皆さん、ご無沙汰しています。ふぞろい17最長老メンバー「むらまさ」です。
このおじさん誰?って思った人はこちらをご覧ください。
本ブログでは、長年の不摂生及び加齢から来る記憶力の衰えと戦いながら、中小企業診断士1次試験に滑り込みで一発合格した経験をゆるくお伝えします。
目次
【合計点】456/700点(自己採点)
【経済学・経済政策】84/100点
【財務・会計】40/100点
【企業経営理論】57/100点
【運営管理】64/100点
【経営法務】76/100点
【経営情報システム】64/100点
【中小企業経営・政策】71/100点
ある意味、戦略どおり(後述)の結果でした。ただ、「財務・会計」の出来が思った以上に悪く、1問でもマークミスがあったら「足切り」という状況で、合格通知を目にするまで毎日ヒヤヒヤしていました。
おかげで二次試験の勉強に身が入りませんでした
私が中小企業診断士試験の受験を決意したのは2022年12月中旬、53歳の冬でした。この歳になるとぼやっとした計画では長続きしません。試験勉強開始にあたり出来るだけ具体的な目標を立てました。
【科目毎の目標点数、目標勉強時間】
①財務・会計(目標50点・目標勉強時間100時間)
超苦手科目。今までの人生ずっと数字を避け続けて来ました。共通一次試験(古い)も数学が嫌すぎて逃げました。60点以上は狙わない戦略ですが、勉強開始時の実力は20点以下。まずこの科目の攻略が最優先課題でした。
②経済学・経済政策/運営管理/中小企業経営・政策(目標60点・目標勉強時間80時間)
知識無さ過ぎて難しいかどうか判断不能だったので、とりあえず合格点を狙う方針にしました。
➂企業経営理論(目標70点・目標勉強時間80時間)
会社の研修で受講したグロービス経営大学院で「企業経営理論」は勉強済なので何とかなるはず。(ちなみにファイナンスの授業もありましたが授業中の記憶がありません)
④経営法務(目標80点・目標勉強時間60時間)
実は法学部出身です(30年以上前に卒業)。ビジネス実務法務検定2級の資格も保持しています。比較的得意分野なはずなのでここで「財務・会計」の穴を埋める戦略です。
⑤経営情報システム(目標80点・目標勉強時間80時間)
情報通信系の会社に約30年間勤務しています。多分大丈夫です。でも2進数判りません。ちなみにCCNAというCisco Systems, Incの資格を持っています。
目標合計460点。かなりギリギリの目標ですが、高望みすると途中で心が折れる気がしました。
【科目毎の実際の勉強時間(スタディングのみ)】
「中小企業経営・政策」以外は大体目標どおりの勉強時間でした。「中小企業経営・政策」の勉強時間が少ないのは、この科目の攻略はスタディングだけでは難しいと早々に判断したためです。
【12月~8月までずっと使用した教材】
①スタディング
勉強時間の80%程度はこの通信学習に費やしました。移動、入浴、トイレ、商談の待ち時間など、ありとあらゆる隙間時間でスタディングアプリの問題をひたすら解く。出勤前の2時間、休日など机に向かえる時間は、PCで「授業の動画を観る→すぐに問題を解く→また動画を観る→問題・・・」をひたすら繰り返しました。勉強習慣を身に付けるという点とベースとなる知識を身に付けるという点で有効だったと思います。
②YouTube「ダンシ君のサブノート_中小企業診断士Channel」
聞き流し用一問一答を中心に睡眠時ひたすら再生。12月の勉強開始以降、試験本番の前日まで毎日続けました。ダンシ君とねずちゃんの程よいテンポの会話がとても耳障り良くお勧めです。
【6月以降追加した教材】
➂一発合格まとめシート(前編・後編)
