診断士受験生の皆さま、年度末のクソ忙しい時期にこの記事を開いてくださり、本当にありがとうございます!事例Ⅲ分析&再現答案担当の「みっちー」です。
今回は、受験勉強において忘れがちな「お金の負担」についてのお話です。
目次
広がる格差! 未来への不安! このままでよいのかと憂う民衆。 そこへ這い寄る資格ビジネス・・・! 嵩張る受験コストは相応なリターンを生み出すのか。 それとも更なる焦りと家庭内不協和を生み出すのかっ・・・!
金は試験より重い・・・!
試験スケジュールが公開された今、この認識をごまかさずに、改めて直視したい。
受験料はもちろんのこと、テキストや模試など、受験勉強には何かとお金が必要です。遠方から受験する場合、テキスト代以上に交通費がかかるかもしれません。資金次第では、予備校に通ったり、2次試験の代わりに養成課程に進んだりするという選択肢もあるでしょう。
お金を積んだからといって合格率が上がる試験ではありませんが、お金をうまく使えば戦略の幅が広がることも事実です。
一方、学習のための資金が枯渇したり生活を圧迫したりするようになると、心の余裕がなくなり勉強に身が入りません。そのまま挫折してしまうリスクもあるでしょう。何にどれくらいお金がかかるのかイメージして、無理なく捻出できるよう支出を見直すことも、試験対策の一部です。
2次試験事例Ⅳは、D社の財務会計に関する診断と助言。でもその前に、ご自身の財務が大切です。
人間は目に見えないものに対して不安を抱きます。
受験にかかるコストが不安なのであれば、まずは「何にどれくらいかかるのか」を可視化することが大切です。
金額を明らかにすることで、漠然とした不安ではなく、「そのお金をどのように確保するか」という具体的戦略のステージに進めます。
概算でいい・・・!可視化するんだっ・・・!
今回は、遠方から前日に現地入りして受験する地方受験生を想定します。1次試験から受験し、独学ストレート合格を目指すと仮定しました。
みなさま自身や、身近な受験生に置き換えて、数字を調整してみてください。
想定する受験生像:地方在住で前日に試験地入りし一泊。ストレート合格を目指し、1次試験と2次試験を同年度に受験。
合計 ¥100,200
独学ストレートでも、10万円以上の出費に備えなければなりません。
独学ではなく予備校を利用するのであれば、追加で20〜30万円の費用がかかると思ってください。
何にいくらかかるかイメージできたら、あとはその金額を捻出する方法を考えましょう。
もう手垢のついた助言ですが、基本は以下の3つです。
それぞれについて、補足説明します。
1:簡単な家計簿アプリを使って、自分が普段何にどれくらいお金をかけているのか記録します。これも可視化です。
2:受験資金用の貯金枠を用意して、毎月決まった日に収入を先取り貯金しておくことで、最低限必要な額を確保します。わざわざ貯金専用の口座を開かなくても、毎月貯金する額をあらかじめ生活費から差し引いて支出計画を立てると効果的です。
3:継続的にかかっている固定費を見直して削減します。スマホを格安SIMに乗り換えるのは、手軽に着手できて節約効果が大きいので、特にオススメです。
食費を無理に削ったり、睡眠を減らしてアルバイトに勤しんだりするのは、あまりオススメしません。かえってストレスが溜まったり、健康を損なったり、勉強時間を確保できなくなったりしては、元も子もありません。
コストを事前に予測して計画的に貯めてゆく習慣ができれば、合格後も役に立ちます。
なぜなら、受験にかかる費用はまだ序章っ・・・!
合格後の実務補習受講料とそのテキスト代・・・!
ノートパソコンの購入費用・・・!
協会登録料・・・!
交通費・・・!
交際費っ・・・!豪遊っ・・・!
まだまだコストはかかります。懐がキンキンに冷えないよう、収支はしっかりモニタリングしておきましょう。ついでに開業届や確定申告についても調べておくと、何かよいことがあるかもしれません。
次回は、圧倒的できる男「あっきー」の登場です!
明日もまた見てください。