ふぞろいON AIR延長戦前半

同友館
doyukan_logo

みんなの心を和ませてくれたゆーきちの「ふぞろい漫画」が最終回なんて悲しすぎます。

hoppy mouseさんお疲れさまでした!

さて、世間は年越し準備でせわしなくなってきましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。

「全米は泣いても、私は泣かない」Tommyです。

今回はいつもお世話になっているふぞろいの守護神ソーイチとのスペシャルコラボ企画「ふぞろいON AIR延長戦」を私と次回ソーイチの担当回ぶち抜きでやりたいと思います!

※「ふぞろいON AIR」が分からない方はぜひふぞろいな合格答案15をご購入下さい。


==========================================

ふぞろい16メンバーのブログは2月20日スタート!

どうぞお楽しみに!

===========================================


Tommyの部屋

ローコスト・ハイリターンの秘訣

Tom:いやー、ドイツに勝ったね(注:収録日11/24)。観てた?

ソー:観た観た。後半の追い上げ凄かったね。これを見て受験生も勇気づけられた人多かったんじゃないかな。

Tom:だよね。何事もやってみないと分からないってことが証明されたと思う。ありがとう森保!吉田!(どっちも長崎)

ソー:(笑)

Tom:さて、本題ですよ。今回は本誌「ふぞろいオンエアー」の延長戦ということですが、本編とは少し趣向を変えて、お互いについてインタビューし合うというEテレの番組「スイッチインタビュー」みたいな感じでお届けしようと思います。今回は主に私からソーイチへ質問攻めしちゃいます。訊きたいことがいっぱい!

ソー:お手柔らかにね。

Tom:何はともあれ1番に訊きたい!ソーイチってとにかく少ない参考書で合格してるよね。どうやってそれで合格できたのか不思議でならないんだけど、どんな神の手使ったの?

ソー:神の手じゃなくて普通に右手です(笑)。真面目に答えると、メインは過去問だね。僕は実際に試験を運営する人たち以外が作った問題って信じてなかったんだよね。あくまでも僕の考えなんだけど、結局は”予想”でしかないから。そんな独自の信念があって、基本的には過去問だけに頼ろうと。

Tom:ほー!それは私にはなかった考え方!じゃあ過去問をひたすら回してた感じ?

ソー:そうそう。主に通勤時間にスマホで1問ずつ過去問を解いて、解説を読んで、更に分からないワードはググって…って感じで学習を進めてたな。

Tom:すごい効率的!でもさ、テキスト読まずに過去問から入ったら、ちんぷんかんぷんじゃない?特に経済学とか財務とか。

ソー:うーん、でも財務とか情報システムとか仕事でかかわりがあってゼロからのスタートって程でもなかったし、経済学はそうやって勉強していったら何とかなったよ。あとその他の知識の隙間は「一発合格道場」とかのブログで埋めていったかな。あ、中小企業政策だけはスピテキも使ったね。アンド2年目に受験した科目だけはテキストも買ったな。

Tom:へぇー、テキストレスでも意外とやれるもんなんだねぇ。私なんてカラーボックス3段くらい診断士試験勉強関連書籍でつぶれてる。

ソー:それ、家賃もったいないね(笑)。テキストなしでもやれるはやれると思うよ。ただ、やっぱりきちんとテキストから学んで、体系的な知識を持ってる人を見ると「自分とは違うな」って思ったりするけど。

Tom:「勉強は基本的に平日の通勤時間のみ、休日は家族と過ごす」って構えなんて、中学生の「全然勉強してなーい」と言いながら必死でやってる人と同じような嘘だと思ってたけど、確かにこのやり方なら信憑性あるな。

ソー:いやいや、そんなとこでカッコつけても意味ないでしょ。

仕事×勉強

Tom:ソーイチと言えばふぞろい随一の仕事の早さで有名だよね。それも神業?

