こんにちは、オスカルです。5年の受験生活を経た後の生活を晒しますよ
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こちらは私が受験生時代にお世話になっていた診断士YouTuberほらっち先生が良くおっしゃっていた言葉です。当時は半信半疑ではありましたが、本当にその通りでした。ジェットコースターのように目まぐるしく様々な活動機会が訪れます。
企業内診断士でしたので、その領域は限られていたものの、合格してすぐに実務補習の申し込みが始まり、そこから受験支援団体の運営や、ふぞろいの執筆活動、協会への入会、実務従事など、ありがたいことに様々な活動への参画機会を得ることができました。
※画像は生成AIによるジェットコースターのイメージです
試験合格後の主な活動の時系列はコチラです
そんなこんなで2月、3月は一瞬で終わりました。
試験に合格しただけでは中小企業診断士にはなれず、実務ポイントを15ポイント、つまり15日相当の実務経験が求められます。協会が提供しているのが実務補習、民間が提供しているのが実務従事となりますが、行なう内容はほぼ一緒です。
私はコスト面、時間の都合から、2月に実務補習5日間、6月に実務従事10日間を申し込みました。5人から6人くらいのチームで企業の経営診断を行うのですが、今の仕事柄あまりチームでプロジェクト、みたいな活動は行なっていなかったので、作業の進め方や会話のやり取り全てがとても新鮮でした。
ただしやはりあの難関試験をパスしてきた方々の集まりです。優秀な方が多く、学びも多い一方で自分の無力さ、スキル不足を痛感する場面も多々ありました。今でも交流が続いているメンバーもおり、当時の思い出話で盛り上がったりします。
診断士としての自分の強みと弱みを知る良い機会になります。
受験生時代にお世話になっていた受験支援団体「ココスタ」にて、微力ながらその運営に携わらせて頂きました。お世話になっていた受験支援団体への恩返しと、過去に塾講師のアルバイトをしていた経験も活かすことができればという思いで参加しました。
10人程のメンバーで運営しており、受験支援団体としての人的資源は少なめでしたが、その分コミュニケーションの円滑さ、個々人の自由裁量の多さ、意思決定の迅速さ、といったやりやすさはとても感じておりました。活動はオンラインが主体でしたが、週2~3回の勉強会で受験生へのアドバイスを行なったり、定期的にセミナーを行なったりと、10月末の2次試験の試験日までは受験生と一緒に駆け抜けてまいりました。
受験支援団体は他にも魅力的な団体が多数存在しており、限られた経営資源の中でどのように他と差別化を図って集客につなげていくか、参加している受験生の愛顧をどのように高めていけるか、というのがマーケティングの実践のような形で日々考えさせられておりました。
勉強会はスプレッドシートへの記入を事前に行ったうえで相互にコメントする形式です
※画像はイメージです
セミナーは主に事例Ⅳの担当をさせて頂いておりました
関わった皆様にどうか良い結果が訪れますように・・・
執筆活動としては、やはりこちらの「ふぞろいな合格答案エピソード17」の執筆です。本を執筆する、とう体験は初めてでしたし、不慣れなことだらけでした。
それでも良いメンバーに恵まれて、刺激を受けながら手掛けた本を世に出版させる、という経験をさせて頂きました。5年という受験期間を経ていただけあって、ふぞろいに対する思い入れは元々強かった方だと思います。受験参考書としてはもちろん、過去の出版本は自分がダメだった回の受験生が執筆していた本というのもあって、正直憧れと同時にかつてのライバルだった執筆者達に嫉妬の気持ちも多少なり抱いておりました。
そんな中、実際プロジェクトに関わってみて、先輩達のノウハウの蓄積やふぞ17メンバーの貢献意欲の高さ、助け合いの精神に触れることができましたし、「ふぞろい」と改めて向き合う非常に良い機会にもなりました。全体を通しても大変自己成長を実感できたプロジェクト活動となった気がしております。
少しでも誰かの役に立ってくれていると嬉しいです。
私は現在、東京都中小企業診断士協会に所属させて頂いております。こちらの協会は規模が大きいだけあって、いくつもの魅力的な研究会がございます。年二回、スプリングフォーラムとオータムフォーラムというイベントを実施していて、そこで実際の協会や研究会の活動を直接当事者から聞く機会もあります。
先に述べたように、受験支援団体の活動も忙しかったので、研究会には結局まだ入っておりません。代わりに6つある支部の一つの国際部に入部しました。外国語学部を卒業していたり、海外の駐在経験もあったりしたので、そこで得たノウハウを活かすことができるのではと思った為です。現在はその中で、中小企業の海外進出に関するセミナー等のサポートを行う機会を頂いております。
企業に勤めていると中々自分の意志で部署を決めるのは難しいですが、診断士協会はその点、自分の入りたい部に入りやすいので、自身の活動領域を広めるにはもってこいの環境だと思いました(東京以外の協会の事情は分からないですスイマセン)。
※画像は東京都中小企業診断士協会ホームページより
【ご参考】東京都中小企業診断士協会ガイドブック2024-2025
プロコン塾からカラオケ同好会まで、様々な活動が行われております。
企業内でもバリバリ・・・と、言いたいところですが、勤め先は中小企業診断士が珍しく、資格手当などもない為、周りからの評価が劇的に変わった、というのは今のところありません。
ただし診断士の学習で得た知識は間違いなく日常業務の改善提案等で活きておりますし、また最近では協会のセミナーに参加して、その内容を組織に展開する機会も増えてきたように思います。この積み重ねで少しでも社内における中小企業診断士の地位向上に繋げることができれば、と期待しております。
※画像は生成AIが考える企業内診断士のイメージです
勤め先で「診断士の会」が発足する日は来るのでしょうか・・・
以上、診断士1年目のリアルでした。よく言われる「補助金」だったり「経営診断」といった、いわゆる一般的な診断士らしい活動はまだできておらず、「開業届」、「独立」なんかもまだまだ夢のまた夢ですが、それでもかなり充実した1年目を過ごさせて頂いているように感じております。
もちろん運もありましたし機会に恵まれたのは間違いないです。ただし、診断士の世界は飛び込めば飛び込むだけ、今までになかったようなチャンスが溢れていることも事実です。是非とも診断士試験合格後の一つのご参考として頂ければと思います。
次回の投稿は「けんけん」の1年目のリアルです。先日まで受験生だったけんけんはどんな想いを語ってくれるのでしょうか?
受験生ならではの視点に乞うご期待です!