中小企業診断士一次試験合格へ、逆転チャンスは2度やってくる!?

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4月からの新年度皆様いかがお過ごしでしょうか。ふぞろい15事務局長・事例Ⅳ分析担当の「ただ」です。私はもともと寒い時期を得意としており冬が終わるとちょっと残念な気持ちになるのですが、近年はさらに中小企業診断士試験の日程をふまえ、暖かくなるにつれてプレッシャーを感じて徐々にそわそわして落ち着かない気持ちになっていたのを思い出します。。

さて、本日は一次試験までの時期別の過ごし方について書いていこうと思います。最後までお読みいただけるととっても嬉しいです!


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ふぞろい16メンバーのブログは2月20日スタート!

どうぞお楽しみに!

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初回学習は一巡しましたか?

診断士試験の初学のとき、私は某大手予備校で10月開講の通年コースに通っていました。その時のカリキュラムは、ゴールデンウィーク(以下GW)前に7科目すべて、いったん一通りのインプット講義とチェックテスト(答練)を終えるというものでした。試験日程が当時と近いので、今年もおよそ同様の日程になっているものと思います。

なお、科目の学習順序は二次試験まで通じる内容かつ理論の理解が必要なものが早く、そうした要素が少なく暗記中心のものが後半になっていました。具体的には以下の順番です。

  1. 企業経営理論
  2. 財務会計
  3. 運営管理
  4. 経済学
  5. 経営情報システム
  6. 経営法務
  7. 中小企業経営・政策

1回転目の答練では70点を目標に、と言われるのですが、やってみると科目ごとにバラツキがありました。面白いのは講義を受けたり問題集を解いたときの手ごたえと、答練結果の良しあしが必ずしも合致しなかったということです。自分が思う得意科目と実際の得点源科目が違うことがあり得る、ということですね。

覚える⇒忘れる⇒落ち込む。。

学習が一巡すると二巡目の学習に入るわけですが、ここで驚くのは一巡目で分かったはずの論点を結構忘れており、最初のほうに学習した科目などはびっくりするくらい忘れているということです。

しかしこれ、「診断士試験あるある」ですので、もしも今こうした状況になっていて自信を失っている方がいらしたら、「心配しないでください!」とお伝えしたいです。

エビングハウスの忘却曲線

記憶のメカニズムについては種々の研究がされており、こちらもそのひとつだと思います。細かい解説は各種書籍やWebコンテンツなどに譲りますが、どうやら記憶と忘却には一定の法則があり、これを逆手に取ることで効果的な記憶定着が図れるようです。よく言われるのは、1日後、1週間後、1カ月後に復習することで記憶の定着が図れる、初回学習より2回目、3回目と数をこなすことで同じ記憶量に達するまでの学習時間が短くなっていく、というものです。

たしかに私自身も受験生時代を振り返ってみるとそのとおりだったなあ、と感じます。最初はポツポツと点のような知識ですぐ消えてしまうのですが、徐々に大きな点になり、線になり、面になって定着していくイメージですね。点の時期がけっこう長く、あきらめたくなるのですが、後半に一気に加速して線から面になったように感じます。知識の定着で悩んている方には「けっして今あきらめてはいけません!」とお伝えしたいと思います。

大型連休は逆転のチャンス!!

まもなくするとGWですね。予定はもう決まりましたでしょうか? ここはひとつ、各種の誘惑を振り切って、「詰め込み学習の一週間」にしてみてはいかがでしょうか。当時の受験生仲間との話や合格者の体験談などを見ましても、ゴールデンウィークに毎日10時間以上勉強した、などこの時期に一気に学習を詰め重ね、これまでの遅れを挽回して流れに乗ることができた、という話はよく聞きます(ちなみに私もその一人です)。時間的余裕があると、そうでないときに比べて一段深く思考をめぐらすこともできますので、特に理論系科目など、この時期に理解を深めておくと良いように思います。

模擬試験を受けましょう

例年一次試験1カ月前ほどに各種予備校が一般公開模擬試験を開催します。これはぜひ受験することをオススメします。試験当日のスケジュールや会場の雰囲気に慣れることで、本番で実力を発揮しやすくなります。また、この時期の模擬試験の問題は各予備校が腕によりをかけて作った本試験の予想問題ですので、本試験を見据えてどの科目でどのくらいの得点能力が得られたのか、確認することができます。そのため、この直前期の模擬試験で合格点を取ることを目標に、ここから先の学習計画を立てておくと良いと思います。

またこの直前期の模擬試験は2回目の逆転チャンスでもあります。直前期のポイントはいかにして自分が苦手な論点に目を背けず、得点力アップにつながることができるか、にあるように思います。(ちなみに、これはやってみると結構ツライ作業でして、メンタル面の勝負といった側面もあります)。そのため、本試験でも出題可能性が高い模擬試験を受けることで、その結果、定着が弱いと分かった論点をつぶしこむことで本番での得点力が大きくアップするチャンスが得られるように思います。

ここまでのご自分の努力を誉めましょう

7科目の学習が一巡した方は、いったん診断士試験に必要な知識に一度は触れた、ということになります。お仕事など忙しい合間をぬって、広範におよぶ知識の全体像を見ることができましたので、まずはここまでのご自身の努力を誉めましょう。得点力があがる時期はそれぞれ個人差があると思いますので、焦る必要はありません。地道に積み重ねた学習は直前期の得点力アップとしてあなた自身を助けてくれると思います。

さいごに

学習を始めてからそれなりに日にちが立ち、その一方一次試験までまだ日にちがあるこの時期は気持ちが揺れやすい時期だと思います。それでもコツコツと努力を続けることが合格可能性を高めてくれると思いますので、ご自身の力を信じて学習を継続されることをオススメします。ふぞろいメンバーもそんなあなたのお役に立てる情報を発信していこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

明日はふぞろいを照らす癒しの太陽、「がき」の登場です。ご期待ください!

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