場所法の活用:2次試験に必要な知識を頭に叩き込もう 

同友館
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みなさん、こんにちは。こーへい、ありがとう!一足先にふぞろい14最年長となりました、オールドルーキーの心の友、くろひょうです。誕生日には、自分のためにカラムーチョを買って、23時以降にビールとカラムーチョを食べながらテレビを見るというプチ不健康な贅沢を満喫しました。

1次試験を受験された皆様は採点や振り返りを済まされた頃だと思いますが如何でしたでしょうか。私は初年度の2019年は科目合格3つ、トータルでは不合格でした。財務会計や運営管理など、あと1、2問で合格という科目もあったので、一発合格を狙っていなかったとはいえ「もう少しやりようがあったのではないか」と少し残念な気持ちになりました。でも、財務会計を落としたことで、翌年も満遍なく継続的に学習することになったので結果オーライでした。いずれの結果でもポジティブに捉えて、前に進んでいただければと思います。

さて、本日は、2次試験で覚える内容を頭に叩き込み、試験本番ですぐに想起できるようにするために私が取り入れた「場所法」をご紹介したいと思います。この方法は私が2次直前コースを受講したKECでお勧めしていた方法です。作成の手間がかかるので、もし利用するのであれば1次試験が終わってイマイチやる気が出ないであろう、この時期に準備するのが良いと思いましたので、今回紹介させていただきます。

関連知識をすぐに想起できるようにするメリット

2次試験の80分間はとても短いです。2次試験の解答プロセスとして、設問を見て、与件文のヒントを探し、関連しそうな知識を想起し、解答骨子を考えることになりますが、関連知識を想起するスピードを速めた方が時間の節約になります。私は字が汚く、書くのが遅いので、解答用紙への記述に45分間必要でした。そのため、解答骨子を考える時間を如何に節約するかがポイントでしたので、私にとっては時間を節約できる大きなメリットがありました。また、本番中は想定外に「ど忘れ」することがあり得ます。これだけは確実に知識として理解している、言葉で説明できる、そして、場所と紐づけて思い出せる、という心の余裕もできます。

一方、手間と時間がかかる点と、覚えた内容が出題されるとは限らないことはデメリットとして挙げられるかもしれません。1次知識はばっちり頭に入っていて端的に説明できるという方や、わざわざ紐づけしなくても覚えるのが得意な方にはお勧めしないです。早々の過去問演習をお勧めします。

場所法とは

場所と覚えたいものを結びつけるという方法です。そうすることで記憶が強化されたり、想起しやすくなる効果があります。下記サイトなど参照ください。

超定番記憶術「場所法」とは? 3ステップであなたもできる! – STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア

手順

(1)場所を設定します

普段よく目にしたり、通ったりする場所が良いでしょう。私の場合は、①庭にあるもの(毎日のストレッチ時に見る) ②毎日散歩する場所 ③通勤路 ④会社内、等で設定しました。

(2)場所と覚えたいものを結びつけます

紐づける場所と内容に、なんらかのつながりがあるとベターですが、そうでなくても覚えられます。

場所と結び付ける内容の例

【場所】 整骨院

【結びつける内容】

・お題:サービス業の主要な3つの特性と問題点は?

・解答:①無形性:内容や質を伝えにくい ②非均一性:品質が一定でない ③同時不可分性:在庫調整ができない

 

(3)その場所に行ったり、目をやるたびに思い出します

声に出す、黙読するなどを行います。最初は思い出せないことが多いと思います。場所と内容が紐づくまでは、音声で聞いたり、携帯でチェックしたりして、思い出した内容が正しいかダブルチェックします。

音声ファイルや携帯アプリでの補完について

最初は思い出せないことが多いので、正しい内容を都度チェックする手段があった方が良いです。私は以下の方法を採りました。

(1)音声ファイルの作成

散歩や通勤時など、耳から聞いた方が楽な時にApple WatchAirPods Proを利用してました(音読×運動の組み合わせについては、過去記事を参照ください)。音声ファイルの作成について、私は「はやえもん」で内容を録音して、タイトル等を「場所」に書き換え、Dropbox等でPCに移す等の手段でiTunesに入れて、Apple Watchで聞けるようにしてました。

(2)単語帳アプリの利用

通勤時など、携帯がチェックできるときに利用してました。また、場所と内容が紐づいているか定期的におさらいをする際に利用してました。1つの内容ごとに、表にお題、裏に解答という形で単語帳を作るのですが、私の場合は、KECでもらった資料があったので、作成の手間を省くため画像を貼り付けました。

結びつける場所と憶える内容の具体例

極力、場所と内容につながりを探して設定しました。例えば、以下のような感じです。

 

毎日散歩する場所

・ガソリンスタンド(石油会社は合併が多い印象があるので)⇒ M&Aの形態とメリットデメリット

・自販機(コカ・コーラとコカ・コーラゼロ) ⇒ ライン拡張のメリットデメリット

・池の外の柵 ⇒ 外作(外注)のメリットデメリット

 

通勤路

・△△駅(自営業の二代目予定の友達が住んでいる)⇒ 円滑な事業承継を行うために必要な事項

・某ホテル ⇒ サービスの同時不可分性への対策

・セブンイレブン ⇒ インストアマーチャンダイジングの要点と具体例

 

会社内

・トイレ(トイレットペーパーを引っ張りながら)⇒ ライン生産のメリットデメリット

・休憩室(コーヒーを作りながら)⇒ セル生産方式のメリットデメリット

 

覚える内容として何を選ぶかは難しいところですが、最低限覚えるべきことという意味では、ふぞろい14の第3節:合格者に聞く「2次試験で身につけておくべきこと」を是非ご活用ください。また、「2次試験合格者の頭の中にあった全知識、全ノウハウ」は網羅的に記載されてます。内容が多すぎて、すべて覚えるのは難しいと思いますが、私は言葉の意味やメリット、デメリットなどを本当に理解しているかチェックする目的等で利用してました。

ちなみに、お世話になったKECの宣伝になりますが、KECでは「これを覚えるべき」という100個程度の内容をまとめたものを資料としてもらえます。ロジックツリーの形で、短い言葉でまとめているのが良かったです。

以上、2次試験で覚える内容は1次試験ほどは多くないと思いますが、私のように机で勉強することが苦手な方や、すきま時間を有効活用したい方にお勧めしたいと思います。

 

明日は、素敵な同世代のたまちゃんです!お楽しみに!

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