こんにちは。
多年度生合格ナビゲーター、キッラーンです。
昨日は、東京でセミナーを開催しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。セミナーでは、キッラーンがドロ沼にはまった経験から「べからず集」と題して、これからの勉強での注意点および対策について話をさせていただきました。詳細はここでは長くなるのでお伝えすることができませんが、少しでも今後の学習のヒントになればと思い項目のみお伝えします。
【メインテーマ】
完璧を狙うべからず
【具体的例】
直前で知識に走るべからず
独りよがりになるべからず
事例Ⅳの難問に時間をかけるべからず
※なお、東京では水曜日にも同様のセミナーを開催しますので、ご都合の合う方はぜひご参加ください。
http://kokucheese.com/event/index/316273/
セミナーでは主に、ストレート合格や2年目で合格を目指す方に向けてメッセージを発しました。
しかし、ブログでは主に昨年のキッラーンのようなドロ沼受験生に向けてメッセージを発信しています。ここで大切なのは、キッラーンにはキッラーンの方針があって、それに沿って勉強したということです。今回の話はドロ沼受験生としての体験談ですので、正直なところ、ストレート合格や2年目で合格を目指す方には、勉強方法などはあまり参考にならないかもしれません。
しかし、あなたにはあなたの方針があって、それに沿った勉強方法があるはずです。今日のブログがあなたの方針探しや勉強方法探しのヒントになれば幸いです。
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さて、先ほどの「べからず集」の企画を煮詰めていく段階で、私と同様に合格までに何年もかかった昔の勉強仲間と話をしました。その際、長年勉強している人が合格するために必要なキーワードがありました。
それが平常心です。
昨年のキッラーンのように何年も勉強している受験生の場合、合格に必要な力は持っているはずなのに、なかなか合格できないことがあります。緊張感のため力を発揮できないことや、気合いが入りすぎて冷静な対応ができなかったり、ケースはさまざまです。そこで、本来の力を発揮するのに「平常心」が必要なのです。
昨年のキッラーンは、1次試験終了後から本試験までの間、「試験当日に平常心で受験する」ということだけのために過ごしていた、と言っても過言ではありません。これから2次試験まで、キッラーンがどのように過ごしていたのかを紹介します。
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具体的な話に入る前に、少しだけ7月までのキッラーンについて、振り返ります。受験生生活7年目に突入した1月は精神的にはドン底でした。そんな中でも、1週間に1時間だけ最低限の勉強を半年間続けてきました。7月の海の日の3連休から1次試験の勉強を開始し、勉強モードに切り替えました。
そして、1次試験も終了し、いよいよ2次試験の勉強開始! 「よーし! 気合い入れて今年こそ絶対合格するぞ!」と思ったのはその前の年まで。昨年は、そこまでテンションを上げませんでした。(というか、上がらなかったのかもしれませんが。。。)
では、なぜキッラーンはテンションを上げなかったのでしょうか。そこには大きく2つの理由があります。
①あまり力を入れすぎると勉強が続かない。
以前のブログで、キッラーンは「やる気ダム」という造語を用いて、モチベーションがどん底まで落ちた状態から、どのように勉強を続けるかを書きました(こちら 参照)。前年に比べて蓄積されたモチベーション量(「やる気ダム」の水位)が低いキッラーンは、最初はセーブして、試験の直前でやる気の大放水をしようと考えました。
② 勉強をやりすぎると成績が低下する。
もう一つの理由は、前年までを振り返り「勉強をやりすぎると成績が低下する」という傾向があったためです。正直なところ、1次試験終了後に勉強量をセーブするのはとても勇気のいることでした。しかし、結果を変えるには他に方法が思いつかなかったのです。
これらを少し一般化すると、こうなります。
ドロ沼受験生にとって大切なことは、
実力を付けることではありません。
大切なのは
①いかに本試験日に自分をベストの状態に持っていくか。
そのためには、
②自分にとってベストの状態とはどういう状態なのか
を知る必要がある。
このうち、②については次回のブログで説明しますので、今回は①について少し書きたいと思います。
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昨年の今頃から2次試験の勉強を再開したキッラーンですが、先ほども書いたように、「平常心」で本試験に臨むことが最大のテーマです。そこで、勉強を再開するにあたって以下の方針を立てました。
①趣味の練習と同じ感覚で、日常に無理なく勉強を盛り込む
②気分が乗らないときは、スパっとやめる。
③気分が乗っているときも、必要以上にやらない。
具体的には以下のようにしました。
①日常に無理なく勉強を盛り込む
<平日>
朝/過去問1事例の解答骨子作成(40分)
移動中/予備校の音声解説を聞く
通勤電車の中/過去問を見ながら解法プロセスのイメトレ
昼休み/朝に取り組んだ事例のうち1~2問を書く
帰宅後/事例Ⅳの計算問題
<土日>
・平常心で試験に臨む実践トレーニングのため、2週間に1回予備校に通いました。
・予備校のない日は過去問を1~2問、80分で解きました。
ここで、オススメしたいのが常に過去問を持ち歩くことです。通勤電車の中で解法のイメトレに使うのはもちろんですが、何か気になることを思いついたときにパッと過去問を見られる環境を作っておくことはとても大切なことです。
キッラーンは過去問(平成13年度から直近まで)を事例ごとに冊子にして持ち歩いていました。キンコーズなどで1冊あたり数百円で作れます。余談ですが、この冊子は「ふぞろい」の執筆やMTGでも大いに役立ち、他のメンバーからも好評でした。
②気分が乗らないときは、スパっとやめる
ただし、やめるだけではちょっと不安になるので、写経(模範解答などを書き写すこと)や簡単な計算問題などあまり負担にならないことはやるようにしました。
時には、写経をやりはじめたら少しやる気が出てきて普通に勉強したこともあります。
③気分が乗っているときも、必要以上にやらない。
普通の受験生の場合、日々の勉強の下限を決めると思います。しかし、昨年のキッラーンにとっては逆に上限を決めることが重要でした。理由は前述したとおり、①やる気の量に上限があるため、②勉強をやりすぎると成績が低下するためです。
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以上が、昨年のキッラーンの勉強法です。ただし、この勉強法が万人に通用するとは思っていません。キッラーンは「いかにして平常心で本試験に臨み、自分の力を発揮するか」という目的に注力した結果、ここに紹介した方法にたどり着きました。
冒頭でも書いたように、あなたにはあなたの方針があって、それに沿った勉強方法があるはずです。ぜひそれを早く見つけてください。最後に一つだけ質問です。
あなたが合格するために最も大切なことは何ですか?
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明日は、大阪セミナーにも参加しアレコレ堪能したけいたんが1次試験の自己採点結果の受け止め方について教えてくれるようですので、お楽しみに!
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残席残りわずか!!
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