ふぞろいON AIR延長戦後半

同友館
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ど~も、事例Ⅳと企画担当のソーイチです。

もうすぐクリスマスですね。年末が近づくにつれ、このお祭りムードが高まってくる雰囲気が大好きです。向こう数年のカレンダーをめくって、この付近の連休をカンニングしている人は僕だけではないはずです。

さて今回は、前回投稿のTommyに引き続き、スペシャル企画「ふぞろいON AIR延長戦」の続きです。今度は僕がTommyにインタビューしていきます。

ソーイチの部屋

よろしく、Tommy!

色々喋りたいことがいっぱい! よろしく~。

ソー:Tommyとは、ふぞろい活動の中でも何かと一緒になる機会が多いよね。企画をやればアイデアウーマンだし、切れ味鋭い突っ込みに、読む者を惹きつける文才の持ち主でもある。タレント揃いのふぞろいメンバーの中でひと際輝きを放つ、そんなTommyのルーツを探っていきたいと思います。

Tom:ほめすぎ~。同い年のメンバーとして、共通することも多いかも。楽しみ!

Tommyのルーツ

ソー:Tommyはふぞろいメンバーの中で最西端、長崎からの参加だけど、出身はどこなの?

Tom:出身も長崎だよ。大人になってから、神戸、横浜とわたり歩いて、また長崎に戻ってきてるんだ。

ソー:全部港町なんか! どおりで、Tommyのセンスには何か流行とか文化とか入り混じったような、人を惹きつける不思議な雰囲気があるのも、なんか納得だよ。

Tom:(笑)。そんなことないよ。実は人見知りだし、お酒の力を借りないと喋るのも苦手だし。でも、たまにお酒で失敗することもあって、家族からは「お酒の場ではしゃぎすぎないように!」って、いつも言われてるよ。

ソー:それは意外だな。出版記念パーティの時も、とても楽しそうに過ごしてたし、そんなイメージは無かったな。

Tom:ふぞろいの執筆中にZoomを通して何度もメンバーとは会ってたし、人となりも分かってたからね。また、みんなで集まってワイワイやりたいな。

多彩なキャリア

ソー:今度はTommyが社会人になってからのキャリアについて、聞いていこうかな。

Tom:最初は銀行勤めだった。そのあと結婚して、いったん専業主婦になったよ。そのあとパートナーの転勤でイギリスでの海外暮らしを経て、今は会計事務所で働いてるよ。

ソー:はぇ~、キャリアも多彩なんだね。さらっと海外移住も経験してて、なんだか華やかな感じだな。羨ましい! その中で、診断士を志したのはどのタイミングなの?

Tom:専業主婦の時に商工会議所にパート勤めしてた頃だな。そこで、診断士の方が多く在籍されてたんだけど、その仕事の内容を見てるうちに、診断士の専門性や業務内容にすごく興味を持ったんだ。

ソー:実際に診断士の仕事を見て、自分もそれを目指したいと思える。そんな魅力が、診断士資格にはあるね。Tommyと職種は違うけど、僕も上司が診断士で、やっぱり身近でその上司の仕事を見てて、診断士を目指すきっかけになったな。

Tom:ほんとに幅広い知識を勉強するから、どんな仕事にも役立つよね。合格後に参加した実務補習も面白かったな~。

ソー:Tommyは、協会にはもう入ったんだっけ?

Tom:うん、入ったよ。早速、診断士としての業務に参加する機会もあったよ。

ソー:お~、早いね。どんな仕事だったか、聞いていい?

Tom:とある行政からの受託業務で、地元の企業の経営状況なんかを調査して、レポートとしてまとめる仕事だったな。これからもそういった仕事を通じて、診断士同士のネットワークや、クライアントとのコネクションをつくっていけるといいな。

ソー:かっちょいい! 資格をとって数か月でもう仕事に結びつけるなんて、想像以上だね。受験の情報はたくさんあるけど、資格取得のその後の情報ってあまり見かけないから、どんなもんかと思ってたけど。Tommyをはじめ、メンバーの中にはすでに資格を生かしている人も何人もいて、改めて診断士の可能性を感じているよ。パワー!