ソー:そんなに崇めないでよ、実際はクズ人間ですから(笑)。仕事が早いっていうのも、本業の状況を含めて、時間の使い方をある程度自分で組めるからってのは大きいと思うよ。

Tom:ほぅ。さっきの話にも出てたけど、診断士試験と関わりの深そうな仕事だよね。過去にソーイチがブログに書いてた話を読むと、あんまり財務とか情報システムとか関連なさそうなイメージだけど。

ソー:そうそう。元々は道路の設計をするエンジニアだったからね。その後入社3年目くらいで希望して投資部門の方に移動させてもらったんだ。そしたらプロジェクトを運営していく中で経営的な知識が必要になっていって、その都度自分で勉強していった感じ。

Tom:仕事に関する知識を自分で勉強していくって、さすがだね!全然クズ人間じゃないですよ。じゃあ、仕事は楽しい?

ソー:楽しいね!比較的自分の自由にできるし、自分でビジネスを作ってそれを成功させるのがめちゃくちゃ楽しい!

Tom:なんて羨ましい生活でしょう。妬けるわ~!仕事も楽しい、ご家族も優しい…

ソー:切り取ればそう見えるかもだけど(笑)。でも、1回目の一次試験では1点足りなくて足切りになった黒歴史もあるし。

Tom:それさ、私が受験生時代、いつも想定しては恐怖に怯えてたシチュエーションなんだけど、そのときってどんな気持ちだった?私だったら1週間は泣き続けるレベルの衝撃だと思うな。

ソー:え、そんなに?全然泣くような気持ちじゃなかったよ。むしろ「あれだけの教材でここまでやれるもんだな」って自信がついたというか。

Tom:すごいメンタル。じゃあ勉強がうまくいかなくてイライラしたりとかもない?

ソー:勉強でイライラ?(本当に理解できない様子) うーん、それはないかなぁ。仕事ではあるけど(失笑)。だって勉強でうまくいかなかったとこって、自分のウイークポイントが見つかったってことじゃない?だから、今のうちに見つかって良かったなと思う。

Tom:素晴らしすぎる…じゃあ緊張とかもしないの?

ソー:そりゃ緊張はするよ!でも「緊張はするもの」って覚悟しとけばいいんじゃない?緊張と仲良くなることが大切。

Tom:ソーイチ△(さんかっけー)!

俺流二次試験

Tom:ソーイチは二次試験は1回で受かってるよね。3回も受けた私としては、何で1回で受かったのか聞きたいな。

ソー:僕もとびきりいい点数で合格した訳じゃないから偉そうなことは言えないんだけど、やっぱり「大はずししない」ってのは大事かなと。二次試験の合格率って大体20%を切るくらいじゃない。10人に2人受かるかどうかって考えたらすごく厳しく聞こえるけど、実際はもっと高いと思ってるんだよね。

Tom:???その心は?

ソー:10人のうち、2人くらいは「もう間に合わない」って事前離脱していて、もう1人くらいは何らかの理由で当日会場に来れなくって、で、結局本気で臨んだ人の中からだと、五分五分くらいの感じで受かるんじゃないかって。

Tom:そりゃおめでたすぎるでしょ!いや、でもそういう考え方もあるか…他の人の考えって聞いてみるもんだねぇ。私はそんなこと、考えもつかなかった。

ソー:これもあくまで僕の理論だけどね(笑)。ただ、フレームワークをきちんと押さえて基本通りにやれば大丈夫じゃないかなってことは考えてた。あとは、手前味噌ですが「ふぞろい」シリーズだよね。

Tom:はい、一旦CM入りまーす。

ソー:二次試験は過去問の答えが公開されてないから、さすがの僕も何か教材を買わないとなって思ってた。それで選んだのが「ふぞろい」だったんだよね。まずは前年の「エピソード14」と「10年データブック」を購入したんだけど、前年の過去問を解くのは後半の力試しにしようって決めてた。だからそれ以前の年の過去問を解いて、「10年データブック」で採点しようとしたんだけど、それだと解答に至るまでの思考回路がよく分からなかったんだよね。

Tom:私「10年データブック」は買わなかったんだけど、あれって他のシリーズと違うの?