直前期(6月以降)に入り、知識の整理をする目的で購入しました。イラストがたくさん使われており、謎の語呂合わせも多数掲載されていることから、暗記科目の手助けという意味で使いやすいと思います。試験当日のファイナルペーパーにも使いました。
④中小企業診断士試験過去問完全マスター7(中小企業経営・政策だけ)
「中小企業経営・政策」は、スタディングやまとめシートだけではどうしてもダメでした。藁にもすがる思いで6月後半に過去問完全マスターを購入し、ひたすら頻出問題を覚えました。この科目は毎年出題パターンがほぼ決まっているので、直前期に過去問10年分を徹底的にやる、という戦略はかなり効率的だと思います。
⑤YouTube「はじめよう経済学」
経済学素人の私が84点取れたのはこのチャンネルのおかげです。スタディングを何周回しても、IS‐LM分析?流動性のワナ?という状態でしたが、このチャンネルでは、素人にも理解できるよう丁寧に理屈を教えてくれるので、経済学の考え方が基礎から理解できました。容量の限られた脳内メモリを経済学の暗記に使わなくて済んだのは大きいです。2倍速で視聴するのがおすすめです。
若い頃と比べて記憶力が低下していることは否めません。名刺交換した人の顔もよく忘れます。そこで自分なりに工夫して、勉強した内容を少しでも多く脳内に留める工夫をしました。
【隙間時間はスタディングでひたすらアウトプット】
「記憶を定着させるにはインプットよりもアウトプットに重きを置く」ということはよく聞きますが、アウトプット(=問題を解く)の手段に問題集などの書籍を使うと、いちいち机に向かう必要があるなど結構ハードルが高いものです。私の場合はスタディングのスマホアプリが役に立ちました。通勤時間は勿論、食事、入浴、トイレでふんばっている時など、ありとあらゆる隙間時間にスマホを持ち込みスタディングのAI問題を解くことに使いました。
「AI問題を20問連続正解するまで湯船から出ない」、「降りる駅までに絶対に10問解く」、「連続30問正解するまで晩酌禁止」など、厳しめの自分ルールを設定することで常に集中力と緊張感を持って問題に向き合うことが出来ました。程よい集中と緊張感は年齢に関係なく記憶の定着に役立つようです。(ちなみにスタディングのAI学習とは過去正解した問題や間違った問題をAIが分析し、その日解くべき問題が表示されるという仕組みで、勉強を進めていくと一日のノルマが100問を超えるという鬼のようなツールです)
風呂でのぼせることや電車を乗り過ごすこともしばしば
【睡眠時間も無駄にしない】
みなさん、睡眠学習枕って知っていますか?私の子供の頃(昭和40年~50年代)に流行った?「寝ている間にクラスで一番になれる」という魅力的なマシンです。残念ながら試したことはありませんが、睡眠時間を勉強に使えるという点はとても魅力的に思え、診断士の勉強で試してみることにしました。
令和の現在、睡眠学習枕を入手することは不可能なので、実践した方法は就寝時スマホのYouTubeアプリで「ダンシ君のサブノート」を再生したまま寝る、というシンプルなものです。すぐ寝落ちできるといった効果の方が大きかった気もしますが、試験本番までの7か月間毎日続けたことで、目をつぶれば「ダンシ君とねずちゃんのセリフの応酬」が自然と頭に浮かぶレベルにはなりました。一説によると、人は睡眠中に記憶を定着させるらしいので、一定の効果は有ったのかもしれません。
とりとめの無い内容になってしまいましたが、絶対に合格する!という強い決意があれば
高齢者でも何とかなる(昭和の根性論)というのが、1次試験の勉強経験で得た私の結論です。皆さんも気合と根性で1次試験の合格を勝ち取ってください。
明日のブログは、私と同じ中年の星(失礼汗)「かーず」です。日商簿記2級、FP2級など私に無い強みを持っている立場から、独学でストレート合格できた秘訣を(私と違い)ロジカルに語って頂きます。お楽しみに!!