おはようございます、多年度生合格ナビゲーター×プロレスマニアのシローです! 見事に旬を逃しましたが、ふぞろい9発売しました! 1・2・3・ダーッ!
何気に合格してから普通にサラリーマンを全うするシローにとって、診断士としての初めての仕事だったりします。血みどろの原稿作成、のら氏による鉄壁の進捗管理を潜り抜けた魂の一冊! 合格のための必読本間違いなし! 書いた本人が言うんだから間違いない!
目次
何を突然言い出したのか、不明に思われる読者の方。少しふぞろい9のネタばらしをすると、シローは事例Ⅱが予備校時代「強烈な得意科目」でした。※詳しくは本誌の再現答案パートをご覧ください。
得意と言いながらこの結果。傷に塩を塗るので、できれば振り返りたくはない。でも振り返りは必要。そこから学び、そして伝えるべきことは確かにある。
というわけで。
空中殺法で女性ファンを虜にするドラゴンゲートの創業メンバー、新井健一郎が生まれた本日7月7日、事例Ⅱの攻略について複数回にわけて触れていきたいと思います。
比較的、事例Ⅱとの相性がよく、予備校の演習ではだいたい上位20%、某大手予備校の模試では上位10%以内でした。理由は、事例Ⅰと異なり、類推問題は少なく、ニーズと根拠を与件文から丁寧に見つけ、時制を踏まえて組み合わせていけば加点になる、「パズル問題」と認識していたからです。丁寧に処理すればキチンと取れる、という感じです。実際に、試験直前の戦略も「事例Ⅰは60点取れれば御の字、事例Ⅱで稼いで事例Ⅲを補てんし、事例Ⅳで60点取る」という事例Ⅱ主導の戦略。
では本試験で何があったのでしょうか。 冷静に振り返ってみましょう。
昨年の本試験当日、事例Ⅰを比較的好調にやり遂げたシロー。得意の事例Ⅱで大幅に稼いでやろうと息巻いていた中で、目に飛び込んできたのは下記。
○例年1-2問程度の助言問題が極めて多かった。
○グラフに加えて初めて地図が現れた。
○制限文字数など細かなところで例年とは違った。
設問解釈をとりあえず終えた時の感想は「問題傾向変わった・・・」。
必死に冷静を装いつつ、これまで見慣れない問題傾向にシローは取り乱し、失点を重ねてしまいました。得意と言い切っていた事例Ⅱだからこそ、今でも何気に悔しかったりします。
ではどうすればよかったのか。ここを少し見ていきましょう。
平成27年度事例Ⅱの第一問を振り返ってみましょう。振り返るにはとてもいい問題です。
<平成27年事例Ⅱ第一問>
(設問1)今後、B 商店街はどのような顧客層をターゲットとすべきか。代表理事への助言内容を 100 字以内で述べよ。
(設問2)設問1で解答したターゲット顧客層向けに、新たにどのようなサービス業の業種を誘致すべきか。代表理事への助言内容を 50 字以内で述べよ。
シローが取り乱したポイントは2つ。
①(設問1)はターゲットの問題なのになぜに100文字なのか? 与件文で「今後増えそう」な根拠を抜き出せばいいはずなのに100文字は多すぎる!
②(設問2)はたった50文字で助言? 与件文に根拠がないし、どうしたらいいんだろう…。
結果として(設問1)はなんとか与件文のファミリー層をそのまま貼り付け、(設問2)については結局、与件文に根拠がないので空白のまま提出という有様。でも今振り返ると、ここまで悩む必要があったのかな? と思います。なぜなら、
純粋に「ターゲット」を特定し、「そのターゲットに対して最適なサービス」を考えろ、というマーケティングの基本的な問題じゃないですか。
再現答案チームのメンバーの解答を見ると、その差は歴然。多少の点数の差はあれ、ターゲットを特定し、ターゲットに対して最適なサービスをメンバーはちゃんと考えて回答していました。事例Ⅱのメインテーマ「マーケティング」の基礎を踏襲したかどうか、だと思います。そうした意味で、シローはテクニックを重視するあまりに自滅した、と分析しております。
当たり前の話ばかりで大変恐縮でございます。
ただ、敬愛するアントニオ猪木氏はこう言っておりました。
珠玉の名言でございます。
【最後に】
本日は「事例Ⅱ」の失敗談をお話しさせていただきました。残りの連載回数を考慮して、事例Ⅱはあと1回取り上げてみます。
明日は、珠玉のアドバイスを縦横無尽に展開する「かおりん」の登場です。
ぜひお楽しみに!
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