“準備”をしておきましょう!

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どもども、多年度生合格ナビゲーター「しくじり王」(A)です。

“しくじり王”についてはコチラ

まずは皆さん、周りに気を使いつつ、心穏やかで楽しい日々をお過ごしでしょうか?リラックスしていただくのは結構ですが、ちょうど1月後が合格発表日となります。それに合わせて、今回は昨年のこの時期に(A)がしでかした“しくじり”をお話しします。実に、とほほ…な“口述試験”体験なので参考になれば幸いです。

ちなみに、ふぞろいセミナーチームは、皆さんにお役にたつ“口述セミナー”の開催に向けて頑張っているところですよ、期待してくださいね。

2次試験が終わり再現答案作成も終わったこの時期、(A)は各種サービス活動に努めていました。家族サービス、会社の飲み会、地域のお祭り参加等々で今までの不義理分を埋め合わせするため積極的に活動していました。

漠然と筆記試験が不合格でなかったら“口述試験”があるんだなあ…と思ってはいましたが、まだ先のことだし目の前のことをやろう、ってな感じで毎日を過ごしていました。

 

受験校の模範解答を入手する努力もせずに日々が流れ、そうこうしているうちに公私どちらも大変忙しくなり、なんと合格発表日さえ忘れてしまうような状況となりました(ちなみに、発表翌日に家に「はがき」が届いて初めて合格していることを知りました)。

当たり前ですが、その間1度も「事例を解いていない」&「模範解答も見ていない」のでA社~D社までの事例企業の内容はきれいさっぱり忘れています。元々記憶力が弱いのに、何もしていないのですから覚えていないに決まっていますよね。

 

しかし、合格後の貴重な土・日に(A)は焦りもせず、祝勝会に出たり家族とお祝いをしたり、試験用のスーツを買いに行ったりと“口述試験”対策を全くしませんでした。

なぜ、そんなに余裕があったのかと言うと…都市伝説かも知れませんが、“口述試験”の不合格者は過去1名しか出ていないとか、試験会場に行って、挨拶できれば合格するとか、日本語で名前を答えれば合格となる等々の噂を聞いていたからです。それに“口述試験”位なら1週間もあれば“何とかなる”だろうとタカをくくっていました。

早い話が“口述をなめていた”んですね。

ここで2次試験について簡単にご説明します。2次試験は“筆記試験”と“口述試験”の2つに分かれていて、“筆記”の合格者が“口述”を受ける権利を持ち、“口述”に合格して初めて2次試験合格者となります。

ちなみに“口述試験”自体は、試験官から事例企業に対して3~4個の質問を受け、“たった10分”ほど口頭で答えると言う“ごく簡単”な試験です。

そんな試験なら楽勝だろうと甘く考えて取り組みましたが、馬齢を重ねた(A)の記憶は自分が考えている以上に忘却力が強くなっており、いくら詰め込んでもきれいサッパリと忘れます。

しかも、A社もC社もD社も製造業!しばらくすると事例企業の区別がつかなくなります。少し気を抜くと、マンホール蓋を製造しているC社について答えているのにスポーツ用品を作る話になったりします。

 

しくじりポイント25:記憶力を過信する。

 

“口述試験”は簡単な試験ですが、「資料」を見ないで試験官の質問に答えるために暗記が必要という別の試練が待っているんですね。

いいですか、皆さん、4つの事例企業の質問に対する対応を暗記するのって、思った以上に大変ですからね。元々記憶力の弱い(A)のようなタイプは事前に準備し、せめて事例企業の内容位は忘れないようにしておくことが必要ですよ。

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週明けの火曜日に事例企業の内容が覚えられないまま、受験校の模擬面接に参加しました。ちなみに通常は試験官が3人いて、それぞれ“厳しい”・“普通”・“優しい”試験官役で受験生に質問をするとのことで、模擬面接もそんな感じで進みました。

しかし、覚えていないので全く答えられない。解答内容はともかく、面接時間10分もたせることを目標に努力しましたが面接時間はたったの4分で終了しました

 

苦笑いをした先生の感想は、「笑顔と声の調子は素晴らしいですが…事例企業をきちんと把握していないように見えますので、試験までもう少し復習しましょう」でした。

ちなみに、先生に「5分位で終わる人はいるんでしょうか?」と尋ねると、「今までは聞いたことはありませんね。試験官もあまり早く終わらせることはないので、他にありませんかとか、○○についてどう思いますかとか、聞いてくれるのでそれに対してしっかりと答えれば、自然と時間がかかるので大丈夫ですよ」とのアドバイスをもらい安心して会場を後にしました。