ソー:うん。分析だけで、会話パートがないんだよ。それで迷子になりかけた頃にようやく「エピソード14」を使ってみたら、会話パートに僕の知りたいことが載っていて「あ、これは買わなきゃな」と。そっからそれ以前のシリーズも何冊か入手して、ようやく軌道に乗り始めた感じ。

Tom:確かに、執筆側に回ると会話パートって重要だったんだなって気付いた。

ソー:そうそう。会話パートに合格者の頭の中が透けて見えるよね。あとはやっぱり一次試験と同じで情報収集にはネットをフル活用したかな。あ、「全知全ノウ」も買ったね。

Tom:結局この試験って教材も限られてるから、大体皆同じの使ってるよね。会場で同じ本持ってる人を何人も見かけて「大丈夫、皆この本以上の知識はないはず」って唱えてた。内輪話になるけど、執筆に関わってどうだった?

ソー:本当に良かったと思うよ。皆で意見を出し合って作っていくから、自分で満足したところでも他の人から指摘を受けたりとかあって、すごく勉強になった。色んな人の良いところを盗んで、それを自分の仕事にも活かせてるかなって思うね。

神のプライベート

Tom:ソーイチは私と違ってご家族がいるわけだけど、最初受験するときって、どんな感じだったの?

ソー:実はね、最初は家族に言わずに始めたんだよ。とりあえず試験日が土日だから、そこは予定があるとだけ話しておいて、あとはしれっと受験勉強に入っていった感じ。

Tom:ステルス的な!?それ凄いね。受験生を抱える家庭って大変だと思うけど、ご家族はどんな風に頑張るパパを支えてた?

ソー:うーん、支えてもらったというか、見守ってもらったって感じかな。あ、でもね、奥さんからは「2回目の二次試験はないからね」って言われてた(笑)

Tom:ローカルルールがあるんだ。何だかんだ、忙しい日々を乗り越えてご家族がうまくいってるのは、お互いの思いやりだなって感じるよ。うん、やっぱり羨ましい!(本日2回目)

ソー:「お互いの思いやり」そこ、アンダーライン!

Tom:フリクション(消せるペン)で塗っとくわ。ソーイチももう診断士本登録まで終えてるんだよね。協会とか入った?

ソー:いや、協会はまだ入ってないよ。首都圏には協会もいっぱいあるから、いい研究会があればそこの協会に入ってみようかなって感じ。まだはっきりとは決まってないね。

Tom:確かに、お仕事がそんなに充実してるなら、診断士一本にするとかはもったいないよね。さてさて、いよいよ私のパートも締めに入ってきましたが、最後に…

あなたにとって”プロフェッショナル”とは?

「期待以上に応えること。そしてそれと同時にお客様にとって唯一無二になること」
相手あっての仕事だって、常にそう思ってやってる。

Tom:かっこいー!90年代のトレンディ俳優みたい!靴下履いてる?

ソー:履いてる履いてる。寒いもん。

取材を終えて…

事例Ⅳ、企画、ふぞろいオンエアー、ブログの順番前後、そして同い年…と何かと縁があり、この10か月お世話になりっぱなしだったソーイチ。でもメンバー皆がそうであるように、なかなか長時間に渡って”無駄話”をすることができませんでした。実は心の中で「いつかはふぞろいオンエアー延長戦をやりたい」とずっと思っていたのですが…

今回、私の念願だった「対談形式ブログ」を提案したところ、ソーイチが快く応じてくれ、今回の記事を世に出すことができました。対談時間なんと3時間!ここに出したのはあくまでも一部です。振り返ると、オンエアーできないような内容がちらほら…お酒が進む進む。

でも同じ試験を受けていても、私とは全く違うことを考え、実行しているところに、改めて人間の面白さを、そしてこの試験の奥深さを感じました。だから落ち込んでいるそこの君!もしかしたらひとりで思い詰めて、見当違いのところで悩んでるだけかもしれないぞ!誰か他の人の話を聞くと、全く違った考えが出てくるかもしれません。

という訳で、いつも1番にレスポンスをくれるセクシージェントルマン、ソーイチにもう一度大きな拍手を!

さて次回は私の方がソーイチのお部屋にお邪魔して、あれやこれやと質問をされてきます。乞うご期待!それでは…

皆様、次回までご機嫌麗しゅう。

あっ!取られたっ!

「この記事が参考になった」と思った方はクリックをお願いします!
SNSでフォローする