実力を出し切るため、道具と体調を整えよう

同友館
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みなさん、こんにちは。オールドルーキーの心の友、くろひょうです。

全米オープンテニス。ジョコビッチ選手の年間グランドスラムが掛かった男子シングルス決勝戦、10代対決でラドゥカヌ選手が予選上がりから優勝した女子シングルス決勝戦、若手の躍進、錦織選手の復調、本当に楽しい2週間でした。そして、そろそろ最新のラケットやガットを試したい気持ちで一杯になりました。今は、ヨネックスのVcore エスアイ100(2015年くらいのモデル)を使っているのですが、このラケットは10年ぶりくらいに新調したラケットだったので、ラケットの進化による振りぬきやすさ、ボレーのしやすさに感動しまくったことをよく覚えています。

「何をうだうだと興味の無いテニスの話題で字数を稼ごうとしているのだ」とツッコまれそうですが、決してそんなつもりはありません。本日は道具の重要性をお伝えしたいのであります!

 数年前までは、テニスやゴルフ、TOEICの試験など「まず腕を磨くべきやろ、ワイは道具はこの1本と心中するんや」くらいの気持ちでした。しかし、「いやいや、プロゴルファー猿ちゃうねんから!」と今なら全否定しますね。しかも、猿も正宗(パター)を加えたのです(すみません、おっさんネタで)。道具は日進月歩であります。というわけで、本日は、道具と体調を整えることの効能についてお伝えしたいと思います。

 

道具と体調にこだわるべき理由

なぜ、診断士試験において、道具や体調にそこまでこだわるのか?それは、本番で実力を発揮するためです。「今までの学習で身に付けた実力を、本番で余すことなく発揮する。それ以外の要素で失敗したら、後悔しても仕切れない」と私は思っていました。そこさえ後悔がなければ、あとは単純に実力不足だったと諦めもつきますからね。

 診断士の2次試験は80分×4=320分間、それに昼食や休憩時間も挟む長丁場で、なかなか経験することのない過酷な試験です。本番に実力を発揮できずに落ちる人は結構いるだろうと思いました。ふぞろい14のコラムに誰かが書いていた「2次試験は、320分耐久ぶら下がりレース」は言い得て妙です。

 

上位20%以内に入ることは難しいのか?

 私は、「上位20%に入ることは、数字ほど難しいことではない」という二次直前コースでの言葉に結構勇気づけられました。詳細は忘れたのですが、その助言により、下記のようなイメージを持つことができました。

●2次筆記試験受験者のうち、きちんと勉強して本番を迎える人は10人中、5人程度

●その上位5人の実力者のうち、2人は学習したこと以外の何らかの理由により本番で自滅し、ぶら下がりレースから脱落してしまう(体調不良、予想外の問題に慌てる、あきらめる、集中力切れ、その他トラブルなどによる)

●そのため、自滅を防いだ上で、残り3人のうちの2人に入れば良い

●天才タイプが1人いる(実際はそこまでいないはず)として、残り2人はどんぐりの背比べ(240点付近)

⇒「自滅を防げば、何とか2人でのどんぐりの背比べに持ち込み、勝てる可能性はあるやろう」

 

実態がどうかは分かりませんが、私の場合は世間知らずなポジティブマインドで「最善の準備で2次試験に臨めばいけるかも!」と思うことができました。

厳選すべき道具

今までの人生で一番文房具を買い、比較検討しました。日本の文房具は種類も多く特徴も様々なので迷いますが、高性能なモノでもリーズナブルな価格なので、たくさん買っても大した投資ではないですよね。その他の道具も吟味しましょう。

(1)シャープペンシル

私は字が汚く、シャープペンシルの選択には特に時間が掛かりました。診断士試験の解答用紙のマス目は小さいですし、芯が太いと文字が潰れる、けれど疲れてくると力が入らなくなることがありました。下記の要素を比較しました。

 ・疲れにくさ、持ちやすさ

 ・芯の折れにくさ

 ・太さ:0.5か?、0.3か?、はたまた0.7か?

