こんにちは!ふぞろい17最長老メンバー「むらまさ」です。
中小企業診断士試験における最初の関門、「1次試験」まで残り1か月を切りましたね。
「まだ全然仕上がってないよぉぉ!」という方もたくさんいらっしゃると思います。
大丈夫です!わたしも7月頭の時点で結構ヤバい状態でした。
目次
皆さん、模試は受けましたか?現在の実力を客観的に把握するためにも一回は受験することをお勧めします。
わたしの場合、模試なるものの存在をすっかり忘れていたため6月中旬に慌てて申し込みました。ただ、動き出すのが遅かったのか各予備校主催の会場模試は全て受付を終了している状況……。仕方なく自宅で受験出来る模試を選択しました。
普段から1次試験の勉強に利用しているSTUDYingでも模試はありましたが、他社の模試を受けた方がより正確な実力がわかる気がしてLECの1次ファイナル全国模試を自宅で受験し、すぐに自己採点しました。
結果は以下のとおり。
LEC1次ファイナル全国模試結果(7月第一土曜・日曜に自宅で受験)
【合計点】392/700点
【企業経営理論】46/100点
【財務・会計】72/100点
【運営管理】57/100点
【経済学・経済政策】52/100点
【経営情報システム】60/100点
【経営法務】56/100点
【中小企業経営・政策】49/100点
本番の1か月前でこの状況。足切り科目が無いことと、苦手だった「財務・会計」が72点と高得点(わたしにしては)だったことが救いでしたが、60点越えは2科目のみ。その日はふて寝しました……。
ひと晩考えたのち、以下の戦略に切り替えることに。
①1次試験突破を2年計画に変更。(勿論、運が良ければ1年でも)
②2年目の効率を考えて、1年目は2次試験に関係の無い4科目(経済学・経済政策、経営情報システム、経営法務、中小企業経営・政策)の科目合格を狙う。
つまり、残り1か月間の勉強を暗記3兄弟(情シス、法務、中小)+経済に全振りする方針です。
それからの1か月間はとにかく4科目に全集中の日々。勉強方法自体は6月までのやり方(STUDYing+まとめシート・YouTube・過去問完全マスター)からほとんど変えていませんが、勉強科目を絞ることで夫々の完成度を高めることに集中しました。
4科目の中でも1年目に必ず科目合格したかったのは「中小企業経営・政策」でした。
理由は単純で、面白くないので2年も勉強したくないからです。
そのためラスト1か月間で一番勉強時間を割いたのもこの科目でした。
勉強の内容は以下3つです。
①中小企業白書・小規模企業白書概要をざっと読む。
「中小企業経営・政策」全42問のうち、半分の21問は「中小企業白書(たまに小規模企業白書)」から出題されます。ただ、中小企業白書と小規模企業白書って字が細かいうえに合計800ページ以上もあるんですよね。ただでさえ時間の無い直前期。わたしには全文を読む時間もこころの余裕もありませんでした。
そこでお勧めは、経済産業省から出ている「中小企業白書・小規模企業白書概要」です。
重要項目のみピックアップしてあり、グラフもふんだんに使用されているので読みやすく、記憶にも定着しやすい構成になっています。概要をざっと読むことで大まかなトレンドを把握することに努めました。
➁一発合格まとめシートの「語呂合わせ」を覚える。
著作権の関係で詳細は割愛しますが、この書籍はイラストと語呂合わせが秀逸です。
日本の全企業における中小企業数の割合「99.7%」や売上高の割合「44%」、業種別の売上高ランキングなど重要な項目をイラスト+語呂合わせで覚えやすくまとめてあり、記憶力に不安のあるわたしでもすんなり覚えることが出来ました。
③過去問完全マスターをひたすら解く。
上記①②のあとはひたすら過去問完全マスターを回しました(AランクとBランクのみ)。
「中小企業経営・政策」は過去問を勉強してもあまり意味が無い、という意見もありますが過去問を10年程度続けて解いてみると、実は毎年出題範囲が変わっていないなど出題傾向に決まったパターンがあることを実感出来ます。
ちなみに中小企業関連の法案は改正されることもままありますが、解説文に丁寧に記載されているので心配無用です。
上記勉強を1か月行った結果、「中小企業経営・政策」は1次試験の本番で71点を獲得、模試の49点から大きく伸ばすことが出来ました。
ちなみに中小企業診断士にとって中小企業白書ってとても大切です。受験生時代よりも読む機会が増えました。
ラスト1か月間の勉強を4科目に絞ったのが功を奏したのか、たまたま運が良かったのか、1次試験本番の結果は456点でなんとか合格することができました。ただ、模試で72点だった「財務・会計」が本番では40点という結果に……。
いま思えば、毎日1問でもよいので数字に触れるべきだったと反省しています。
これが後日、2次試験の勉強にまで響くことになるのですが、詳しくは後日に回します……。
明日のブログは、受験生メンバーの「けんけん」です。受験生ならではの視点から、1次試験の必勝方法を熱く語って頂きます。お楽しみに!!