 

その後、水・木曜日は家族旅行に行き、土曜日は勉強会での合格体験記の発表(金曜日はそのプレゼンの作成)で時間を使い、結局あまり内容を覚えることもなく“口述試験”を迎えることになり、楽観的に「まあ、なんとかなるだろう」と試験にのぞみました。

 

しかし準備不足のままでは、何ともなりません。当日はこんな感じです。

 

「どうぞ」の声が聞こえたので、時計を確認しながら“口述試験”教室に入室。試験官が2名しか座っておらず、イスが一つ空いていて鞄が置いてあります。

おや、一人はトイレでも行っているのかしら?」なんて考えているうちに試験開始。

“普通”の試験官役と思われる方が質問し、それに答えると“厳しい”試験官役が眉をひそめる。「お、きっと、他にありませんか、だな」と思って身構えましたが特に何も言われず次の質問に。

もう一問“普通”の方からの質問に答えます。いかにも解答に不満がありそうな“厳しい”役の方が一瞬口を挟みそうになり、「○○についてはどうか、だな」と解答を考えるが試験官は口を開かず質問なし。

最後に“厳しい”役の方が難しい顔をしながらよく分からない質問をするので、同じようにこちらもよく分からない答えを返す。“普通”の方が苦笑いをすると同時に“厳しい”役の方が、いかにも不機嫌に「以上です。もう帰っていいですよ」と言われて、おしまい。

 

ええ!“優しい”試験官役は試験に間に合わなかったのか!

他に何かは? ○○についてどう思いますか?はないのか!

と言うことは、自分で思っている以上にしっかりと受け答えができてたと言うことだな。試験官に満足してもらえたんだな!良かった…。なんだ、意外に簡単で心配して損したな…、なんて思いながら意気揚々と出口に向かいました。

 

帰る途中の全教室で試験がまだ続いていました。「苦労してるね、お先に失礼しますよ」なんて軽い足取りで1階まで下り、会場出口に立っていた協会の方に元気よく挨拶をしました。その方があまりに驚いた表情をしたので、これはおかしい!と初めて気づき、あらためて時間を確認し愕然としました。“口述試験”開始に時計を見てから1階に下りてくるまでの時間を合わせても、7分程しか経っていなかったのです。

周りのみんなが“口述試験”に苦労しているのではなく(A)だけがブッチギリで早く試験を終了していたのです(感覚的ですが、多分“口述試験”を受けていた時間は5分もかってないです)。

 

やばい、不合格だ…2人目の不合格者だ!どうしたらいいんだ…。

 

これがその時頭に浮かんだ言葉です。この話を家族や仲間にありのままにお話しましたが、「そりゃ大変だ!」、「それは面白い話ですね、結果が楽しみです」とか言われるだけで誰一人“本当に悩んでいる”とは信じてくれません(多分に普段の人間性が影響しているとは思いますが…)。

 

こうして誰にも取り合ってもらえないまま、ふぞろい9のメンバーとなり新年を迎えました。

そして、いいですか皆さん、(A)の今年の初夢は、

勉強会&ふぞろいのメンバーに向かって「申し訳ありません。口述試験に落ちてしまったので、受験生の立場で参加します」と宣言する

ですよ(もちろん飛び起きました。寝汗はひどいし、最悪の年明けですよね)。

 

正直に話しますが、1月5日の合格発表も怖くて番号を見ることが出来ませんでした。仕方がないので、まず統計資料で“口述試験受験者944人、合格者944人”の文章を見つけて「不合格者0」を確認してホッとしたことを覚えています(書いていて気がつきましたが、結局HPで合格発表の自分の番号を一度も見ていないんですね…)。

 

こんな心臓に悪い体験をしないように、記憶力が弱い人は早めに準備に取りかかりましょうね。人間は意外なほど物事を忘れますし、覚えるのに時間がかかるものですからね。そして、早めにふぞろい「口述セミナー」へのお申込みをよろしくお願いしますね。

 

今日の一言:生きることは忘れること。    By坂本真綾

 

ではでは、またお会いしましょう!

 

さて、明日は“ホット”な“うみんちゅ”の登場です。お楽しみに!!

 

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