こんにちは♪
花粉症が絶好調(涙)、仕事+家事+育児+勉強で頑張る受験生を応援したいNanaです。
今日のテーマは「2次試験合格後~診断士登録への道」です。
中小企業診断士として登録するには、合格後もう少しやることがあります。
診断士登録をするためには2次試験合格後色々な道がありますが、そのひとつ実務補習をご紹介します。
私は2週間前に15日コースを修了し、無事診断士登録申請完了しました!!(上の写真は登録申請時に提出した書類一揃えです)
目次
私も受験勉強を始めてすぐのときはこう思っていました…。合格=即登録できると。
でも登録するためにはもう1ステップ必要です。中小企業診断協会からの資料によると
「中小企業診断士第2次試験合格者の方は、合格後3年以内に実務補習を15日以上受けるか、実務に15日以上従事することにより、中小企業診断士として登録の申請を行うことができます」 とあります。
“補習”か”従事”かは置いておき、15日以上実務をやらないと登録できないのです(ガーン😨)
しかし考えてみれば、ペーパーテストを合格しただけで何も実務を経験せずに中小企業診断士としてデビューしてしまうのは何だか危険…
実務補習・実務従事はその間を埋めるためにある、いわばOJTのようなものなのです。
実務補習とは「登録実務補習機関(一般社団法人中小企業診断協会等)が行う実務補習」のことです。
2次試験合格証と共に”中小企業診断士実務補習のご案内”が送られてくるので、それに沿って申し込めばOKです。
5日コースと15日コースがありますが、やることは同じです。15日コースは5日コースを連続3回やるのが違いで、1年に1度しか開催されません。
内容は、受講者6名以内でグループを編成し、指導員(中小企業診断士)の指導のもと実際に企業などに対する経営診断・助言を行うものです。
ざっくり言うと、企業に伺って2次筆記試験の内容を実践してみましょう!です
楽しそう!と思った方、はい!楽しいです。今まで勉強してきた成果を発揮するときが来ました!
班ごとに細かいスケジュールは変わりますが、私の班のスケジュールは
1日目の4日前:指導員の先生から事前資料が送られてくるので、予習開始
金曜(1日目):グループごとに打ち合わせ、企業に訪問して調査、資料分析など
土曜(2日目):1日目に集めた資料などをもとにSWOT分析などや資料分析、経営課題の抽出や報告書の方向性決め
日曜~金曜(自主学習):前半2日で確認した内容をもとに報告書を作成。途中班員とzoomで会議
土曜(3日目):自主学習で書いた内容を確認、修正など
日曜(4日目):報告書のまとめ、印刷、企業へのプレゼン練習
月曜(5日目):企業での報告会、反省会
でした。実際の予定表に合わせてみると…こんな感じです。
「15日」とは先生に直接会って指導してもらえる日数であって、それ以外の日も自主学習や予習がずーーーと続く、1カ月半ぶっ続けの補習期間なのです
初日に企業に訪問して社長にインタビューしたり現場を見学させてもらったりします。
それらの内容をもとに9日間かけて考えて考えてやり直して考えて考えてやり直して、班員みんなで診断報告書おおよそ80ページの大作を作ります!
2次試験に合格したとはいえ、診断報告書なんて書いたことがないヒヨッコが集まり先生に指導してもらいながら進めます。頭から煙が出る毎日を送りました。。。(汗)
はい、ここまで読んで「えっ、そんな大変なの15日一気にやってられないよ?」と思った方。
実務補習15日コースにはその大変さを大きく上回る特典があるのです。
①1ヵ月半、苦楽を共にする班員と長く付き合える同期仲間になれる
②班員の個性が分かるから、ワガママを聞いたり聞いてもらいやすくなる
③2次合格後、登録申請までの時間が早い
④中小企業診断士の先輩である指導員に根掘り葉掘り質問攻めできて、心配ごとから将来の相談までできる
一か月半の間、会って話をする日も自主学習の日もLINEやらzoomでやり取りをしながら進める実務補習、チームワークは超重要です!
私の班は 34歳~55歳の班員5名で、なかなか業務ではお会いすることのない職業や業界の方ばかり。
最初はよそよそしいものの、チームワークが成功のカギを握ることに早々に気づき、全員あっという間に仲良くなり、苦手なところは得意な人がフォローしたり、、、とチームワークで乗り切りました。
5日コースだと毎回班員は違う人なので、最初にチームワークを作るまで時間がかかります。
しかし15日コースだと最初にチームワークができるので、その後はお互いの性格や得意不得意を加味しながらガンガン進められます。
私の場合は、財務が苦手で1次と2次それぞれ足切りギリギリで通過しました(汗)。いつまで経っても苦手と言えるわけはないので、実務補習で財務を担当しレベルアップを目標に立てました。
でもでも、いざ実務補習が始まってみると苦手でないものでもすごく時間がかかって大変なことが分かり、これは財務をやっては班員のみんなに迷惑をかけてしまうかも…と思いました。が、班員の皆さんと仲良くなる過程で「この方たちと一緒なら何とかできるかも!」と思え、最終的には財務を担当しました。とても大変でしたが、挑戦して本当に良かったと思っています!5日コースだったら(まだ班員と仲良くなれていないし、迷惑かけちゃいけないから財務は手を挙げるのやめようかな…)と思っていたかもしれません。
1か月半、苦楽を共にした仲間とは、おそらくこれから長くお付き合いが続くであろう、とても良い同期仲間になれました!もしかしたらこれが実務補習15日コース最大の利点かもしれません。
そして実務補習は、現役の中小企業診断士の先生に指導してもらえます。指導だけでなくなんでも相談にのってもらえます。進路相談や協会について、営業方法や新人へのオススメなどなど…。直接先生に色々聞けるチャンスはなかなかないので、これはとっても貴重です。
1か月半頑張ると最終日には修了式が行われます。今年は残念ながらコロナ渦により東京では開催されませんでしたが、通年であれば修了式で修了証を受領し、即登録へゴー!!!なのです。
私は1月に合格証を受けとって、実務補習を2月初旬~3月中旬まで行い、ついに先日登録申請を行いました!!!!
①合格したらとにかく早く登録したい人 (実務従事をできる方は除く)
②実際に活躍している中小企業診断士の先輩に色々質問・相談してみたい人
③実務補習を通じて色々挑戦したり達成したい目標がある人
④年度末に仕事がキツくない人(15日コースは例年2~3月にしか実施されない)
⑤体力に自信がある人
⑥自分と合わないタイプの方と同じ作業をすることが苦痛にならない、または耐えられる人 (班員や先生が仮に自分と合わないタイプだとしても、気にしすぎず作業を進められる人)
⑦家族の協力が得やすい人 (1ヵ月半、家事と育児はほぼ断念することに…夫よ、ありがとう)
①登録はそんなに急いでいない人
②実務従事など色々なことを試したい人 (実務補習の場合、企業は変わるものの成果物の構成は基本同じ)
③年度末は仕事がキツくなる人
④体力に自信がない人。睡眠不足が耐えられない人
⑤自分と合わないタイプの方と作業を続けるのが苦手な人(5日コースであれば、仮に合わなくても短期間だけだし、と心への余裕がでる)
いかがでしたでしょうか。
まずは1次試験・2次試験の勉強が優先、と思われた方もいらっしゃると思います。
今日は2次試験の後にそんなことやるんだな~と気軽に感じてもらえれば嬉しいです。
2次試験が終わった後、また今回のブログを見返してもらえれば尚嬉しいです。
明日は、育休取って2か月経っておちびちゃんのお世話に慣れてきたかな? かもともの登場です。お楽しみに~♪