日常会話で実践! 問われていることにキッチリ答える練習方法!

同友館
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こんにちは。2年目生合格ナビゲーターあすかです。

…違和感ありますね。ないですか? 今日は詰込の女王ではなく、2年目生ナビゲーターとして登場です。あすかは今まで「詰込の女王」と名乗っていますが、一応2年目生合格ナビゲーターです。あすか自身が2年目で合格していますので。

今までは「詰込の女王」として短期合格における試験全般のことについて書いてきましたが、今回は「2年目生合格ナビゲーター」らしく、二次試験についてのお話です。そして、一次試験集中の受験生の方でも今から実践可能な二次試験の勉強方法を紹介しますので、ぜひやってみてください。

 

さて、あすかの2年目について簡単に触れておきましょう。

12月に不合格が分かったあすかはかなり落ち込みました。1年目にやりきっており、本試験の手ごたえも悪くはありませんでした。2次試験の結果もAABBの総合Bで「あと数点」だったと思われ、自分の不勉強よりも合格率の低さを呪っていました(平成25年度)。診断士をあきらめる気はなかったので1月には予備校に通い始めましたが、やる気は出ず、夏を間近に控えるまでは自宅学習もしていませんでした。(今の時期はまだしていませんでした…)

 

そんなあすかでも、常に日常生活の中で気を付けていたことがありました。それは「問われていることは何か意識する」ということです。

二次試験では設問文に対し、問われていないことを書いても得点が得られる可能性は低いです。「原因は何か」と問われているのに、「解決方法はこれです」と書いても、解決方法は問われていないため、内容として適切であっても採点されません。そうなるともったいないですよね。絶対に避けたいところです。

 

そこで重要なのが、「問われていることは何か意識する」ということです。試験勉強において設問文で意識するのはもちろんのことですが、日常生活でも意識すると、頻度が多くなるため身に付きやすく、特別な意識を持つことなく本試験でも実践することができます。

コミュニケーション

 

さて、ここからが日常実践編です。会話形式で見ていきましょう。

あなたと友人Aは待ち合わせをしています。

友人A「ごめん、遅刻しそう」
あなた「いつぐらいに着きそうかな?」
友人A「今電車に乗ってるんだけど、電車が遅れてるんだよ」
あなた「わかった。待ってるね」

さて、友人Aはあなたの問いかけに正確に答えたでしょうか

実際にありそうな会話ですよね。

しかし、友人Aは問われていることに正確に答えていません。「いつ着くか」という問いに「遅刻する理由」を答えています。もしかしたら短気な人だと「だからいつ着くのよ!?」とイライラしてしまうかも知れませんね。正確に答えるとしたら「待ち合わせ時間より5分ぐらい遅れて着くと思う」といった内容になります。

逆も考えてみましょう。

友人Aの答えた内容に見合った問いとはなんだったのか、ということです。おそらくあなたが「どうしたの? なにかあった?」と友人Aに聞いていれば、さきほどの友人Aの「電車が遅れている」という答えは「問われていることに正確に答えていた」ということになるでしょう。

 

いかがでしょうか。日常生活でも「問われていることに答えているか」は意識できますね。さて、もうひとつ見てみましょう。

仕事中、あなたの席の横で部長と新入社員が会話をしています。

部長「頼んでおいた会議資料、どれぐらいできたかな?」
新人「今抱えている仕事が多く、時間が取れていません」
部長「いつできるんだ?」
新人「下書きはしたのですがまだ清書ができていません」
部長「急いでくれ。明日午後には会議で使うから」

さて、どうでしょう。新人は問われていることに答えているでしょうか

部長が問う「できぐあい」に対し「自分の現在の状況」を答え、「期限」に対し「できぐあい」を答えています。正確には答えていませんね。しかし会話は成立しています。ここがポイントなのです。

 

最初に出した友人Aの会話でも、部長と新人の会話でも、実際には会話が成立します。

それは「友人Aの乗る電車ならこれぐらいの遅れだろう」と想像し、自分の中で仮想を立てているからかもしれませんし、「電車が遅れているなら遅刻も仕方がない」と自分の中で問いかけた内容に答えていなくてもよいと判断したからかもしれません

部長と新人の会話も同様です。「時間が取れない」のであれば「できていないだろう」と思い、「清書だけ」なら「完成までに何時間ぐらいかかるだろう」と想定が可能です。

 

これは相手のことがわかっているからですね回答を受け取った側の想像力に依存しているわけです。友人Aの乗っている電車がどんな電車か知らなかったら? もしかしたら1時間に1本の電車で40分遅れている可能性もありますし、10分に1本の電車で5分程度の遅れかもしれません。こういった状況を把握しているからこそ、問われていることへの答えが多少ずれていても会話が成立します

しかし、本試験ではそうはいきません。字数が限られていますし、合格率が20%という落とすための試験で「問われていることには答えていないがこういう風に考えて書いたのだろう」と採点者が想像力を膨らませて点数をドカッとつけてくれる可能性は低いですよね。採点者が想像をしなくてもわかるように、問われていることに素直にそして確実に答えることが大事です。だからこそ緊張する試験の場でも、日常のように特別な意識をすることなくできる方がよいですね。

ですから日常生活でぜひやってみてください。机に向かわなくてもできます。以下のような観点でみると良いと思います

・友人は何を問うているのか
・友人の問いに自分は正しく答えたか
・自分の問いに相手は正しく答えたか
・相手の返した答えに適当な問いはなにか

 

自分の何気ない会話、仕事場での同僚たちの会話、電車内で聞こえてきた会話、カフェで聞こえてきた会話など、どこにでも勉強道具が転がっていますよ!

 

さて、明日ははらっちの登場です。メモ魔 はらっち は今度はどんなメモを披露してくれるのでしょうか? お楽しみに!

 

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