【事例I、II、III】与件文を読んだのに、何も頭にのこらない…。ポイントを外さす読む方法。

同友館
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多年度生合格ナビゲーターのみほみほです。明日はいよいよ、ふぞろいの秋セミナーです。大変多くの方にお申込みいただき、8月中旬には満員御礼となりました。申込みいただいた方、ありがとうございます! ふぞろいメンバ一同、お会いできるのを楽しみにしています。満席で申込みが出来なかった方、申し訳ありません…。お越しいただけないのは残念ですが、ブログや書籍を通じて、みなさんの応援をさせていただきます!

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(よし、がんばろう!!)

 さて、少し時間を戻して、8月のふぞろい夏セミナーの話です。質疑応答のときに、こんなご意見をいただきました。

「与件文を読み終わった後、頭に内容が残っていないことがあります。どうしたらよいでしょうか?」

そういえばみほみほも、そんな悩みを抱えていたなあと思い出しました。ご質問をいただいてから、「どうして『与件文が頭に残らない』状態になっていたんだろう?」と振り返ってみた結果、みほみほの場合、以下の2つが原因だったのではないかと思います。

 

(1)与件文を読むときに、どんなポイントをチェックして読むべきかがわからない。

(2)与件文を読むときに、ポイントをチェックすることに注力しすぎて、全体のストーリーを追いかけられない。

 

今日は、この2つを深掘りし、みほみほが「どうやって『与件文が頭に残らない』状態を乗り越えたか」について、書いてみようと思います。

 

(1)与件文を読むときに、どんなポイントをチェックして読むべきかがわからない。

勉強を始めたばかりのストレート生のころは、この傾向が強かったように思います。とりあえず与件文を通して読んでみるものの、何がポイントなのかがわからず、ふわっとしか頭に残らない。特に事例IIIは、技術的な内容も多くて意味がわからず「製造技術について、もっと専門的なことを勉強しなければダメなのかなあ」と思ったりしました(今となっては「1次試験の知識と、過去問や予備校の演習を通して事例問題を解いていれば十分」と思うのですが…)。

 

これをどうやって乗り越えたかというと、「与件文を読むとき、どんなポイントをチェックするかを明確にする」ことだと思います(そのまんまじゃないか! という感じですが…)。

みほみほは某大手予備校に通っていたので、予備校で習ったポイントをベースに、チェック項目を決めていました。全てをチェックするとけっこう量が多いのですが、ストレート生のころはたくさんチェックする余裕はなかったので、特に重要なものだけに絞ってチェックしていました。勉強が進んで情報処理能力が上がってからは、だんだんとチェック項目を増やしていきました。

参考までに、みほみほがチェックしていたもののうち、特に重要なものを挙げてみますね。

 

・事例I:強み、課題

・事例II:ターゲット、競合、協力者、ニーズ、シーズ

・事例III:問題点、ヒト(○○部、○○担当者、等)、課題

 

なお、みほみほのチェック項目の全容は、ふぞろい8の書籍の読者プレゼントとして、webからダウンロードできます。よかったらそちらもご覧ください。

 

(2)与件文を読むときに、ポイントをチェックすることに注力しすぎて、全体のストーリーを追いかけられない。

 

2年目生以降になって勉強が進むと、(2)が強くなったと思います。「とにかく漏らさずポイントをチェックしよう」と思い、トレーニングを積むうちにどんどんチェックする精度は上がったのですが、与件文を「これは『強み』」、「これは『課題』」と細分化して読んでいくと、最後まで読み終わっても「…で、何だったっけ?」と思ってしまうことがありました。

 

これの克服法の1つ目は、復習のときに「この事例って、つまり何? この企業はどんな企業で、何が課題なの?」と、頭の中で要約する練習をして、ポイントが頭に残るようトレーニングをすることです。与件文の余白に、段落の要約をまとめている友人もいましたが、みほみほは80分間の間にそこまではできなかったので、この勉強法を行いました。端的にポイントをつかむクセをつけるためには、良かったと思います。

 

また、ちょっと面白かった(そして意外と効果があった)勉強法は、「与件文を読むときの体勢を変えること」です。チェック項目を覚えたてのころは、与件文を読むときに「とにかくチェックすること」に必死でした。ふと気が付いたら、ものすごく背中を丸めて、与件文に顔をじーーーっと近づけてかじりつくように読んでいました。「もうちょっと全体の流れも意識して読まないと、ストーリーが頭に残らないな。そう、もっと俯瞰的に…」そう思ったみほみほは、丸めていた背中を伸ばし、与件文と顔の距離をぐぐっと離して、眺めるような意識で与件文を読んでみました。すると、全体のストーリーが頭に入って来やすくなったのです!

与件文と顔の距離を空けたことが良かったのか、物理的に読むときの体勢を変えたことで「全体の流れを追いかけよう」と意識づけられたのが良かったのかは分かりません。単純ですが、思いのほか効果があったので、よかったら試してみてください。

 

次回は、2年目生合格ナビゲーターのむらっちです。試験当日、どうやったら緊張せずにすごせるか、むらっちのアドバイスをお楽しみに。

 

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