「実務補習」ってどんなことをするの?(その2)

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新年明けましておめでとうございます。多年度生合格ナビゲーターのみほみほです。年末年始のお休み、いかがお過ごしでしょうか?みほみほは、久しぶりに熱を出して寝込んでいます…。何をするにも体が資本です。みなさま、大事にしてくださいね。

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さて、2次筆記試験を合格された皆様の中には、合格発表後に実務補習を受けられる予定の方も多いのではないでしょうか。以前、実務補習の概要について書きました が、今日は、具体的に実務補習ではどんなことをするのかについて書きたいと思います。

以前の記事で書いたとおり、実務補習では、5日間で1社の、15日コースであれば合計3社の中小企業の診断・助言実務に当たります。この5日間はどのように過ごすのか、典型的な流れを紹介します。

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■1日目:診断・助言をさせていただく企業を訪問し、社長へのヒアリングをします。みほみほは1社目は製造業の企業だったので、ヒアリングに加えて工場見学もさせていただきました。それらを通して、その企業の現状として強みや弱み、どのような課題があるのかなどについて把握します。

■2日目:この日は会議室などにこもり、実務補習のチームのメンバーと共に、1日目の訪問を通して理解したことを共有し、どのような課題を抽出し、解決策としてどのような提案をするのかについて話し合います。5日目の最終日に社長に提出する報告書の構成(例えば「戦略」「販売」「製造」「人事」等、企業の現状や課題に応じた構成)を考え、誰がどのパートをまとめるのかを役割分担します。

■3日目:この日も会議室にこもります。各自がまとめてきた報告書を持ち寄り、全体の流れを確認します。内容が重複していたり、漏れていたり、整合性が取れていなかったり…といったところをチェックし、必要に応じて修正します。

■4日目:3日目で明らかになった修正点を反映したうえで、報告書の最終チェックをします。印刷・製本をして、社長に提出するための体裁を整えます。

■5日目:いよいよ最終日です。企業を再度訪問します。報告書をお渡しし、まとめた結果を企業に説明し、実務補習終了です。

 

あくまでこれは基本的なケースですので、訪問する企業によっては、進め方などが若干変わることもあります。診断士としてのはじめの一歩、実務補習。ぜひ楽しんでがんばってきてくださいね。

 

次回は、2年目生合格ナビゲーターのむらっちです。クリスマスにイルミネーションをみてまわっていたむらっち、年明けは何をしているんでしょうか。

 

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