ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
予備校×ふぞろい×勉強会のトリプル勉強法でストレート合格、事例Ⅳチーム&答案管理担当のくろです。
1次試験が終わって2週間強が経ちましたが、2次試験の勉強は捗っていますか?
過去問を解いて「ふぞろい」で採点していると、
加点されそうなキーワードをふんだんに盛り込んだほうがいいのか、
採点者にとって読みやすい文章を心がけたほうがいいのか、
悩む方が出てくる頃ではないかと思います。
「ふぞろい14」の書籍でも触れている「キーワードOR文章」の問題を、当方は2人の方との出会いによって解決できました。
お二方へのお礼を兼ねて、その経験をご紹介させていただきます。
目次
2次試験2ヵ月前の当方は、事例Ⅰ~Ⅲや事例Ⅳの記述問題を解くときはいつも、制限字数におさめるのに苦労していました。
設問で問われていることに関係しそうな文章を与件文から探し、解答案として組み立てると、文章が冗長なため、どうしても文字数が多くなってしまうのです。
「ふぞろい」シリーズで採点すると、文章の長さのわりに加点キーワードが全然入っていなかったので、残念な点数が続いていました。
それでも、加点対象になりそうなキーワードを数多く解答に盛り込むことに、謎の抵抗感を抱いていました。
2次試験の勉強中はさまざまな形式の勉強会に参加しました。
そのうちのひとつは、受験生同士で各々の答案を読みあった後、誰の答案が最も優れているかを多数決で選ぶという形式でした。
当方が参加したときの勉強会で選ばれた答案は、キーワードが豊富に盛り込まれたもの。
体言止めの短い文章が続く答案で、当時の当方の答案(今も?)とは正反対でした。
このときも、なぜキーワードを数多く解答に盛り込んだ答案が優れているのか、納得できませんでした。
過去問を何問か解いてみても、加点されそうなキーワードを数多く書き込んだ解答を書けずにいました。
書けなかったというよりは、書きたくなかったというほうが正しいと思います。
あるとき参加した勉強会で、1年前に合格した方に率直に聞いてみることにしました。
「加点されそうなキーワードを数多く答案に盛り込まないと、合格水準に届かないのでしょうか」
正解がないので、聞かれた方は回答に困ったものと思いますが、親切に答えてくれました。
「キーワードか文章か、どちらでもいいと思う。
2次試験は正解が公表されていない試験だから、自分で決めて、その結果を受け止めることが大事だと思う」
このアドバイスで「キーワードOR文章」の問題にようやく自分のなかで踏ん切りをつけることができました。
どちらが正しいかなんて正解が分からないのだから、自分が納得できる解答を書けばいい。
その結果は、自分自身で受け止める。
その後に参加した勉強会で、これぞという答案に出会うことができました。
加点対象となるキーワードは適度に含まれており、かつ、一読しただけで文意を読み取ることができる答案。
それは勉強会に参加していた他の受験生の答案で、「優れている答案」として他の受験生からも高く評価されていました。
ようやく自分が目指したい答案が分かったので、その後の2次試験の勉強に光が見えてきました。
2次試験の筆記試験、口述試験と無事に合格できた後のことです。
「ふぞろいな合格答案」プロジェクトに参加したことで、勉強会でアドバイスをくれた方と出会い、偶然同じ仕事ができました。
自分が理想とする答案を書いていた受験生とも、診断士の合格同期として実務従事で出会い、偶然同じチームになることができました。
書籍の巻頭コラムでも記載しましたように、受験生のときにお世話になった方々とは試験に合格した後もご縁があり、人と人とのつながりのありがたさが身にしみております。
次回は、だいきがお届けします。事例Ⅰの勉強に悩んでいる方は必見です!