こんにちは。
2年目生合格ナビゲーター、はらっちです。
だいぶ涼しくなりました。昨年の今頃はまだまだ暑く、半袖で過ごしていたように思います。今年は気温の下がるタイミングが早いようなので、風邪をひかないように注意してください。
さて、以前はらっちのブログで「新聞メモ」をご紹介しました。今回は、同じく「新聞メモ」の中から、事例3のヒントになりそうなメモを抜粋してご紹介します。
設計、調達、加工、検査、発送まで社内で取り組む一貫体制を構築している。製品の信頼性を高め、維持することで、顧客の信頼獲得に努めた。品種の多様化や短納期などの厳しい要求に対応するため、製造現場での整理整頓の徹底による無駄の削減や、指導員制度の導入によって多能工化を進めた。
この3行ほどの記事から、C社の
①強み
②経営課題
③対策に対する留意点
を考えてみてください。
①強み
・設計から発送まで対応可能な、社内一貫生産体制
→付加価値をつけやすく、利益率が高い可能性がある。
・製品の信頼性を高め、維持することで顧客の信頼を獲得
→継続的な取引で安定的な取引量を維持できた。
・高い利益率×安定的な取引量=安定的な収入基盤がある
②経営課題
・品種の多様化
→段取り替え増加+取扱う部品の種類増加
→今後コストアップ・リードタイムが長期化する可能性がある。
・短納期要求
→顧客の信頼を得続けるために、リードタイムを短縮する必要がある。
③対策に対する留意点
・整理整頓の徹底
→運搬の手間、部品・工具の探す手間(ムダ)を削減してコストアップを抑制する
留意点:一過性で終わらないよう維持・継続する
・指導員制度の導入による多能工化
→複数工程を担当できる多能工を育成し、加工工程の複雑化に対応する
留意点:育成に時間がかかるので、指導員の負担増を軽減する
たった3行ほどの文章ですが、色んなことが想像できます。また、実際に紙にメモしてみることで考えがまとまったりもしますから、ふとみた新聞で事例に似たテーマがあれば、ぜひ強みややろうとしている対策、その留意点まで考えてみるのも、考える力を日常的に鍛えることができる方法のひとつです。
さて明日は、先日新幹線の出発時間が迫り、タイ料理コースを途中で終了となったすぎっちです。その悔しさを絵でどのように表現してくれるのでしょうか。