皆さま お久しぶりです。分析チームの、ととです。
分析をしながら120枚近くの再現答案を読んでいたとき、気付いたことがありました。
今日はそのことを書いてみたいと思います。
分析方法は、
?設問ごとに再現答案をすべて読む
?頻出のキーワードをチェックする
?キーワードを頻出順に重みづけ、配点する
(題意に明らかに合わないものは除く)
⇒これが採点基準になります
?キーワードを「外部」「内部」、「メリット」「デメリット」などの
切り口別にまとめる
?採点基準にもとづいて、再現答案を再読し、
合格者?C答案の中からそれぞれ掲載する答案を決め、採点する
というものでした。
設問感に関連性があるものは、上記の過程で調整しました。
超アナログな私は分析ツールなどを使うこともできず、
何回も繰り返して再現答案を読みました。
そして、気づいたこと。
多くの答案を読んでいると、す?っと頭に入ってくる答案ってあるんです。
ストレスなく読めて、記憶にも残りやすい。
「あっ、あの答案でこんな表現をしていたなぁ」なんてキーワードの再チェックをしたり
書き方を考えるときにもとても参考になりました。
そしてそんな答案には、以下のような特徴がありました。
・1文のボリュームが長すぎない。
・結論先出しのことが多い。
・キーワードの量が適切である。
・キーワードが文中で浮いていない。つまりキーワードの羅列でなく、
設問や与件との関連づけが上手い。
・・・・・などでした。
こうして文字にしてみると、受験機関で習ったり、テキストや合格者の体験談で
よく書かれていることなんですよね。
でも、自分であらためて分析してみると、「それってこう言うことだったのね」
と、体に沁みてくる感じがしました。
実際の採点官の採点方法を知ることはできませんが、
同じ内容を書くのであれば「伝わりやすさ」も他の答案との差別化要因になりうると
改めて思いました。
同じようなことは、この本の特集
「リベンジに燃える不合格者が120枚の再現答案を見た気づき」で
メンバーがもっと詳しく述べています。
その中に、「知っている⇒わかる」へのステップアップについて書かれていますが
120枚の答案を何回も読んで、私も「伝わりやすい答案とは何か」が
わかった気がしました。
伝わりやすい解答とはなにか?
そのことが、分析の結果や選択した再現答案を通じて少しでも皆さんに伝わればいい
なあ、と思っています。