二次試験では各事例の論点に合わせて解答する

同友館
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おはようございます。多年度生合格ナビゲーターまなです。※自己紹介はこちら

3月14日に実務補習15日コースが修了し、中小企業診断士の登録申請まで辿り着くことができました。打ち上げでは同じ班の仲間たちと美味しいビールを飲むことができて本当に良かったです。仲間との出会いに感謝!

今日は、「二次試験では各事例の論点に合わせて解答する」ことについて、お話していきたいと思います。

事例Ⅰの問題を解く時、業種が小売業の場合に事例Ⅱっぽい解答、製造業の場合に事例Ⅲっぽい解答を書いてしまうこと、ありませんか?

 

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事例Ⅰの過去問を見ると、平成27年度:プラスチック製品メーカー、平成25年度:健康食品の通信販売業者、平成21年度:菓子メーカー、平成19年度:アクセサリー販売業者と、様々な業種で問題が出題されています。

 

本試験で事例Ⅰの問題だと分かっていても、与件に店舗や販売の話が出てくるとマーケティング寄りの思考になったり、工場や製造の話が出てくると生産・改善寄りの思考になったりしがちです。これは作問者のひっかけです。本試験では、このひっかけに惑わされずに、「この問題は、事例Ⅰ、事例Ⅰ。組織・人事、組織・人事の視点で答える。」と、心の中で念仏のように唱えながら、1問1問、事例の論点に合わせた解答を心掛けましょう。

例えば、品質マネジメントシステムである「ISO9001を社内に導入した場合のメリットを述べよ。」という設問があったとします。事例Ⅰで出てきた場合、事例Ⅲで出てきた場合、それぞれどのようなメリットが頭に思い浮かびますか?3分間、考えてみてください。

 

チッチッチッチッチ・・・はい、タイムアップです。

 

ISO9001導入について、事例Ⅰの切り口でメリットを考えると、

社員の品質管理に対する意識が高まり組織文化が醸成される、社員の権限・責任を明確化することでモチベーションが高まる、部門間で連携して書類を作成することで社内コミュニケーションが促進されて組織活性化が図れる、など、組織・人事面の解答要素が出てきます。

 

一方、事例Ⅲの切り口でメリットを考えると、

マニュアルを整備することで業務を標準化できる、是正・予防処置について継続的に改善することで品質が向上する、生産性の向上によりコスト削減できる、など、生産・改善面の解答要素が出てきます。

このように、ISO9001導入によるメリットを答えるという同じ問いでも、事例Ⅰと事例Ⅲでは解答要素が異なってきます。各事例の論点に合わない解答をしてしまうと、ほとんど点が入らず大きな失点になりますよって、「今、自分は事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの中でどの事例を解いているのか。」、問題を解く80分の間、常に意識して、解答するようにしてください。

 

明日は、多年度生ナビゲーターの mina初登場します。minaが自己紹介の後、「つらくない勉強方法」について教えてくれるようです。本試験までの長い期間、同じ勉強をするなら、苦痛を減らせる、気持ちが前向きになる方法で勉強したいですよね。どのような勉強方法が出てくるのでしょうか。お楽しみに!

 

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