皆さんおはこんばんにちは、うえちゃんです。
今週末は、いよいよ本試験ですね。準備万端の方、そうでない方さまざまかと思いますが、今日は今からでもできる本試験対策をお届けいたします。
本試験はいかにミスなく乗り切るかがポイントになります。これから新しい知識を詰め込むより、どうやってこれまで自分が積み上げてきたものを本番でミスなく発揮するかということに、この超直前期は注力した方がいいと私は考えます。特に事例Ⅳなんかは、どんな知識問題が出題されるかわからず、財務レバレッジ、連結財務諸表、EVA、圧縮記帳、等々(挙げたら切りがないですね)あれもこれもと調べたくなりますよね。確かに出るかもしれませんが、今から新しい知識を詰め込んでも本番で使いこなせるものにはならないでしょう。自分の頭で理解し、説明できる知識でないなら持っていかない方がいいと思います。持っていく武器は少ない方が迷いません。そして、もし出題されて解けなかったところで他の受験生との差は大きなものとはならないでしょう。他の受験生と差を付けたいなら、もしかしたら出題されるかもしれない新しい知識を身に付けることより、毎年のように出題されている問題をミスしないで試験を乗り切ることの方が重要です。
というこで、以降では本試験でミスを防止するために今からでもできる試験対策をご紹介します。
目次
どんなに緊張感があっても、どうしても試験中に眠気に襲われる方がいらっしゃるようです。それだけ脳の疲労が激しい試験なんだとということだと思います。眠気がある状態ではミスが多くなります。眠気対策は人それぞれだと思いますが、私が行った本試験での眠気対策は下記のとおりです。ちなみに、コーヒーやエナジードリンクは飲まないようにしていました。コーヒーはトイレが近くなりますし、エナジードリンクは糖分が多く含まれ後述する血糖値が上がるためです。
食事のあとに血糖値が正常でなくなったり、急激に上がったり下がったりすることで、眠気を引き起こしてしまうと考えられています。また、血糖値を下げるためにインスリンが過剰になると低血糖状態で脳が栄養不足になり眠くなる上、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足してしまいます。試験中、頭をスッキリさせた状態をキープするには、この血糖値のコントロールが必要になります。血糖値をコントロールするには、下記を考慮するといいと思います。
試験会場で完全に仮眠が取れる方は多くはないでしょう。しかし、その場で眠れないとしても、少しの間、目を閉じることをオススメします。目を閉じて視覚ストレスを遮断することで脳をオフにでき、頭をスッキリさせることができます。脳内に溜まった睡眠物質が分解されて作業効率が回復するそうです。
脳の疲労回復には、軽い運動が効果的です。ずっと自分の席に座っているのではなく、教室から出て廊下などで少し歩いたり、ストレッチをしてみてはいかがでしょうか。血流がよくなり疲労物質が除去できます。また、筋肉を動かすことで先ほど挙げた眠気の原因となる余分な糖を消費することができます。
指差し呼称というものをご存じでしょうか。製造業や建設業、鉄道業などの人命を守る上で安全対策が重要となる業界で行われている行為です。対象を指で差し、声に出して確認することによって意識レベルを上げ、緊張感、集中力を高める効果があります。この指差し呼称を行うことで、ミスの発生率が約6分の1になるという実験結果があります。試験中に声を出すわけにはいきませんが、キーワードや数値を指差して口パクで「○○良し!」と指差呼称を実施してみてはいかがでしょうか。私の場合、事例Ⅳではすべての数値に〇をつけ、その数値を使用したらチェックするという指差呼称に近いアクションを行うことで、ミスを防止していました。
本試験の事前準備として、当日のシミュレーションを行うと良いと思います。自分が解答プロセスに沿って解答する場面を想像することはもちろんですが、試験会場が暑かったらどうしよう、隣の人が消しゴムをたくさん使う人で机をガタガタされたらどうしよう、電卓を強く叩くひとがそばにいてプレッシャーをかけられたらどうしよう、いろんなトラブルを想定しておくことで本試験でも冷静に対応することができ、焦りによるミスを防止できると思います。
いかがでしたでしょうか。ここまでくると、できることは限られます。皆さんもこの超直前期では本番でミスを防ぐことに注力してみてはいかがでしょうか。試験終了後、悔いなくやりきったと言えるのは、「他の受験生が解けない問題を解いてやったぜ」ではなく「ミス無く試験を終えることができた」時だと思います。
寒い日が続きますが、皆さんどうか体調だけにはお気を付けください。この記事が少しでも皆さんの合格の助けになれば幸いです。あと少しだけ頑張りましょう。
明日は、もちろんタニッチです!