敗因対策② 定義があいまいな用語が問われたら?

同友館
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おはようございます。2年目生合格ナビゲーターのまなみんです。

1次試験の申込みも終わり、1次を受験する方はそちらに集中していく時期でしょうか。

1次を受けないあなたはここがチャンス!
この隙にじっくり2次対策に集中し、ストレート生の追随を許さない実力をつけていきましょう。
そのためにも、

最初に敗因分析についておススメし、
前回からそれぞれの敗因克服に向けた対策をシリーズでご紹介しております。

あくまで私の場合の敗因対策ですが、同じことが思い当たる方は是非参考にしてみてください。

 

私のどこがイケナイの?―ふぞろいな敗因分析―コチラ

敗因対策① 1次知識を使いこなすには?コチラ

敗因対策② 定義があいまいな用語が問われたら? ←今ここ

敗因対策③ 緊張してても焦っていても…見落とさないコツ

敗因対策④ 解答要素って何?どう考える?

敗因対策⑤ 因果って何?―素直な解答を書くためには―

 

今回は「定義があいまいな用語が問われたら?」という悩ましい状況について
私なりの対応策をお話しします。

まなみんは、受験生時代は事例Ⅰに苦手意識を持っていました。
シローのようにある日、本質に気付いて開眼し、得意事例にしてしまう人も少なくはないのでしょうが(コチラ)、
「事例Ⅰは何が問われているのかよく分からないから苦手」という声をよく聞きます。

私が苦手と感じていた最大の原因は、
そもそも用語の定義・理解が曖昧だったことでした。

 

2013092904

(意味分からんから、できませーん)

 

例えば平成26年度事例Ⅰの第3問

2度のターニング・ポイントを経て、~~、A社にとって組織管理上の新たな課題が生じた。それは、どのような課題であると考えられるか。~~

 

「組織管理上の」課題って何だろう???

 

例えば平成23年度事例Ⅰの第4問

~~A社は、3年以内に売上高40億円の達成を目標としている。それを実現するために、どういった組織管理上の施策を講じていくべきか~~

 

「組織管理上の」施策って何だろう???

 

実はふぞろいでも用語の定義には触れなかったり、明言を避けてありました。

答案も組織から人事まで幅広いキーワードが入っていたようです。

もちろん、出題者は出題者なりの明確な定義に基づいて出題・採点されているのでしょうが、
人によって解釈がばらつくような定義が難しいことが問われることもあるのです。

 

とっても悩ましいですね。
でも本番では悩んでいる時間はありません。

まなみんは以下のように対策しました。

 

①曖昧用語対応のガイドラインを作る

「組織管理上の」「組織的要因」などといった、特に自分が引っかかる用語について、
あらかじめ決め打ちするために、自分なりの定義をハッキリさせました。

単語レベルに分解し、

組織=構造・文化

   構造=部門・階層・権限委譲・コミュニケーション

人事=採用・配置・報酬・育成・評価・能力開発

管理=組織の目的の効果的・能率的な達成のために、組織そのものの維持発展を図る機能

だから…

「組織管理上の」と問われたら、
「(人事系も含む)組織の構造・文化キーワードを使って、
 経営目的を達成するための」○○を答える、

といった具合です。

 

②落ち着いて知っている言葉に訳す

事例Ⅰだけではありません。

たとえば平成24年度事例Ⅱの第3問

B社が取り組んだコーズリレーテッド・マーケティングについて、次の設問に答えよ。~~

「コーズリレーテッド・マーケティング」という聞きなれない用語に動転し、
多くの受験生が撃沈してしまったという伝説の問題ですね。

私はこの設問、家で落ち着いて解いたので本番の緊張状態とは全く状況が違いますが、

「コーズリレーテッド… cause-related…原因・理由に関係する…」
と訳していくことで、
なんとなく「動機づけられるようなマーケティングということかな?」とイメージできました。
地元民が購買を動機づけられるような記述として、
“B社が洪水被害を受けた商店街の復興のために、
X市内向け製品の売り上げの一部を、商店街のイベントや新規出店支援事業に寄付している。”
という与件根拠を見つけることができたのです。

 

③使っていない与件根拠に着目する

上記の平成24年度事例Ⅱのふぞろい分析では、
他の設問で使っていないキーワードや段落、論点を探して第3問で使う、という考え方も紹介されています。

これも、まなみんの「ふぞろい徹底活用」シリーズとして強調しておきたい点です。

 

まなみんの「ふぞろい徹底活用」その⑥

「与件すべてに意味があるのね」
※ふぞろい8の生徒キャラ青山美鈴ちゃんの口癖

 

わざわざ1段落使って何かについてやたら詳しく書かれていたら要注意です!

曖昧な用語の例ではありませんが、平成27年度事例Ⅱでも、
第8段落でB商店街と総合スーパーの営業時間についてなぜか詳細な記述があり、

私は第3問(設問1)

~B商店街はどのような食品小売店を誘致すべきか。~~

に対し、“営業時間延長”という提案の根拠として採り入れました。
これが正解だったかどうかは出題者のみぞ知る…ですが。

 

何か参考になる部分があれば幸いです。

とにかく想定内の用語については事前準備をしっかりして、
当日迷う時間を極力少なく
しましょう。

どうしても分からない想定外の用語が出てきても、
落ち着いて分解すれば解ける
かも、
ということを心に留めておいてください。動揺は禁物です。

それでも分からなければ、
解答に使わなかった段落、与件の根拠となりそうな部分に注目して
ヒントを探してみてください。

 

明日はみなさまお待ちかね、ストレート才女さやの登場です。お楽しみに☆

 

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