 ・濃さ:HBか、Bか、2Bか

 ・状態に合わせて使い分けるか:手に力が入る状態ならHBを使う、手の力が弱ってきたらHB⇒Bに変える、手に力が入り過ぎて芯が折れやすい場合は0.3はやめるなど

(2)鉛筆

受験番号を書く作業を絶対に忘れないように、最初に北野天満宮の白い鉛筆を持って、試験開始時間を迎えました(北野天満宮の鉛筆は高校受験で第一志望に落ちた際の相棒なのですが、何故か意地でジンクスを跳ね返すつもりで使用)

(3)消しゴム

用途別に2種類準備しました。①小さいマス目の1文字を消しやすいタイプ②1行まるまる早く消したい時に使うタイプ 

(4)フリクションボールペン、蛍光ペン

色の見やすさ、裏映りしないか、色毎のルール分け(色とルールのイメージがつきやすいか)などを試行錯誤。代わりの2本目も準備。

(5)時計

私は2本の腕時計を使いました。左手はカウントアップタイマーを使いながら、時刻も一応確認できるGショックを着け、机上には普通の時計を置きました。机上の時計は事例毎に毎回12時にスタート時間を合わせなおし、1時20分が終了時間と瞬時に分かるようにしました。

(6)アルミ定規

私は事例Ⅰ~Ⅲは与件文のページ順が混乱しないようにホッチキスを外すだけにしてましたが、事例Ⅳは定規で真ん中から破ってました。

(7)イヤホン(Airpods Pro、休憩時間にクラッシックを聞く)

(8)蒸気でアイマスク

(9)ツボ押しボール(頭、手、肩、首などのリラックス、腰痛対策用)

 

厳選すべき食べ物、栄養ドリンク、薬など

休憩時間中の食べ物や栄養ドリンク、薬は事前にしっかり試して、自分の体に合うものを使いましょう。

・飲み物:炭酸水、紅茶などカフェイン入りの何か

・休み時間の食べ物:眠くならないもの。私は2次試験では米は避け、ウィダーインゼリーと豚汁にしました

・栄養ドリンク:明治の活蔘28(睡魔に襲われやすい事例Ⅲの前に飲みました)

・どうしようもない時の眠気対策:目薬、タイガーバーム、トメルミン

・腰痛対策:バンテリン、座布団

睡魔や眠気対策については試験当日の睡魔や腰痛との戦い方を参照ください。

模試で全てを試し、取捨選択しよう

最終的に本番で使用する道具や食べ物などを決めるため、複数回の模試(あるいはセルフ模試)を行うと良いです。休憩時間の過ごし方を含め、試行錯誤した上で、自分に合うものを厳選することをお勧めします。前の晩の食事、睡眠も試験前日を想定して実行すると、さらによいでしょう。詳細は模試(2次試験対策)のすすめを参照ください。

日々の体調管理を徹底しよう

遅くとも直前1ヶ月くらいからは、飲酒や夜更かしを控え、日々の体調管理を万全にしましょう。合う合わないはあるかと思いますが、私はマヌカハニーとヨーグルトで「絶対にコロナ感染や風邪を避ける!」と固く誓いました。

・睡眠(試験時間中に眠くならないように、昼寝は短時間の仮眠のみに変える)

・マヌカハニー

・ヨーグルト(R-1)

・運動(毎日のストレッチ&ウォーキング、週末テニス)

道具を厳選したりすることは、勉強の合間の息抜きにもなります。私が何より楽しかったのは、新しい文房具を買うたびに息子と娘が寄ってきて、「今回は何買ったの?試験合格したら頂戴!」と言われることで、合格発表日に山ほどある文房具を全て子供にあげることを夢見て頑張ることができました。そして、実際に合格発表日に子供達に一気に配った嬉しさは忘れられません。

 

以上、万全の準備で2次試験に臨み、実力以外で落ちる要素を極力無くすことを本日はお勧めさせて頂きました。

明日は、息子がテニスが強いことを秘密にしていた謙虚なオヤジ、たまちゃんです。お楽しみに!

 

 

 

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