分析作業のお話

同友館
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ふぞろい6の分析チームのmotoです。

今回は分析作業のお話をします。

ふぞろいな合格答案を購入する大きな目的の一つに
「ふぞろいな答案分析」(解答ランキングとふぞろい流採点基準が
載っている章です)を勉強の参考にされる方が多いことと思います。

6月に出版を目指す「ふぞろい6」では2月の上旬をもって、
平成24年度の二次試験の解答ランキングと採点基準の分析作業が完了しました。
まずは出版に向けての第一段階クリアと言ったところです。

さて、その分析とはとても地道な作業の積み重ねです。
多くの方からご提供いただいた150あまりの再現答案から、
・AやBなどの評価ごとに多く使われているキーワードを抽出しランキング付け
・抽出したキーワードごと一定のルールに基づき配点
をしていきます。

基本的にはエクセルを活用するものの、精緻な分析をするには
場合によっては目検で1つずつ調整する細かな作業が必要になります。
しんどいですが、だからこそデータに基づいた客観的で精緻な分析ができるのです。
できるだけ早く受験生の皆さまのお手元にお届けするため、
限られた時間の中、分析チームメンバー全員でハードな作業をしてきましたが、
その甲斐あって受験生の皆さまのお役に立てる分析に仕上がったと自負しています。
今は、その分析に基づいた執筆の真っ最中です。
ふぞろい6でも3人のやり取りでストーリーが進んで行きますが、
どのようなキャラクターが登場するのかはまだ秘密です(笑)。
出版をぜひ楽しみにしていてください。
せっかくですから、分析する中であらためて大切だと思った事をひとつ。
受験校や勉強会などでは
「与件の言葉を使って解答をつくる」という話を良く聞きます。
わかっちゃいるけど、いざ解答を作ってみると自分のオリジナルの
表現に言い変えていたり、与件にない知識ワードを多く使って
いる方も多いのではないでしょうか。
(かつての私が正にそうでした汗)
「言うは易し行うは難し」で、与件の言葉を使うのはなかなか難しいものです。
しかし、答案を分析していると、
合格者やAの答案ほど間違いなく与件の言葉を忠実に使っています。
解答を読むと与件のどの部分を使っているかがすぐにわかるのです。
二次試験は採点者に対していかに自分の解答の意図を適切に伝えるかが大切なことは
言うまでもありません。
採点者と受験生の共通言語である「与件の言葉」を使う事で
採点者に自分の意図が伝わりやすくなる事は間違いないでしょう。
まだ本試験まで時間がある今こそ、「与件の言葉」を使いつくした
解答づくりのトレーニングをしてみてください。
きっと、合格へ繋がる大きな武器になることと思います。
まだまだ、寒い日が続きますが、体調を崩されぬようお気をつけて勉強頑張ってください。
ではまた。

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