Tom:まだまだ始まったばかりで、これからだけどね!

ソー:Tommyは他に何か、次なる資格取得にチャレンジしてないの?

Tom:実は診断士と並行して、社労士資格にもチャレンジしてたよ。これも、現職の会計事務所で必要なんだ。今年は診断士に合格することができたから、いよいよ来年には本腰入れようかな、なんて考え始めてるよ。

ソー:だ、ダブルホルダーってやつですか・・・。素晴らしい向上心!

Tom:そんな大したもんじゃないよ。でも、もっと専門性を広げていけば、もともと憧れた診断士としての仕事も深みが出るんじゃないかって。だから、今の境遇で必要とされることをしっかり身につけて、これからのキャリアに生かしていければ、なんてね。

青春時代

ソー:Tommyの青春時代はいつ頃だった? ちなみに僕は、高校から大学生までの間かな。その頃流行った曲を聴くと、今でも当時のことを鮮明に思い出すよ。

Tom:宇多田ヒカルとか、ラルクとかね。あの頃の曲って、いま聞き直してもグッドだよね。私は学生時代は受験勉強に追われてて、とても青春って感じじゃなかったな。当時はとにかく必死だった。

ソー:そんな時代があるから、今も勉強を継続できているんだね。勉強は結構得意なの?

Tom:ううん、得意なんてことはないよ。勉強がうまくいかないと、すぐ泣いてしまうし。私、結構緊張しがちで、本番でもミスしやすかったり。初めて受けた2次試験で落ちてしまったんだけど、その時も声をあげてワンワン泣いちゃったな。

ソー:それは意外だな。いつもニコニコなTommyだけど、内側ではいろいろ闘ってるんだね。じゃあ、合格を勝ち取った時も大泣きだったんじゃない?

Tom:いや~、それが意外と冷静というか、なんか信じられないような、不思議な気持ちになったよ。合格発表は何度も何度も見返したし、それでもなんか実感湧かなくて、そのあと母親にも確認してもらったよ。笑

ソー:そういうメンバーは他にもいたね。落ちたと思って合格発表も見ずに、郵便で知ったメンバーもいたよね。

Tom:少し時間が経って、ようやく合格の実感が湧いたな。何かを成し遂げた時って、案外そんな感じなのかもね。

ソー:診断士は、実は筆記試験に合格してからも闘いがあるよね。口述試験の情報収集とか。

Tom:そうそう。筆記試験の情報はあふれてるのに、口述試験に関する情報はほとんど無いもんね。それでさ、少し事件があったんだよ。

ソー:え、どんなどんな?

Tom:口述セミナーになんとか滑り込んで情報収集したら、当日はスーツが必要ってことが分かって。

ソー:え? それの何が事件なの?

Tom:私、リクルートスーツぐらいしか買ったことなくて。主婦の時代もあったから、それすらも捨てて持ってなくてさ。だから、口述試験のためだけにわざわざスーツを買ったんだよ。

ソー:まじか、それは高くついたね。でも、口述試験はスーツ参加が基本という風潮があるし、万が一そんな理由で変なハンディ背負っても嫌だからね。なんか、そういう珍エピソード持ってるのもTommyらしいね。

Tom:ふぞの中でもそうだけど、診断士受験生全体でもレアキャラかも分らんわ。レアついでにもう1つ、実はふぞろいに参加してから、ふぞろい14を購入したんだよね。

ソー:は!? ふぞろい14って、僕らが合格した年の最新号だよね。それを受験勉強には使用せず、合格した後に、執筆活動のためだけに買うなんて!

Tom:実は1次試験の合格後に探したんだけどね。その時にはもう、売り切れちゃってて。

ソー:出た、ふぞろいの品薄問題。これ宣伝ですけど、ふぞろい最新刊はほんとにすぐ売れ切れてしまうので、みなさん注意ですよ!

