診断士1年目 前半の活動

同友館
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毎度ふぞろいブログをご覧いただきありがとうございます。
本日はマリがお届けします。

前回は、2次筆記試験後から合格発表までの動きについて書きました。
今回は、合格後から6月あたりまで私がどのような活動をしていたのかをお届けします。
診断士の活動は幅広く、1年目に何を選択するかは人によって様々です。
一例を知ることでひとまず合格後はこんな感じなんだな、というイメージをふわっとお持ちいただければ幸いです。

受験生支援活動

諸先輩方に散々お世話になった恩返しとして、1年間は受験生支援に携わろうと決めておりました。

昨年の12月から、ふぞろい13の執筆メンバーとして活動しております。
本の執筆やセミナー、ブログ等が主な活動内容です。今年は昨年までと異なり、オンラインでの活動となりました。
また、私はタキプロ関西11期のメンバーでもあり、関西主催の勉強会にも出ておりました。こちらも今年はオンライン開催です。

リアルで皆さんと会うことができず残念ではありましたが、セミナーや勉強会には全国各地からご参加いただき、様々な考え方に触れることができました。
恩返しのつもりで参加した活動ですが、自分自身のアウトプットのよい機会にもなりました。

お仕事について

筆記試験の合格がわかった時点で、お世話になった諸先輩方やひっそり参加していたイベントでお会いした診断士の方々へお礼とご報告のため連絡しました。
そうすると、いくつかお仕事の話をいただき、数件携わることとなりました(まだ診断士じゃないのに)。
今も引き続きお付き合いしている事業者さんもいます。
イベントのお手伝いや事業者さんの支援、ものづくり補助金の申請業務など、初めての経験ばかりで、右も左もわからないまま、もがきながら高速でインプットとアウトプットを繰り返す日々でした(今も毎日もがいております)。

合格者の中には「勉強してから活動します」という人もいらっしゃいますが、知識や経験がなくてもまずは動くことをおススメします。動けば、何が必要なのか明確になりますし、必要に迫られアウトプットを前提としたインプットを行うこととなりますので、とても効率的に学べます。

実務従事と実務補習と診断士登録(実務ポイントについて)

実務従事だけでも診断士登録は可能です。
しかし、一度は協会の実務補習に参加したほうがよいと聞き、2月の実務補習5日間コースに参加しました。
実務従事10ポイントと実務補習5ポイントで診断士登録をしましたが、個人的には、実務従事の機会があるのなら、それのみで登録してもよいのではないかと思います(これも考え方は様々)。

登録後5年ごとの更新には30ポイントが必要です。ここでお気を付けいただきたいのが、ポイントの取得タイミングです。
登録申請から登録までは一定の期間があります。更新時には登録日以降に取得したポイントが必要です。つまり、登録日より前にバリバリ働いてポイントをたくさんもらっても、次の更新には使えません(これをご存じでない方が意外と多い)。

研究会の活動

5月にアウトプットとフィードバック重視のある研究会に入りました。
コロナ禍で、定例会および分科会はオンラインで開催しております。

研究会には、研究テーマだけでなく、インプット中心、アウトプット中心、一定の出席率要否、会費の有無等、様々なタイプがあります。最初はオブザーバー参加可能なところも多いので、遠慮なく見学希望を出して雰囲気を知ってから入会されるとよいでしょう。

また、毎年春に新歓のイベントを開催している診断協会もあります。入会しようとお考え中の診断協会がある場合、HP等から前年に開催されているイベントをチェックしておくと、今年の動きをイメージしやすくなります。

副業・複業

以下、会社によりけりです。あくまでご参考として、私のケースと考えを紹介します。

副業許可は取ったほうがよい

世間は狭く、どこでどうつながるかわかりません。
会社員として働いているなら、堂々と活動するためにも副業許可は取ったほうがよいと思います。
(会社によっては「許可なんて不要、ガンガン副業してよし」という方針のところもありますね)

会社名を出さない

私の場合は、勤め先の名前を使った診断士活動を行わないようにしています。
診断士仲間とは、勤め先の話をすることもありますが、お客様に会社名をお伝えすることは一切ありません(昼間は別の仕事をしている旨のみお伝えします)。
診断士の仕事は、なかなかセンシティブな部分もあり、会社に影響を与える可能性が少しでもあるなら、黙っていたほうがよいだろうという判断です。
お客様の範囲についても副業許可を取った際に話し合いました。
会社の直接的な不利益にならないことはもちろん、取引先との関係や業種にも配慮しながら仕事を選ぶ必要があります。

開業届は出すべき?

私は開業届(青色申告承認申請書も)を出したほうがよいと考えています。いっぱい稼ぎましょう。
私自身は3月に開業したのですが、屋号を決める前にとりあえずエイ!と提出しました。
開業のデメリットとしては、雇用保険関係ぐらいでしょうか。会社を退職しても、個人事業主として働いていれば失業状態ではありませんので、手当を受給できないかもしれません。
開業や青色申告についての詳細は書きませんが、ご興味あれば調べてみてくださいね。

診断士資格は取っても食えないと言われることがありますが、そんなことはないと感じています。
そりゃ、めちゃくちゃ稼げる人は一握りかと思いますが、それは他のお仕事でも同じことではないでしょうか。
早めに動けばチャンスをつかめるタイミングが増え、受けた仕事を一生懸命、誠実にこなしていけば色々と声をかけてくれます。
会社の副業に関する制度の整備に時間がかかりそうなら、プロボノから始めてみるとよいかもしれません。

本日は以上です。
明日はだいちの登場です。お楽しみにー。

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