プロレス的事例Ⅰ攻略!  「知識をまとめる」

同友館
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元気ですかーっ!

元気があれば「事例Ⅰがさらに」楽しめる。

 

おはようございます、多年度生合格ナビゲーター×プロレスマニアのシローです!

シローの自己紹介はこちら

 

前回は「短期集中連載! 事例Ⅰ攻略その① 階層構造を理解する」をお届けしました。

 

今回も引き続き事例Ⅰ攻略となりますが、少しテーマを掘り下げて「事例Ⅰで必要な知識の整理」を中心にお伝えします。

 

 

 

「知識はあるものの、なかなか応用がきかない」、そんな器用貧乏だった当時のシローにとって器用裕福は憧れそのもの。80年代、タイガーマスクに憧れた全国1.5億人のプロレスファンの心境そのものでした。やってやるって!

 

 

というわけで。

 

2005年に新日本プロレスの経営改革を推進してきた草間氏が代表取締役を解任させられた本日5月26日、「事例Ⅰで必要な知識の整理」をお伝えいたします。

 

 

階層ごとに整理】

さて、前回の簡単な振り返りとして、事例Ⅰを解くうえで「階層構造が大切ダー!」とお伝えしました。

 

具体的には下記。

 

①めまぐるしく変わる外部環境に応じて、

→よく第1問あたりで出題される非常に大規模な外部環境の分析問題

②生き残るために最適な経営戦略を決定し、

→「外部連携、M&A、選択と集中」など大規模な経営戦略の

③決定した経営戦略を円滑に実行するための組織が決まる

→「組織5原則、アウトソーシング」など中規模な組織構造系の1次知識

④そして、作った組織を円滑に回すために従業員のやる気と能力を高める

→「採用、配置、報酬、育成、評価」など小規模な人的資源管理の1次知識

 

今日は、ここを少し掘り下げていきます。

 

大枠の切り口】

階層ごとに大枠でまず知識をセグメントしていきます。「④人的資源管理」を例にとりますと、「採用、配置、報酬、育成、評価」という5つの切り口が浮かびますね。

 

シローは下記のような覚え方をしました。ストーリー立てると覚えやすいです。

 

「組織に必要な人材を採用し、適性や希望を尊重して配置し、きちんと育成し、実績を公平に評価して、適切な報酬を与える。その結果、やる気と能力が向上する」

 

「やる気と能力の向上」という目的を達成するために、

「5つの切り口」がある、ということですね。

 

覚えにくければプロレスなど身近なものに例えるといいでしょう。

一応プロレスで例えると下記のとおり。

 

「身体能力高い武藤敬司選手を採用して、スター選手として配置し、ゴールドジムで筋力を育成し、観客数に応じて評価して、適切なギャラを払う。そうして、やる気と能力を高めることで、経営課題である猪木引退後のスター選手不足を補う

 

各階層で「大枠の切り口」を設定していくと、散在する知識が集約されるため、魑魅魍魎とした事例Ⅰに混乱することも徐々に少なくなっていきます。

 

 

切り口ごとに知識を整理】

次に「大枠の切り口」ごとに知識を整理していきます。

その際にシローは少し工夫をして、知識ごとに「メリット/デメリット」とか「良い例/ダメな例」で管理しました。

 

たとえば「④人的資源管理」の「評価」に属する「成果主義」では、

 

■メリット:定量評価でわかりやすく「若手」や「能力あるひと」のやる気アップ。人件費が業績と連動するため収益性が最適化される。

■デメリット:これまでがんばってきた「ご年配の方」のやる気が下がる。個人主義が横行して教育や情報共有が行き届かなくなる。転じて、組織力が弱くなる。

■備考(対応策):定量目標に加えて、「情報共有や育成」といった定性目標を加えること ※平成24年の事例Ⅰあたりかな。

 

 

 

もう一つ、「③組織構造」の「組織原則」に属する「専門家の原則」ですと

 

■メリット:特定業務の専門家として知識や技能の取得が促進される。

■デメリット:事業部制と同じ。例:部門間のシナジーが失われる、コンフリクト発生

■備考(与件文で出そうなダメな状態):従業員の業務は多岐にわたる。外部環境はめまぐるしく変化して、技術革新が適時必要となる。

 

 

一つひとつの知識をシンプルに「メリット/デメリット」で整理することで知識の応用力が定着して、与件文や設問分の解釈が少しずつ容易になっていきます。1次試験の企業経営理論のテキストや過去問を中心にまとめるとよいでしょう。

 

もちろん「メリット/デメリット」で整理できないものは、「与件文で出てきそうなよい例/ダメな例」みたいにわけても有効です。この辺は臨機応変で大丈夫です。

 

なお一点老婆心ですが、

シローはこういったまとめ資料を寝る前と翌朝に精読したり、勉強仲間と大喜利で知識を言い合ったり、いつでも知識を使える状態を目指しました。与件文や設問文を見て、「おっ、これはこの知識を使うんだな、この知識であればメリットは△△で、デメリットは〇〇だな。さしずめ与件文では□□な感じなのだろう」みたいな姿を目指して。

 

作ることが目的ではなく、使える状態にすること。

 

これも重要です。

 

 

 

 

当たり前の話ばかりで大変恐縮でございます。

ただ、敬愛するジャイアント馬場氏はこう言っておりました。

 

「格闘技を超えたものがプロレスである」と。

 

拡大解釈すると「知識をシンプルに整理しよう。そして使えるようにしよう」という意味ですね!

珠玉の名言でございます。

 

 

【最後に】

本日は「事例Ⅰ」の「知識の整理」についてお話しさせていただきました。次回は「事例Ⅰの設問文と与件文の読み方」を述べたいと思います。

 

明日は、読みやすく、身になりやすく、そして合格しやすくなる、そんな3拍子そろったブログが好評の「かおりん」の登場です。

 

 

ぜひお楽しみに!

 

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