1次試験、保険で受けるときのポイント

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こんにちは。やさぐれ2年目生合格ナビゲーター、けいたんです。

 

もうすぐゴールデンウイーク!ということで、世間は浮足立っているかもしれませんが、受験生のみなさんはそんな気分ではありませんよね。これまで予定通りに勉強を進めて来られなかった方、ここが挽回のチャンスです!

そして、連休でしっかり遅れを取り戻したころには、1次試験の申込受付が始まります。ということで、今日のテーマは「1次試験、保険で受験するときのポイント」です。

毎日チェックして下さっている読者のみなさま、「また1次試験ネタかよ!」などと思わずに(笑)、騙されたと思ってけいたんの記事もチラ見してくださいね☆

 

今年、もうすでに2次試験の受験資格を持っている受験生の中にも、1次試験を保険で受験するかどうか迷っている方が少なくないと思います。

できれば今年合格したい、そのためには2次試験対策を何よりも優先したい。

そんな状況で、敢えて(今年の2次試験に落ちることを想定して)1次試験を受験する、というのはなんとも微妙なものです。

受験する、しないは人それぞれ。どちらが正解とか不正解とかはありません。

 

ただし、周囲の人が受験しているから、なんとなく不安だから、という曖昧な理由で受験を決めるのはオススメしません。

もし1次試験を受験することを考えているのであれば①『受験する理由』 ②『受験科目の選択基準』 ③『対策の方法』を明確にしたうえで、受験するかどうかを決めるのがよいと思います。

 

けいたんは、2次試験の受験資格を持っていましたが、あえて『1次試験を受験した』派でした。

受験をするかどうかは、かなり悩みました。が、上の3つを自分なりによくよく考えた結果、ひとまず7科目受験の申込をしておくことに決めました。

 

①受験する理由

けいたんの理由は「直前期および本試験当日に、パニックにならずに落ち着いて取り組むため」でした。

このブログは、やさぐれキャラで書かせて頂いていますが、実際のけいたんは相当のビビリです。失敗したら7科目をいちからやり直し、という大きなリスクを背負って、掴みどころのない2次試験に挑むなど、想像しただけでも腰が抜けそうです。

2次試験の性質を考えると、たとえ十分な勉強ができたとしても、直前期および本試験当日に、自信を持っていられることはなさそうです。そんな時に「もし失敗しても、来年は少しだけアドバンテージがある」という気持ちがあれば、少しは落ち着いていられるのではないかと思いました。

逆に、けいたんと同じ2年目生のむらっちのように、2次対策に集中するために1次試験を受験しない、という決断をしたふぞろいメンバもいます。

こればっかりは、人それぞれです。自分の勉強スタイルや考え方をふりかえって決めるといいのではと思います。

 

②受験科目の選択基準

けいたんが受験を決めた科目は『経済学・経済政策』『中小企業経営・中小企業政策』の2つでした。

選択基準は「短期間で60点を取れるレベルまで追いつける可能性があるかどうか」です。

『経済学・経済政策』は、元々は得意ではありませんでしたが、勉強を重ねることで一通りの問題はサクサク解けるようになっていました。加えて、前年の平成24年は、得点調整が出るほど難易度が高かった年です。この反動で平成25年度は解きやすい問題が多く出るのではないか…という淡い期待もあり、受験することにしました。

『中小企業経営・中小企業政策』は、いわずと知れた暗記科目で、年ごとの難易度の変動も比較的小さいです。なので、短期間での集中勉強により対応できそうだと判断しました。

2次試験と範囲が重複する『財務・会計』や『運営管理』を受験科目に選ばなかったことは、意外に思われるかも知れません。理由はいろいろあるのですが、最も大きい理由は、「勉強の内容が1次試験対策に偏りがちになってしまい、2次対策が疎かになる恐れがあったから」です。1回目のブログでも書きましたが、けいたんは結果がすぐ成績に現れる1次対策の方が楽しめるタイプです。2次試験と重複する科目を選んだ場合、「2次にも役に立つから…」という言い訳のもと、1次対策の勉強にばかり力を入れてしまい、2次試験でこそ必要な、読む・考える・書く、のプロセスや、時間管理の強化を後回しにしてしまう可能性がありました。

 

③対策の方法

試験対策を考えるにあたって、最初に決めたのが「勉強期間」でした。

決めた期間は、1次試験直前の3週間。それまでは一切1次試験の勉強はしない。逆に、直前3週間の間は、2次対策は最低限(予備校の答練の復習のみ)にとどめ、後はひたすら1次試験対策に費やすことにしました。

勉強のプロセスは、両科目とも「予備校の基本問題集を解く(ほとんど解けない)」→「テキストで復習、思い出す&暗記」を繰り返すことで頭に叩き込む方法をとりました。

経済学は、余裕があったので過去5年の過去問も一通り解きました。また、中小企業政策は、白書の内容が毎年変わるため、中小企業庁のホームページから2014年度の白書の「概要」をPDFデータでダウンロードし、ポイントを覚えました。

1次対策を始めて2日くらいは、基本問題集を見ても何一つ解ける問題がなく、この計画を立てたことを後悔しました…。しかし、何日か勉強を続けていくうちに、忘れていた知識がハイスピードで蘇ってきたのです!(前年に頑張ったことは無駄じゃなかったんだ…と小さく感動しました。)短期間の集中によって、本試験前日には、長らく解いていなかった過去問で8割弱得点できるくらいまでに記憶が戻っていました。

ちなみに結果ですが、『経済学・経済政策』は、前年度の反動で易化したため8割、『中小企業経営・中小企業政策』も6割後半を得点することができました。

科目の特性や難易度、得意不得意により異なるとは思いますが、前年に頑張って学んだことは、忘れているようで結構覚えているようです。保険受験であれば、用意周到に準備するよりは、短期間集中でできるところまで上げていく方が効率的かもしれません。

 

④おまけ

はじめに受験を予定していたのは2科目でしたが、本試験当日、「せっかく来たのだから…」と思い立ち、『企業経営理論』も急遽受験することにしました。事前の勉強はほとんどせず、前の科目の時間に、テキストをざーっと読んだだけの状態での受験でした。その結果、さすがに科目合格には至りませんでしたが、5割後半という、予想よりはずっといい点数を得点できました。

『企業経営理論』を解いているときに感じたのが、「去年感じたような、モヤモヤとした感じが少ないな」ということです。企業経営理論といえば、選択肢の文章がわかりにくく苦労することが多かったのですが、2年目の受験の際は、迷う選択肢が少なかったというか、選択肢の文章がスッと頭に入って来る印象が強かったのです。

いま思えば、2次試験の勉強で、1次対策とは異なるアプローチで企業経営理論を勉強してきたことが役に立ったのではないかと思います。2次対策で行っていた「モヤッとした文章の中から材料を探す、ヒントを見つける」という訓練が、1次試験の企業経営理論における「選択肢の文章から言いたいことを見極める、おかしなものを見つける」というプロセスと似ていたのではないかな…と感じています。

 

1次試験の保険受験をするかどうか、迷うところではありますが、周囲に流されることなく「自分にとってのベストな方法」を選択してください。

もちろん、本当の目標は今年の合格!保険受験の科目のお世話にならないことが一番です!

 

さて、明日のブログは、先日の「ふぞろい8大阪春セミナー」で、誰よりも気合が入っていたセリフさんが登場します。お楽しみに!

 

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今年2次試験を受験することが決まっている方はもちろん、初学者の方も大歓迎です。

2次対策の勉強は、意外と1次対策にも役に立つかもしれません…(^^)

 

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