「実年受験生のための2次試験対応法」 -平成28年度試験に向けて-

同友館
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こんにちは、多年度受験ナビゲーター、「実年受験生の味方」リンフ(lingfu)です。本日はクリスマスですね、そして暦は慌しく年末へと進んで行きます。口述試験に進まれた方は試験の結果を待つ一方、口述試験結果発表後の実務補習の受け方等の計画を立てていることと思います。平日も行われる15日間の実務補習をどのようなスケジュールで受けるか、各自の仕事の都合と突合せ決定して行くことになります。口述試験を合格すると、中小企業診断士協会のHP上の「会員専用マイページ」の仮IDが発行され、マイページの中で各種情報をやりとりすることになり、「仮免許」を発行された気分になります。また、本ブログでもナビゲーター達が、合格者の方に向けた合格後のさまざまな情報を提供して行く予定です。

今回は残念ながら口述試験に進めなかった方へのメッセージを書きたいと思います。

 

 

口述試験に進めなかったった方には先日、協会より各事例と総合でのABCD採点の結果が送付されてきたことと思います。いかがでしたでしょうか?予想通りの評価であった方は極めて少ないのではないでしょうか。それどころか、「この事例は絶対外した!」と思った事例が高評価で、「まずまずの出来」と感じた事例の評価が想定より低い、といった結果に当惑された方が多いのではないでしょうか。

失敗した、と感じることは全体にその事例を理解している証拠でもあり、意外と「外した」と思うところ以外の問題対応がはまっている可能性があります。また、相対試験である点、皆ができた事例の採点は辛くなるでしょう。

 

 

【変えるべき点を抽出する】

いずれにせよ、必要なことは、まずその結果を受け入れることです。多大な時間と努力を費やしてきた結果を否定されることは辛いことです。体調やら当日の様々な事象が原因として気になるかも知れませんし、そのような要因もあったかも知れませんが、まずとにかく結果を受け入れましょう。次に分析を行います。すでに各予備校の事例分析や模範解答は出揃っているので、そこから大きく外れている解答やその解答を導きだすプロセスの欠点を自ら抽出します。すなわち、自分が持つ「読む・考える・書く」の各プロセスの中で、変えなければいけない点を見つけ、改善のための実施事項を決めることです。

 

 

リンフ(lingfu)が平成25年度の試験を終えた後、抽出した変えるべき点は、

①解答作成のプロセスが設問対応であり、事例企業の全体戦略が見えていない

②解答の表現が抽象的で与件の言葉を使っていないのでロジックが通じにくい

③事例Ⅳの得点が安定していない

でした。

そして変えるべき内容は、

①社長の想いと事例企業が進むべき方向性を読み取る練習をすること。これは所属する勉強会の有志が行う討論の場を活用する

②解答はすべて因果で構成し、因すなわち根拠はすべて与件文にある言葉を使うことを自分のルールとして徹底する

③財務においては、2次試験向けと言われる問題集を繰り返し解く

こととしました。

 

 

今までの自分でいる限り、合格することはありません。変えるべき点をしっかり自分の中で納得し、決定してから、来年に向けた具体的なスケジュール計画を作成しましょう。

スライド1

 

明日はお待ちかねの「詰め込み女王」アスカ先輩の登場です、乞うご期待!

 

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