二次試験、今から合格へ向かう演習と過去問の使い分け!

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こんにちは! 詰込の女王、あすかです。

ついに7月も半ばにさしかかり、直前期も直前期になってきましたね。詰込の女王としては、ここで一次試験の詰込方法を書くべきなのかもしれませんが、具体的な詰込内容・方法は各個人によって異なるとあすかは考えていますので、あまり書かないでおこうと思います。

あすかが言えることはただひとつ。

 

直前期に、悩んだり、焦ったり、行き詰ったりいろいろな思いがあると思いますが、そういう時こそ「気持ちの上では診断士」を思い出してください。

1か月後には成果を出したいと社長が焦っています。どうしよう、とあなたに相談してきました。何と答えますか? 「なぜそんなに焦っているのですか? 何が問題ですか?」とおそらく問いかけますよね。それをあなた自身にやってあげてください。そうすれば解決の糸口が見え、最短距離で合格への道が開けてくるはずです。

受験と診断

 

さて、今回は二次試験対策のお話です。

みなさんが二次試験の勉強で主に使われている教材は何でしょうか。過去問、予備校の演習、自分で購入した問題集などが挙げられるでしょうか。

それには目的を持って取り組めていますか?

あすかは1年目、とにかく解答プロセスを身に着けようという目的のもと、予備校の演習と過去問に取り組んでいました。そこで、学習の注意事項として予備校の講師に「演習と本試験を取り違えてはいけない」と言われたのです。そのときはよくわかっていなかったのですが、2年目になってようやく意味がわかりました。

演習は本試験に対応できるようになるために作られているのです。

演習を本試験のように考えてはいけないし、本試験を演習のように考えてもいけません。演習で点が取れているから本試験で点が取れるとは限らないし、本試験で点が取れる人が演習の点が良かったとも限らない、ということです。

同じものではないのに、同じ勉強方法でいいのでしょうか。

あすかはこの違いを分かっていなかったがばかりに、1年目は演習と過去問で同じ勉強方法をしました。

問題を解き、演習は解説で、過去問は『ふぞろい』で採点しました。そして解説を読み自分が発想しなかったところ、できなかったところをノートにまとめていったのです。

その時の感覚としては「本試験はつかみどころがないなぁ。結局は出たとこ勝負かな」というものでした。勉強はするものの、あまり効果を実感することもなく、本試験でいかに臨機応変に対応するか、という「ぶっつけ本番力」に頼っていたのです。

 

2年目、1次試験を受けなかったあすかには少し心の余裕がありました。そこでもう一度自分の勉強を振り返ってみたのです。そして、ようやく演習と本試験の違いに気付くことができました

演習ではテクニックを学び、それを披露する場所が本試験だということに。

 

当たり前のことですね。予備校の演習や市販の問題集は本試験を受けて合格するために作られているのであり、いわば「練習台」のような存在です。過去問は「問題集」のように冊子になってはいますが「過去の本試験」であり、「本番」です。

予備校の演習を受け、目先の勉強に必死になっていたあすかは「練習台」と「本番」に気付かなかったのです。結果的に、「練習台」をもとに構築した勉強内容を「本番」でも同じように当てはめ、本試験も練習と変わらないような意識づけになってしまっていたのです。

 

これに気付いてからは勉強の方法を少し変えました

演習や問題集は「出題者」と「解説者」が同じのため、解答作成にいたるプロセスを学ぶ場としました。

本試験(過去問)は解答が発表されず正解も明確ではないため、各予備校の解答プロセスは見ず、「何が問われていたのか」と「それに対する1次試験の知識はどのようなものか」を洗い出すことにしました

 

これにより、本試験で問われていることを、どのようなプロセスと知識を使って解いていくか、という「現場力」が養われたように思います。

 

「本試験で『何が問われているのか』って与件文に書かれている個別具体的な事例の内容でしょ」と思われる方は、診断士制度が変わったばかりの平成13年度、14年度あたりの過去問を読んでみることをお勧めします。解く必要はありません。目を通すだけでも良いと思います。そのころの問題では今の傾向と全く違い、知識をダイレクトに問われています。与件文に根拠ないじゃない! と思うような設問もあります。

制度が変わって間もない問題でどういうことが問われているのか、ということを知るのは無駄ではありません。あすかは平成13年度からすべての過去問に目を通してみましたが、「こういう問題が過去に出たから、予備校の演習はこういう問題が出るんだ」というのが理解できました。そうすると、「予備校の演習をこういう風に活用できれば本試験が解けるようになるのではないか」と自分なりに考えられるようになったのです。

ここでまさに、演習は練習台へ、過去問は本番へと意識が変わったのでした。

 

みなさんも今一度、教材を使う目的を考えてみてください。何のためにその問題を解いていますか?

 

さて、明日ははらっちの登場です。メモメモメモ! はらっちとは受験時代から知り合いでしたが、まさかこんなにメモをしているとは知りませんでした。次はどんなメモが飛び出すのか? お楽しみに!

 

 

【お知らせ】

長らくお待たせいたしました。
「ふぞろいな合格答案8」が6月20日に発売になりました。
ぜひ、手にとって見てください。

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毎年、発売後にすぐに売り切れ店が続出するため部数を増やしておりますが、1次試験後は入手しにくくなることが予想されるので早めにご購入いただければと思います。

 

■□■ お知らせ! 「ふぞろいな夏の陣2015」夏セミナー開催決定 ■□■

夏セミナーの開催が決定しました。

1次試験後の11週間で合格を決める! 11週間の過ごし方やふぞろいな合格答案の効果的な活用方法など、合格に近づく内容になります。例年、1次試験後には定員に達してしまうので、早めのご予約をオススメします。受付開始までもうしばらくお待ちください。

夏セミナーでは本の中の6人以外の80分ドキュメントなど、特典をご用意していますので楽しみにしていてください。

 

◆ふぞろい8東京夏セミナー

日程:8月16日(日)午後
8月19日(水)夜

◆ふぞろい8大阪夏セミナー

日程:8月15日(土)午後

 

 

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