試験前の不安な心を整える

同友館
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こんにちは。独りで頑張るあなたの心、整えます。独学サポーターのタニッチです。

外を歩くとキンモクセイの香りが立ち込め秋が来たなと感傷に耽っている間に試験前最終週となりましたね。

概ね計画通り準備万全な方も、有給休暇を活用しラストスパートをかけている方も、

  • もっと勉強できたのではないか、
  • 今のままで大丈夫か、知識を詰め込まないといけないのではないか、
  • 他の受験生よりも差別化された抜きんでた回答を書かないといけないのではないか

等不安に駆られているのではないでしょうか。

特に独学の方は、模範解答のない試験で、次年度受験という保険が用意され、過去最大数の受験者数になる可能性のある、

今年度の試験でこのように不安になる傾向が強いのではと推し量ります。

本日は、これまでのブログでも書いてきた私自身の心の整え方をいくつかご紹介します。

 

 

1.自分を客観視し、その根源を疑ってみる

最近、当ブログでも不安に思っている事項を全て書き出すというTipsが紹介されていましたが、それに通じるところがあります。

昨年私は散歩したり風呂に入ったりしながら下記のような不安に駆られていました。

  • こなしている事例数が少なすぎる
  • 持っている知識の引き出しが少なすぎる
  • 文章表現力がなさすぎる
  • 取替投資やディシジョンツリーが解けない等

普段であれば慢心しない謙虚で向上心に溢れる良き心がけと称賛されるでしょうが、超直前期にはあまりお勧めできません。

不安に駆られて、1次試験のテキストで復習したり、初見問題を手当たり次第に解きたくなるからです。

このような不安な気持ちになるのはなぜでしょう?

 

思うに、<優秀な>他者または<理想の>自分自身を仮想して比較してしまっているんですよね。

自分自身でコントロールできないことにとらわれていると、進むべき道を見誤ることになります。

 
 

2.当初の想いに立ち返り、これまでの実績を並べてみる

 

理想の自分自身に一足跳びの成長はできるものではなく、これまでの日々の積み重ねの結果でしかありません。

私の受験のきっかけは、高尚な想いからの決意ではなく、自己啓発・キャリアアップの延長のような軽い気持ちからでした。

勉強を進める中で、本業へ好影響が出るだけでなく、諦めかけていた学生時代の夢を思い出せました。

また、独学で初受験、受験は会社にも秘密で繁忙期なので直前の休みも取れない、そんな状況も踏まえ当初から勉強計画では、

事例演習数だけをこなす勉強やインプット偏重の勉強から距離を置き、

苦手の事例IVは毎日解くという王道に加え、1つ1つの事例からエッセンスを絞り取る気持ちで演習することを重視してきました。

上であげた不安は、試験直前になってこれまでの努力が正しかったのかという不安でもあります。

そんな不安はこれまでの勉強記録やノート、回答用紙を見返してみて一掃してください。 

 

あなたは何のために診断士試験を受けていますか? またそのためにどのような日々を過ごしていましたか?

これらの問いに自信を持って答えられるようなら、きっと大丈夫です。

 

3.最後は開き直る…逆転の発想

心に芽生えた不安は、これまでの積み重ねを根拠に全て逆転の発想で自信に変えましょう!

  • こなしている事例数が少なすぎる…ではなく、最低限の事例で効率的に演習できている
  • 持っている知識の引き出しが少なすぎる…ではなく、自分の知識経験に縛られない解答ができる
  • 文章表現力がなさすぎる…ではなく、与件文を抜き出して事例企業に寄り添った素直な解答ができる
  • 事例IVの難易度高い問題が解けない…ではなく、その問題を捨てれば記述問題や基礎問題の計算見直しができる

世間一般から見て試験慣れしている私自身の経験や先人からの言葉を基に、あと数日間何をしたら良いか助言するならば…

「特別なことをしない、今できることに集中する」に尽きます。

 

明日はうえちゃんです。よ・ろ・し・く・ネ!

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