事例Ⅰで失敗する確率を下げるにはどうしたら良いのか? by mina

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こんにちは!多年度生合格ナビゲーターのminaです。

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いよいよ10月に入りましたね!

先日のふぞろい東京秋セミナーに参加して頂いた皆さん、ありがとうございました!

私は、事例Ⅰのうちの1グループを担当させていただきました。その関係で、今回は事例Ⅰについて、書きたいと思います。

 

今回のテーマは、「事例Ⅰで失敗する確率を下げるにはどうしたら良いのか?」についてです。

 

勉強を始めた当初は、事例Ⅰは苦手な事例の1つでした。それは、設問で問われていることが分かりにくい、与件にあまりヒントが書かれていない、類推が必要なときがある、与件からどう類推したらよいか分からない等の理由からです。1年かけて勉強してきたことが、全然本番で活かされないこともありました・・。

 

・・・でも事例Ⅰは、決して高得点を狙いに行かなければ、安定してそこそこ点が取れる事例であることが分かってきたんです。

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事例Ⅰは、朝一番の事例なので、とっても大事です。もしここで大失敗した!と思ってしまうと、事例Ⅱから落ち着いて解けなくなるからです。minaも今まで失敗した!ヤバイと思って、結構焦ったことが何回もあります。でも、実際はそれほど悪かったわけではなかったです。焦るだけソンなんですよね。

 

ちなみに、minaの直近5年間の筆記試験の結果区分の推移は、次の結果です。 

平成23年度:C 

平成24年度:A

平成25年度:B

平成26年度:A

平成27年度:A 

 

思考錯誤の連続でしたが、最近はどんなことに注意してやってきたのか、皆様のご参考になれば幸いです。

事例Ⅰで気を付けてきたことは、下記の3つです。

 

1.設問の難易度を見極めてから取り組む

設問の難易度の見極め、これかなり大事です。

事例Ⅰは、5問出題されます。第1問~第5問までそれぞれ、6割取れれば理想なのですが、ここ5年間のふぞろいな合格答案をみると、難易度的にも「難しすぎる(★★★)」が毎年1~2問あるんです。

さて、突然ですが問題です。次のうち難易度が高い(高そうな)問題は、どれだと思いますか??

 

【平成27年度 事例Ⅰ】

第1問 ..市場にはどのような特性があると考えられるか。

第2問 ..関連会社を設立し移管している。その理由として、どのようなことが考えられるか。

第3問 ..そのことは、今後の経営に、どのような課題を生み出す可能性があると考えられるか。

第4問 ..成果主義に基づく賃金制度を、あえて導入していない理由として、どのようなことが考えられるか。

第5問 ..どのような点に留意して組織文化の変革や人材育成を進めていくべきか。

・・・・

・・・

・・

さて、いかがでしたでしょうか?1問ずつ確認していきましょう。

 

まず、第1問からスタートです。

特性が聞かれました。特性って??と思いますが、市場について問われているし、第1問なのでSWOT分析が使えそうですね。ここは、市場ということで外部環境(機会、脅威)と紐づけができれば、手が付けられないという感じではなさそうです。

 

次に、第2問です。

ここは「理由」が問われました。そして大事なことは時制に着目することです。この問題は「過去」のことが問われていますね。この場合は、与件に何らかのヒントが書かれていることが多いです。

 

次は、第3問です。

課題を生み出す可能性が問われています。ん、なんだなんだ???です。①課題を答えればよいのか、②課題を生み出すということは、課題の生じている原因(?)を答えればよいのか、③可能性って何?そして時制に着目すると、「今後」です。未来のことが問われているということは与件にあまりヒントはなさそう・・。そうなんです、これが難しい問題なのです!!

 

最後に、第4問、第5問です。

成果主義、組織、人事のことが問われているので、これは事例Ⅰの知識を遣えば、何とか書けそう。

 

設問を読んでイマイチ分かりにくなぁ、というときは、他の受験生(多年度生であっても)も同じです。その「素直な気持ち」を大切にしてくださいね。

 

難しい問題に時間をかけた戦いを挑んでは絶対にダメですよ。

 

2.問われていることについて、どのレベル(層)のことを書くのか考える

 

問われているレベルというのは、何のこと?と思うかもしれません。

 

事例Ⅰの場合には、大きく言って、次の3つにレベル分けされます。

①    経営環境(外部・内部)、②企業戦略(事業展開・事業構造)、③機能別戦略(組織・人事)

 

このレベルを認識して解答を書くことが大事なんです。

例えば、先ほど出た「第3問」。これは、①、②、③のどのレベルだと思いますか?

 

・・・

・・

 

そうです。これはが正解です☆

 

設問に「経営の課題」とありますので、会社全体のことですね。

ここで事例Ⅰだから、③組織、人事のことだけで展開してしまうと、経営面のことにしっかり解答していないことになるので注意です!

 

3.頻出キーワードをしっかり覚える

事例Ⅰは、毎年同じようなキーワードで書けることが他の事例よりも多い。

例えば、「成果主義」。

平成27年度に出題されましたが、実は平成24年、平成22年にも出題されているんです。
(ふぞろいな合格答案をお持ちの方は、事例Ⅰの特別企画に記載があります。ぜひご覧になってくださいね。)

他にも、いくつかあります。
過去問の問題を横串してみて、似たようなことが問われていたら、そのキーワードは知識としてストックしておきましょう。あと、組織・人事のキーワード、しっかりとお願いしますね。

 

 

・・・ということで、今日はここまでです。

さて、とうとう3週間を切りました。これからの直前期間は、何といっても「体調管理」が大切です。そして、今まで続けてきたことを大きく変えずに、自分を信じてやっていきましょう!

以上、minaでした。

 

 

次回は、2.5年目生合格ナビゲーターの「のら」の出番です。ふぞろい東京秋セミナーでは、受験生に寄り添ってアドバイスしていましたよ。乞うご期待です!!

 

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