いです。中途半端な知識では点数に結びつけることが難しいです。日本語の読解力が解答を選択するためには重要です。

 【対策】インプットもさることながら、アウトプットが非常に重要です。

個人的には一次試験科目の中で一番問題演習が重要であると考えています。他の科目では経営法務ですかね。その理由は、僕自身が演習の際に思ったような結果を残せず、得点を上げるのに苦労したからです。得点できなかった原因を分析した結果、それは選択肢を理解し、選ぶ力が不足していたことだとわかりました。もちろん、インプットの不足も原因でしたが、できたと思った問題ができなかったことが他の科目より多かったです。インプットに関しては、演習の都度確認して補完していくのが良いと思います。試験本番で自信を持って選択肢を選べるようにしましょう。

分野別には、マーケティングでは単純な知識問題が問われることが多いので、ここはインプットにも重点を置き得点源にしましょう。

財務・会計

 【特徴】主な出題分野は、経営分析・管理会計、ファイナンス、財務諸表です。

ファイナンスからの出題が多いです。財務諸表・会計規則関連の問題も出題数は多いですが、範囲が広いため優先順位は下げても良いでしょう。公式を利用したり、用語を問うたりする易しい問題があります。一方で専門的な問題(財務諸表・会計規則関連の問題を中心に)も少しながらあります。

 【対策】経営分析・管理会計、ファイナンスを得点源にしましょう。

これらの科目は出題範囲が狭く、そこを抑えることができれば得点源にすることができます。科目合格を十分狙うことができます。過去問を活用して頻出分野に慣れると共にマスターしましょう。公式をそのままあてはめて解ける問題も多く、勉強の成果も得られやすいと思います。高得点を狙う場合は、財務諸表・原価計算・会計規則にも取り組みましょう。

 

運営管理

 【特徴】出題分野は、生産管理、店舗・販売管理の2分野です。

企業経営理論と比べて、単純な知識を問う問題が多いです。一方で、計算・ケース問題のように思考力を問う問題もあります。出題数は多く、出題範囲は広いです。大崩れはしにくい反面、高得点は狙うことが難しいです。

 【対策】知識量を増やすと共に、ケース問題にも時間を割きましょう。

単純な知識問題が多いため、テキストの学習でおおよそ対応することができます。演習の都度知識を補完すると共に確度を上げましょう。時折全く知らないような問題が出題されるので、そのような問題はきっぱり捨てて、時間のかかるケース問題に注力しましょう。

 

 <まとめ> 過去問演習を通じて、レベル感・頻出分野を把握しましょう 😛 

 ①企業経営理論

問題演習を積極的に行い、問題対応能力を高めましょう。インプットは、演習の復習の際に行いましょう。

 ②財務・会計

易しい問題を確実に得点できるように、公式等は必ず完璧に覚えましょう。易しい問題と難しい問題との区別をできるようにしましょう。

 ③運営管理

知識問題は確実に得点し、ケース問題に時間を割けるようにしましょう。

 

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