Tom:特におっきな書店が少ない地方の受験生とかは、通販を活用して早めに入手されるのがおすすめです!

ソー:最西端メンバーからの貴重な意見をいただきました。貴重な意見はなんぼあっても良いからね~。ニックネームもそうだけど、Tommyはほんとにキャラが立ってて羨ましい。

Tom:ソーイチにはソーニという影武者がいるけど、私は唯一無二の存在なのよ。TommyかTommy以外か。

ふぞろいを振り返って

ソー:もうそろそろ、僕らのふぞろい活動も終わりに近づいてきてるね。去年までは受験生として参考書を手に取って、そして今は内側からふぞろいに触れて、改めて「ふぞろい」の良いところって何だと思った?

Tom:事実に基づく分析かな。ふぞろいは、分析のこだわりが強いというか、代々継承されてるノウハウみたいなのが凄いよね。この分析結果はきっと参考になる情報だと、自信をもって出版できたと思う。

ソー:同感だな。中に入って初めて知ったけど、再現答案をほんとに丁寧に分析してて。答案1つ1つが受験生の皆さんの努力の結晶だから、こちらも中途半端なことはできないという気持ちだったし、受験生目線というふぞろいのポリシーは随所で徹底されていたね。

Tom:あと、個人的に見てほしいのは会話パート。ソーイチも言ってたけど、合格者の思考がここに表れてる気がするの。分析結果だけ見ても、何でその答えにたどり着くのかが分からない場合があるじゃない? 単にキーワードだけ抜き出せば良いわけでなく、その思考プロセスの組み上げ方に合格の肝が隠れてると思うの。

ソー:それを、実際に合格した人が分析結果をもとに書いていくから、「ああ、なるほど」って腑に落ちることが多いのかもね。

Tom:あと、ふぞろいのメンバー全員に出会えたこと。これに尽きる!

ソー:みんな、とても良い人たちで、やりやすかったね。

Tom:ほんとに。驚いたのが、みんながお互いを認め合うフォロワーシップ精神がすごいこと。いろんなバックボーンや専門分野から人が集まって、年代もバラバラなのに、チームワークばっちりだった。なかなかこんな人ばかりじゃないから、私なんかが、こんな素敵なメンバーに出会えたのは宝だよ。

ソー:そう言ってるTommyも十分能力高いと思うし、企画力や文才は誰にもまねできない神の域だよ。

Tom:神から神の称号をいただきました!

ソー:僕は神じゃないから(笑)。Tommyのような一芸が欲しいよ。では最後に、これを聞いて終わりたいと思います。

Tommyにとって、プロフェッショナルとは?

う~ん、前回、同じ質問をソーイチにおふざけで聞いたつもりが、まさかブーメランで返ってくるとは。そうだな、「完璧であること」かな。プロは裏返せば、アマチュアでは無い訳だからね。

ソー:Tommyのような努力家が語る「完璧」、とても重い言葉だと思うよ。今後の活躍に期待だね!

Tom:へい、頑張りま~す!

取材を終えて

小さな身体にタフな魂。いろいろな話を聞いて、改めて感じたTommyの印象です。せーたかのっぽでガラスのハートの僕とは真逆でした。笑

試験本番では緊張してしまったり、思い通りにいかない結果に泣いてしまうことがあったりというのも、自分を高めることを忘れず、目の前のハードルに常に真剣に向き合ってる証拠だと思います。内に秘めた闘志にあっぱれでした。

この道の先には必ず求めるものが待っている。診断士はそういう試験です。くじけることがあるかもしれない。迷うことも一度や二度じゃない。でもTommyのように、常にその時の自分と真正面から向き合い、一つ一つ課題をクリアしていくことができれば、自ずと結果はついてくるように思います。

なんとなく面白そうと思って受けさせてもらった今回の対談企画。思った以上に刺激を受けて、自分自身もまた、次の挑戦を見つけるエネルギーが湧いてきたように思います。

改めて、素敵な企画を考えてくれたTommyに拍手を!それでは皆様、

次回までご機嫌麗しゅう!

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