多年度生の2次対策・事例Ⅳ編

同友館
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みなさん、こんにちは。独学・多年度サポーターたまちゃんです。

1次試験、本当にお疲れ様でした!
もう自己採点は終わって、それぞれ次のステップに向けて進みだした頃かな、と思います。

これからふぞろいブログでは2次試験関連の記事が増えてくると思いますが、私からは「多年度生の2次対策」と題した記事を何回かに分けてお届けしたいと思います。

なお「多年度生の」としていますが、正確には「同じ2次過去問をすでに複数回解いている人」が対象ですので、初年度の受験生でも、過去問をバリバリ解き終わった頃にぜひご一読ください!

「多年度生の2次対策」って?

超多年度生である私は、2次試験を計5回受験しました。
4回も不合格になっておいて言うのも変な話ですが、直近の年度を除けばすでに同じ過去問を毎年毎年何度も解いてしまっており、さすがに事例企業の特徴、重要キーワードや模範解答はある程度頭に入っているわけです。
いい加減「これをまた普通に80分で試験と同形式で解き続けるのは意味あるのかな?」と疑問に思いはじめました。

そこで、最終年度の2次対策はガラリと方針を変更し、
過去問をじっくり時間をかけて様々な角度から分析する(80分にこだわらない)
というスタンスで臨んでみることにしました。

これが万人にベストな勉強法とは言えないので、ここから先はあくまでも「もう過去問解きすぎてだいたい覚えちゃった」私がこういう勉強法を試してみたよ、というスタンスでお読みください。

その中でも本日は事例Ⅳについて紹介したいと思います。

多年度生の経営分析(指標編)

毎度おなじみ指標をあげる問題ですが、当然多年度生はどの指標を選ぶかをある程度憶えてしまっています。

そこで
「それぞれの指標を問題指示の数よりも多く選択する」
ということをやってみました。

参考までに過去6年分の設問を調べてみました。
「優れているもの1つと課題となるもの2つを選ぶ」5回
「課題となるもの3つを選ぶ」1回
※年度によって表現は多少異なります

ということで「優れているもの2つと課題となるもの4つ」または「課題となるもの4~5つ」をうーんうーんと唸りながらひねり出します。

これは、長年の受験生活で私には「好みの指標」ができてしまっており、そればかり選んでしまい他の指標の計算式がおろそかになったり、次の「特徴を指摘する設問」で好みの指標ではうまく指摘できない場合の対応力を上げる、等の狙いがありました。

多年度生の経営分析(特徴指摘編)

これもほぼ毎年出題されている、最初にあげた指標を使ってD社の特徴を記述する問題です。
もちろんこれも多年度生は与件文をサーッと読めばだいたい思い出してしまいます。

今度は指定の文字数を6年分調べてみました。
40字:1回 50字:2回 60字:2回 70字:1回

もちろん与件文の内容などから作問者が求める模範解答に応じてその年の文字数が設定されているとは思いますが、40字と60字では解答の書き方がかなり変わってきます。
そこで、ここでは
「指定の文字数で解答したあと、他の文字数に編集してみる」
ということをやりました。
もちろん、40、50、60、70字と、すべての文字数ではやっていませんが、指定が長めなら短め、短めなら長め、と反対の文字数で試行錯誤してみました。

なお、この「自分が書いた答案の文字数を増減させる」訓練は自分には効果的だと感じたので、他の事例でも導入しています。

さらに、
「最初の自分の解答とは別の指標を使ってD社の特徴を指摘してみる」
という訓練もやってみました。
例えば同じ「収益性」に属する指標でも「売上高営業利益率」「売上高経常利益率」では指摘のために与件文から引用・類推する場所が変わってきます。
これを繰り返すことで「指摘に使えるキーワード」のストックが自然と増え、初見の与件文への対応力が上がったように思います。

最後に

繰り返しになりますが、この勉強法は超多年度生の私が「これ以上過去問を普通に回しても意味あるのかな…」と思い始めた事から始めたもので、万人にはおすすめできません。
ですが、私と同じ状況の多年度生も少なくないと思いますし、なにより多年度生の中には「今の自分のやり方は正しいのか?」と悩んでいる方も多いはずですので、視点変更、気分転換のひとつの案としてお考えください。

初年度生の方には申し訳ありませんが、次回もこの流れで他の事例の勉強法を紹介する予定です。
よろしくお付き合いください!

明日は北海道からイノシが登場します。
私とは全く別のアプローチで事例Ⅳの記事を書いてくれるようですよ!お楽しみに!

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