運命の分かれ道「1次を受けるか」

同友館
doyukan_logo

 

はいさい! 2年目生合格ナビゲーターのうみんちゅです。

2年目通学生のあなたは、いよいよ基礎講義を終え、本格的な演習が始まる頃ですね。また独学生のあなたも、そろそろ気合が入ってくるころでしょうか。

 

さて、今日は特に「2次受験権利を持っている2年目生」に向けてお話しします。この時期まだあまり意識している人が少ない話題かもしれませんが、だからこそ、投げ込みます。

 

「1次を受けるか」

 

これはあなたの運命を左右する決断のひとつになるはずです。

 

この話題。色々な考え方があり、唯一の答えは無いと思います。ですが私、うみんちゅとしては、「受ける」ことをあえてオススメします。

 

それも、全科目。

 

umi0324

 

「えーっ」という声が聞こえてきました(笑)

しかし、ちょっと待ってください。合格を狙うかどうかは別です。極端に言えば、不合格確実だと思われる場合でも、受ける価値があります。

本試験ならではの、あの緊張を体験できるんです。2次本試験の11週間前に。そうじゃないと、52週間ぶりになっちゃうんですよ…想像しただけで緊張してきませんか。

もちろん、ある程度は頑張って勉強してからでないと、緊張感も高まらないので効果が減少するでしょう。が、全く勉強せず受けても、試験開始前に試験官から案内される注意事項を聞いておくだけで、11週間後に同じように注意事項を聞いた時の緊張が、ずいぶん和らぎます。

 

 

一方、まぐれでも1次を合格できた場合の効用は、大きいです。まず、万が一、2次試験中にこんなことを考えてしまった場合を想像してみましょう。「もし残念な結果だったら、1次からやり直しか~」これ、痛いです。余計な力が入っちゃいそうじゃないですか…。1次に合格してたら、こんな邪念は起こりようも無いのです。(また1年か~、はありますが…)

さらに、もし事例問題のなかに分からない単語が出てきても、1次をひととおりやってないと「私だけ分からないのでは・・・?」不安になってしまうところ、まがりなりにも1次に合格してたら「他の受験生だってきっと分からないはず」と堂々とできそうじゃないですか。

 

いや、分かります。今年、合格するんですもんね。だからこそ、万全の知識とメンタル状態で2次に臨む、というアプローチもアリだと考えます。

 

ただし、たとえまぐれでも、合格するには、さすがに全科目受ける必要があります。それなりに負荷はかかるでしょう。もし「まぐれ」から一歩進んで「できれば合格したい」を叶える目安として、100時間ほどは1次対策にかかると覚悟してください。ただし2次とシナジー効果のある主要3科目(財務・経営・運営)の学習時間も含みます。

 

 

ところで、なぜ私がこの時期(3月下旬)に、1次を受けるかどうかの話題を投げ込んできたか。それは・・・

 

大手受験校で7科目目「中小」の講義がそろそろ始まるからです!

 

昨年、1次を合格したあなたであれば、実は5月から7月まで片手間に過去問にあたったくらいで、実力が戻り合格レベルが見えてくるはず。(本試験で50点未満を取るような苦手科目がある人は、そこだけ要注意)法改正が心配な「法務」ですら、毎年出ているようなスタンダードな論点だけで合格点に達することができます。

しかし残念ながら「中小」は、「中小経営」部分の知識をアップデートしないと、かなり足を引っ張る科目となってしまうのです。出題範囲の白書が、毎年マルっと一新されるから。じゃあ合格するために白書を隅々まで読み込むか?ダメです(笑)本当に無謀ですのでやめてくださいね。

ベストなのは、1年目生向けの基本講義を単科で受講すること。もう少し手軽に済ませるなら、これも1年目生向けの直前答練&講義を単科で受講すること、または各社の1次試験模試を(「中小」だけ単科で受けられるものは特に)受験すること。もっと手軽にするなら…市販テキストを買うとか色々ありそうですね。

 

 

こういった決断をするのが、このタイミング!ということで、今回は「1次を受けるか」という話題を投げ込んでみました。2次の対策がおろそかになってしまうようでは本末転倒ですが、2次に合格するひとつのアプローチとして、検討してみてください。今!

 

 

明日は、多年度生合格ナビゲーターの かなわん が初登場!甘いマスクの貴公子が大阪から舞い降ります。乞うご期待☆

 

「この記事が参考になった」と思った方はクリックをお願いします!
SNSでフォローする