原理原則を忘れない

同友館
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皆さま お久しぶりです。ふぞろい第1回メンバーのととです。
先日、私がお世話になっている診断士の方へ取材をする機会を頂きました。
たくさんのクライアントさんを持ち、日本各地でコンサルティングをしている方です。
この方のお話によく出てくるのが「原理原則」という言葉です。取材の時もこの言葉が何度か出て来ました。
コンサルタントの役割の一つは、原理原則に忠実になることである、とお話しされていました。
実際に企業さんとお話しする時には、現状に過度に引っ張られず軌道修正するための、
説得力ある軸が必要になりますよね。
その「軸」が原理原則です。
クライアントさんの悩みは様々ですが、
多くの場合は、原理原則に照らして考えることで状況が整理でき、
解決策の提案に繋がる、ということを話されていました。
例えば店舗なら、現状から足し引きするのではなく、
敢えて白紙の状態からレイアウトを再検討してみる、と言ったことです。
個々の企業がその企業・その業界特有と捉えている悩みも、症状が違うだけで原因は似ている。
だから、その原因を探るための「原理原則」が大切なのですよね。そして2次試験はそんなことを実感させてくれます。
過去問を繰り返し解くうちに、「これって平成○年の事例に似たパターンだ」
と思い当ることが出て来ますよね。中小企業に起こりがちな問題の根っこは、おそらくそんなに多くないのでしょう。
2次試験は、業種や業態に惑わされずに原因を探るトレーニングをします。
試験だから実務とは別物、と割り切る方もいらっしゃるようですが、
今のトレーニングが実務にも直結して役立つんだ!と考えて取り組むほうがモチベーションも保てるはず。
合格後は、早速実務補習で実際の企業さんに診断・助言することになります。
また、その後も診断の機会は増えるはずです。
その時にきちんと原理原則に基づいた提案が出来れば、説得力が増します。
合格後にスタートダッシュを切るための準備期間だと捉えて
10月までを乗り切って頂きたいと思います。
PS:合格後は思った以上に世界が変わります。
「エピソード3」には、合格後の私に起こった環境や心境の変化を書かせていただきました。
良かったらぜひ読んでみてくださいね。
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