こんにちは。詰込の女王、あすかです。
一次試験より2週間が過ぎましたね。勉強の進捗はいかがでしょうか。あまり時間はないですが、全力を尽くして頑張りましょう。
さて、今日は事例Ⅳについてのお話です。財務が苦手…事例Ⅳが苦手…という方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。そのような事例Ⅳ苦手っ! な方に向けたお話となります。
事例Ⅳと聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?
すぎっちが「事例別の特徴をワンセンテンスで言うと」とブログ記事の中で書いていますね。みなさんの中では事例Ⅳをワンセンテンスで言うとどんな感じでしょうか?
あすかにとっての事例Ⅳとは、「計算の事例=数学の事例」でした。
事例Ⅰから事例Ⅲに関しては、計算することがほとんどないため、「国語」の意識が強く、
事例Ⅳは一気に趣向が変わり、「数学」という意識を持っていたのです。
あすかは数学がそれほど嫌いではなかったため、「事例Ⅳは苦手で…うぅ(泣)」という事態にはなりませんでしたが、周囲にはいました。計算が苦手、数学が苦手だから事例Ⅳはできません…という考えだったのだろうと思います。
国語と数学では天と地ほど違いますね。文系と理系に分かれてしまうほど、極端なものであり、強い・弱いが如実に出てくる気がします。
しかし、実は事例Ⅳは事例ⅠからⅢと大して差はないのです。
事例ⅠからⅢでは、設問文を読み、与件文から根拠を探し出し1次試験の知識を加えて解答を作成します。
これはOKでしょうか? みなさんの考えと大体同じですか?
では事例Ⅳはどうでしょうか。
事例Ⅳでは、設問文を読み、設問文と与件文から根拠となる数字を探し出し、1次試験の公式を使って解答を導きます。
どうですか? 事例ⅠからⅢと同じですよね? まだ違うように見えますか?
あすかは違うところは一か所しかない、と思っています。
それは、探し出す根拠が「言葉」か「数字」かの違いです。
言葉を組み立てて120字の解答を書くのと、数字を組み立てて計算するのではたいして差はありません。
具体的に見てみましょう。
事例Ⅰを例にしてみましょう。
「利益率向上策? あー、これはインターナルマーケの問題じゃないか? まずは従業員満足が大事なんだろうな。そうすれば従業員の作業レベルも上がるし、定着するし、採用コスト下がれば利益率も上がるじゃないか。ほらほら、与件文にも従業員がすぐやめるから教育が大変って書いてあるぞ! 答えはきっとこれだっ! もう少し与件文から根拠を探して解答を作成しよう。」
では事例Ⅳでは?
「あー、これはCVPの問題じゃないか? 損益分岐点比率が聞かれてるしな。損益分岐点売上高は固定費を限界利益率で割ればいいんだよな。利益は営業利益ベースと経常利益ベースがあるんだっけ? 今回はどちらかな。あ、設問文にあった! 固定費と限界利益もあったし、計算しよう。」
問題を解いている最中は事例ⅠからⅢと事例Ⅳでは全く別のことをしているような感じがしていましたが、こうして文章にしてみるとあまり差はないですね。
何が問われているかを読み取り、1次試験の知識と与件文・設問文をミックスさせて解く。
この考え方は全事例を通して共通なのです。
これを忘れると…
げっっ、数学!? ムリムリムリ…
となってしまいます。
事例4つを通して問われているのは「その人が診断士としてふさわしいかどうか」です。
診断士になってみて思うのですが、その「ふさわしい」に数学力は入っていません。ある程度の計算は必要なのでしょうが、
重要なのは
「何が必要かわかること」
「その情報を集めてこられること」
「それらを組み立てて人に伝えられること」です。
事例Ⅰも事例Ⅱも事例Ⅲも事例Ⅳも、そういった診断士に必要な論理的思考力とコミュニケーション力が求められています。
あまり事例Ⅳだからといって、苦手意識を持たないようにしてくださいね。
事例Ⅳ=計算ではないですよ!
さて、明日ははらっちの登場です。どんなメモが飛び出すのかお楽しみに!
【セミナーのお知らせ】
好評につき増枠決定! 申し込みはお急ぎください!
■残り1か月からの逆転合格!
180枚の再現答案分析から見えてきたアタマひとつ抜け出す『書き方』のコツ
<日時>
9/12(土)10:00〜11:30(開場9:30)
【主な内容】
1.実例から学ぶ! ココで差がつく「得点できる解答」「得点できない解答」
2.【事例Ⅳ対策】 得点につながる「計算過程」の書き方
◆お申し込みはこちら◆
http://kokucheese.com/event/index/326273/
↓ポチっと応援クリック(マークをクリック)をお願いします。
合格ナビゲーターの更新の励みになっています(^^)/