事例Ⅳのすすめ

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细小事不介意突破吧!

 

1.5年生向け合格ナビゲーターのモリシャスです。

 

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2次試験まであと3週間ほどになってしまいましたね。

いまごろやっと模試の結果が返ってきてへこんだりしていませんか?

模擬試験はあくまでも模擬で本番の試験とは違います。

1次試験が終わってから模擬試験までの期間より模擬試験から2次試験までの期間の方が長いので、模擬試験を受けた頃はまだまだ発展途上段階。

結果は気にせず自分にとって何が不足しているかを見極めて埋めていきましょう。

そうすれば学習に対して収穫逓増で一気に合格に近づけますよ。

 

問題本文という大平原の中の小動物に気づきましょう

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今回は事例Ⅳのすすめです。

 

事例Ⅳは財務会計の事例となります。

 

いままでの中で一番はっきりと明確に結果がわかる事例となります。それだけに得意不得意がきっちり出てしまう事例と言っていいでしょう。

 

日頃から財務に触れていてそれを仕事にしている人に比べると、そうでない人は不利ではありますが、毎日親しんで慣れておきましょう。特に難しい問題を解く必要はありません。基本的な問題を確実に理解して正確に解答を導く訓練をしておくのがおすすめです。

 

事例Ⅳは1次試験の財務会計と違い、出てくる内容が結構決まっています。

 

必ず出るといっていいのは、経営分析の問題です。経営分析は自社の期間比較なのか、他社や業界一般との比較なのかを意識して、問題本文の記述を基に、収益性、安全性、効率性などの視点で一番適切な指標を選択して解答します。その記述方法にはしっかり慣れておきましょう。

 

また、その他の出題内容では次のものが考えられます。

 

① 損益分岐点分析

言わずと知れた内容ですね。固変分解を行い、定型式からしっかりと導けるように訓練しておきましょう。安全余裕率=営業利益÷限界利益営業レバレッジ=限界利益÷営業利益などの特別式などもしっかり押さえて検算できるようにしておきましょう。

 

② 感度分析 

損益分岐点分析を発展させて、単価や営業量が増減した場合にどうなるかを求める問題です。いったいどの数字が増えたり減ったりしているのかしっかりと把握しておきましょう。

 

③ キャッシュフロー計算書 

特に間接法が重要です。きっちりと項目と符号を覚えて書けるようしておきましょう。そして最後に、現金の増加額=営業活動CF+投資活動CF+財務活動CFでしっかり検算しておきましょう。

 

④ 採算性分析 

オペレーションリサーチと呼ばれるものです。求めたい条件の目的関数を出し、制約条件や非負条件を合わせてグラフを作成します。グラフから求める場所を見つけその点から算出していくものです。

 

⑤ 業績評価 

単位時間当たりの限界利益から最も利益が大きくなるものから生産して貢献利益を求めていくものです。ポイントは貢献利益がマイナスだと生産しない判断をすることです。

 

⑥ 取換投資 

これは計算ミスを引き起こしやすいので何度も訓練しておきましょう。総額法と差額法があります。どちらでもやりやすい方を確実にできるように固めるのがいいですが、差額法は、現有機械を使い続けたときに、新機械に交換してしまったがために失った機会損失を計上することに気を付けましょう。

 

⑦ デシジョンツリー

過去本試験において良く出ている論点です。意思決定でデシジョンツリーを作成し、決定行動の最後のNPVを求め負になる場合を閉じて、意思決定の逆から期待NPVを求めていきます

 

その他デリバティブ取引なども考えられますが、1次試験同様診断士試験は頻出論点を押さえることがポイントとなります。できる問題をきっちりと得点できる力を蓄えておきましょう。

 

中国の諺に以下のようなものがあります。

 

一寸光阴一寸金。

 

わずかな時間も軽んじてはいけないという意味です。試験まではあとわずか合格はほんのちょっとの差で決まります。少しの時間も無駄にせず頑張ってくださいね。

 

さて明日は、2年生合格ナビゲーターささKing が登場します!中小企業白書をどう活用するかについて教えてくれるそうですよ?ご期待ください。

 

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