【ドロ沼脱出法】最後の仕上げは原点回帰!!~残り2週間の過ごし方~

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こんにちは。
多年度生合格ナビゲーター、キッラーンです。

いよいよ本試験まであと2週間、準備は万全ですか?

と聞かれて「はい!」と答えられる人は少ないと思います。6回受験したキッラーンも、いくら万全に準備したつもりでも、直前になると毎年不安になりました。前回のブログ では、試験直前に不安になり、知識の詰め込みに走って失敗した話を書きました。今回は、少し違う観点で最後の仕上げについて書きたいと思います。

前回のブログにも書きましたが、人は不安になると、ついあれこれ手を出したくなります。しかし、最後の仕上げの段階ではこれは逆効果です。今から本試験までの間で、大切なことは大きく2つです。

【1】自分にとって本当に大切なことにフォーカスして調整する。
【2】万全なコンディション作りをする。

特に【1】については人それぞれです。今年、勉強をスタートするにあたって、もっとも大切にしてきた課題は何なのか、改めて振り返ってみてください。そして、その課題を軸に、自分にとって本当に大切なことを数個に絞りましょう。異様な緊張感のある本試験では、多くのことに注意しながら力を発揮するのは困難です。

実際のところ、ベテラン受験生(笑)のキッラーンでも、やはり昨年も直前には少し気持ちがブレました。しかし、そこで自分にとって大切なことに気付いたおかげで、最後の週には【2】の万全なコンディション作りに専念することができたと思っています。

と、ここまでが今回のブログで一番伝えたいメッセージです。

これから先はそのメッセージをより具体的にお伝えするために、キッラーンがちょうど昨年の今頃に「原点回帰の大切さに気付いたエピソード」と、「最後の2週間をどう過ごしたか」を書きたいと思います。

昨年の本試験の2週間前、キッラーンは最後の仕上げとして、ある予備校の合宿に参加しました(と書いてしまうとピンとくる人もいると思いますが、2日間に渡って4事例を解き、その日中に採点結果が出るアレです)。

そこで、キッラーンは事例Ⅲで大事故を起こしてしまいました。総合点としてはそれほど悪くなかったのですが、実はその前年度の本試験でも事例ⅢがCで不合格になっていたので、「オレってホントは事例Ⅲ苦手なんじゃないか?」と土壇場になって急に不安になってしまいました。

その後、平日の夜はひたすら事例Ⅲの復習にあてました。「どこかに修正点があるはずだ」と思って、いろいろと見直しました。しかし、特に自分のやり方に大きな問題があるように思えなかったのです。

そして本試験1週間前の土曜日。散々悩んだ結果、ふと大切なことに気が付いたのです。事例Ⅲを解いた時だけ、自分が一年間大切にしてきたことを忘れていたということに。

過去のブログでも書きましたが、キッラーンは「平常心」をテーマに過ごしてきました。(参考「【ドロ沼脱出法】「平常心」のための勉強法 ~やりすぎは不合格のもと?~ 」)なるべくリラックスして、普通の日を過ごすのと同じように事例を解くことを心がけてきました。当然ながら、この合宿も同様な姿勢で臨みました(初日までは・・・)。

しかし、1日目の成績が思った以上に良かったので、つい、2日目に「いっちょ1位狙ったろか!」と思ってしまったのです。お察しの通り、その2日目の朝一の事例というのが事例Ⅲだったのです。

この失敗を通して、自分が合格する上で一番大切なことが何なのかについて、改めて直前で痛感することができました。おかげで、最後の1週間は何の迷いもなく「いかにテンションを上げないか」に専念し、コンディション作りに励むことができたのです。

ここで、昨年のキッラーンが最後の1週間をどう過ごしたのかを紹介します。

【月曜~木曜】

<朝> 過去問の解答骨子作成(40分)

<通勤電車の中> 過去問を見ながら解法プロセスのイメトレ

<昼休み> 朝に取り組んだ事例のうち1~2問を書く

<帰宅後> 事例Ⅳの計算問題

※朝起きる時間は、試験当日に起きる時間に合わせた。
※「朝」と「帰宅後」はその日のコンディションによって、適度にサボり
※夜はなるべくゆっくり音楽を聴く時間などを作り、ビール1杯だけ飲んで早寝。

【金曜日】

<朝> 月曜~木曜と同じ。

<午後> 仕事を半休して会場の下見に。ちなみに、昨年は東京外国語大学。生まれて初めて多摩川線に乗り「ぶらり途中下車の旅」的な気分を味わえてリラックスできた。

 

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<夕方~夜> 趣味のテニスをしてリフレッシュ! ほどよく疲れて夜は熟睡

【土曜日】

<午前中> 最後の仕上げで勉強。といっても、簡単な計算問題と、写経程度で終了。

<午後> 部屋の掃除をしたり、趣味のギターのメンテナンスをしたり、近所の温泉リラックス。ちなみにこの日、フェイスブックにこのことを投稿したら、ポンポロさんに「今回余裕ッすねー。」というコメントをもらった。これに対し「散々押してダメなので、ちょいと引いてみることにしました。 明日は、お互い出し切りましょう(^^)」と返信をした。二人とも受かってホントよかった。

<夜> この日も近所の温泉に行ってリラックス。だが、寝ようと思った時にテレビでレッドツェッペリンの特番をやっていて一瞬熱くなってしまった。が、録画してすぐに就寝。

【日曜日】

<朝> 予定通りに起床。軽く簡単な計算問題を解いて、アタマのスイッチをON

<出陣> 前年に不合格となって死ぬほど落ち込んでいた頃、聴いているうちに少しずつ動こうという気分にさせてくれた曲を、家を出る前に聴く。改めて初心に帰っていざ出陣!

<移動中> 試験会場までの電車の中では、予備校の音声講座を半分ボケ~ッとしながら聞く。半分はアタマの準備、半分はリラックス。

しかし、試験会場で最後の難関を突破する必要が! 例年、勉強会のメンバーが応援に来てくれて熱いエールを送ってもらうのだが、今回は「気合が入ってしまう」のが怖いので回避したかった。ところが、幸いなことに(?)今回は別会場に応援隊の大半が行ったらしく、すんなりと最後の難関を突破(笑)して会場へ。

<着席> 早目に席についたら、時間まで無心で写経

<試験開始> 試験が始まったら、「平常心」で力を発揮するだけ!

キッラーンが試験前にみなさんにメッセージを送るのはこれが最後です。

繰り返しになりますが、これから試験日までは余計なことに振り回されず、以下に専念して合格を勝ち取ってください!

【1】自分にとって本当に大切なことにフォーカスして調整する。

【2】万全なコンディション作りをする。

次のキッラーンの登場は試験終了の翌朝となります。その際は試験直後に必ずやっておきたい再現答案作成のポイントをお伝えしたいと思います。

さて明日は、前回のブログで自分のメモを惜しげもなく公開してくれたけいたんから本試験前の最後のメッセージがありますので、お楽しみに!

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