プロレス的事例Ⅰ攻略ラウンド④

同友館
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元気ですかーっ!

元気があれば「事例Ⅰが強烈に」楽しめる。

 

 

おはようございます、多年度生合格ナビゲーター×プロレスマニアのシローです!

※シローの自己紹介はこちら

 

前回は「短期集中連載! 事例Ⅰ攻略その③ 設問解釈」をお届けしました!

 

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今回も引き続き事例Ⅰ攻略となりますが、いよいよ完結…! 本試験までの日程を考えると事例Ⅱ~Ⅳもぼちぼち触れていきたいと思い、最後の事例Ⅰ攻略いたしました。まさに引退試合!

しかも、この原稿を書いている6月19日は新日本プロレス上半期に発生したストーリーが完結する「大阪城ホール決戦」!

 

燃えてきた!

まさに完結日和! キンシャサの奇跡! 

事例Ⅰボンバイエ!

 

 

 

というわけで。

 

「悲しきマスクマン」としてアメトークで紹介されたザ・コブラ、その正体であるジョージ高野氏が生まれた本日6月23日、「事例Ⅰ 与件文の解釈」をお伝えいたします。

 

 

【前回のおさらい~設問解釈】

さて、前回に引き続き 平成27年の事例Ⅰ第2問を使用して与件文の解釈をしていきましょう。前回の簡単な振り返りとして、事例Ⅰを解くうえで「設問解釈が大切ダーッ!」とお伝えしました。

 

<引用 平成27年事例Ⅰ 第2問>
A 社は、当初、新しい分野のプラスチック成形事業を社内で行っていたが、その後、関連会社を設立し移管している。その理由として、どのようなことが考えられるか。120 字以内で述べよ。

 

<上記を解釈> 過去に経営面(もしくは組織構造面)で規模相応の課題や問題があり、専門性を高めて強みを強化したり、意思決定を迅速化して外部環境の変化に対応しやすくすることで、当時の課題・問題を解決した!

 

今日は、この解釈にて実際に与件文に乗り込んでいきましょう。

 

【まずは課題を見つける】

まずはA社の「過去の経営面/組織構造面の課題や問題」を見ていきましょう。時制は過去ですから、現在~今後に相当する与件文はバッサリ排除すると、比較的根拠は見つかりやすいと思います。結構きつい状況にA社は陥っていたようですね。

 

〇4段落
A社の売上は最盛期の約 70 %減となり、一転して経営危機に直面することになった。

 

廉価な海外製品の脅威によってA社は経営危機となりました。このままでは「40名の従業員を路頭に迷わせる」、「多額な借入金」の返済も滞ってしまいます。まさに経営面という大規模な課題ですね。

 

【課題解決の「関連会社化」】

設問文より経営課題を解消するために、A社は「関連会社化」を選択しました。見つけるべき根拠を想定すると、①専門性を高めるべきA社の強み、②意思決定の迅速さを高める必要性、あたりでしょうか。ちょっと与件文を見ていきましょう。

 

〇4段落
(ブロー)成形技術の高度化 が、その後、A社再生への道を切り開くことになる。

〇5段落
その新規事業は、技術難度はもちろん、自社ブランドで展開してきたバドミントン事業とは、事業に対する考え方そのものが異なっていた。

〇6段落
こうして本格的に稼働した新規事業は、A 社社長の期待以上に急速に伸長…。

 

時系列でまとめると「技術難度はもちろん、自社ブランドで展開してきたバドミントン事業とは、事業に対する考え方そのものが異なっていたブロー成型技術の高度化」によって「A社社長の期待以上に急速に伸長」し、「A社再生への道を切り開いた」ことになります。

 

ここで関連会社化をあてはめましょう。

 

■事業に対する考え方そのものが異なっている

⇒関連会社化で意思決定の迅速化が達成される。

■ブロー成型技術の高度化

⇒関連会社化で専門性が向上して高度化が達成される

 

スッポリと関連会社化の1次知識が当てはまりましたね!

 

【解答例】

以上より、本設問の解答は構築できそうです。まとめると下記のようになります。

 

自社ブランドのバドミントン事業とは事業に対する考え方が異なり、経営資源を集中してブロー形成技術の高度化を促進し、意思決定の迅速さを高め形成技術を活用した営業展開を促進し、急速な業績成長を狙った。

 

上記は私の本試験での回答となります。もちろん他の解釈もございますし、上記が100点満点の解答ではございませんが、解答までのプロレス、いやプロセスが伝われば幸いでございます。意外と穴埋め問題です! 「事前に解答を想定して、根拠を見つけて肉付けし、証明する!」ということですね。

 

当たり前の話ばかりで大変恐縮でございます。

ただ、敬愛するアントニオ猪木氏はこう言っておりました。

 

「バカになれ!」と。

 

拡大解釈すると「事例Ⅰは穴埋め問題と思ってよし」という意味ですね!

 

珠玉の名言でございます。

 

 

【最後に】

本日で「事例Ⅰ」はいったん終わりとなります。拙い解説で大変恐縮でございました。次回は「得意科目にもかかわらず足切ギリギリだった事例Ⅱ解説!」をお届けします 。

 

とその前に!

 

このあと昼頃に、こたんプレゼンツ☆特別ブログ第3弾! ご期待あれ!

 

そして明日は「診断士試験に延髄切り!」  切れ味抜群のブログが好評の「かおりん」の登場です。

 

 

ぜひお楽しみに!

 

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