ふぞろい流分析とはなにか

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こんにちは。2.5年目生合格ナビゲーターの「のら」です。
※これまでの記事が読みたいなって人はこちらから「のら」記事をチェック!

ふぞろい東京春セミナーが今週末に近づいていますね。
ふぞろい9のセミナーメンバーも誠意準備中ですので、楽しみにしてください。
申し込みはこちら

今日のテーマは、セミナーで「のら」が担当している

「 ふぞろい流分析グループワーク」

にも関連するテーマ「ふぞろい流分析とは何か」です。

ふぞろいな合格答案を知らない人のために、基本からおさらいしましょう。

ふぞろいな合格答案プロジェクトでは毎年、中小企業診断士2次筆記試験終了後に受験者から自身の答案を再現した再現答案と、後日通知される診断協会からの得点区分をご提供いただいています。
いただいた再現答案を分析し、合格者とA答案に出てくるキーワードが高得点という推測をもとに解答キーワードをランキングしています。

今年(平成27年度本試験)ご提供いただいた再現答案数は、過去最大の240枚以上です。 みなさまのご協力に感謝いたします。

240枚以上の答案、どうやって分析しているの?まさか全部手で集計しているの? という疑問にお答えしましょう。

半分正解です。
それではどうやって分析をしているかをご紹介しますね。

まず、解答の大枠を分析するために、 テキストマイニングツールであるKHコーダーを使い、キーワードの出現頻度や言葉のつながりから 合格者+A答案に多く書かれている論点を探ります。

Wikiリンク(KH_Coder)

のら」ブログ原稿を分析すると↓のようなイメージになります。(与件文を読むことやPDCAのチェックについてしつこく書いていますね。)kh

2次試験の設問が例えば
「A社は新事業に進出すべきか助言せよ。」だとすると
・「内部資源を活用して新事業進出」は合格答案、A答案が多いから高得点そうだ。
・「リスクが高いため現状維持」はB,C答案が多いからあまり得点は高くないな。

といった仮説を立てます。
仮説を立てた後は…そう、検証ですね。
立てた仮説をもとにキーワードを決定し、240枚の答案のなかでどれだけ使われているかを、合格,A,B,C,Dの得点区分ごとに集計します。
仮説に反し合格+A答案が少なかったり、ふぞろい流採点結果と得点区分の差が大きければ、もう一度仮説を立てます。
仮説通り、合格+A答案が多ければ最後の段階、キーワードの再集計です。
というのもキーワードの単純集計だと、設問要求に対して逆の意味で使っている場合があるので、全部目視で確認する必要があるわけです。
ツールで集計できるとは言っても、結局は人による仮説検証が重要ですね。

こうしてふぞろい流分析を実施した結果、ふぞろいな採点基準が確立して…
ふぞろいな合格答案が完成します。

みなさんのお手元には6月下旬に届く予定です。
もうしばらくお待ちください。

さて今日のブログはここまでですが、ふぞろい9の出版も迫ってきたので、
今日は昼頃に特集記事をアップします

ブログでは初登場のこたん
今回紹介したふぞろい流分析の事例Ⅰ~Ⅳを統括していたこたんからどんな話が聞けるのでしょうか。

お楽しみに。

それではまたお昼休みにチェックしてください。

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