勉強開始から2年…まだまだ続くよ学びの道【中小企業診断士試験】

同友館
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夕立後のベランダから見えた虹に思いを馳せ

こんにちは。独りで頑張るあなたの心、整えます。独学サポーターのタニッチです。

いよいよ決戦の10月、暑かった日々が嘘のように朝晩肌寒くなり、体調等崩しておりませんでしょうか。

本日は、2年前、30歳を手前にして中小企業診断士試験受験を思い立った頃の勉強計画、そして合格後の勉強について書いていきます。

主に、2021年度の試験合格を目指している方、今年度2次試験が終わったら何をしようか夢想している方向けに書いています。

おすすめの属性としては、こんな人向けです。

  • 読書が好き(自己啓発系ビジネス書も、教養やサブカルまで雑食)で、経営に関して、断片的に知識を持っている
  • よく言えば好奇心旺盛、悪く言えば注意散漫で色々手を出して中途半端になりがち
  • 数ヶ月前から備える試験は大学受験以来だが断固独学派

そんな人向けの学習法、「2ヶ月に1回、別の資格試験を受けギリギリ合格をしながら本番に帳尻を合わせる作戦」を紹介します。

 

各種2級試験の寄せ集め?だったら…

7科目と広範囲に及ぶ中小企業診断士1次試験を評する言葉として、「2級試験の寄せ集め」というものがあります。

2年前の情報収集中にこの表現を見た私は、「だったら、全2級試験を制覇していけば、受かるんじゃない?」と甘い見立てをしました。

つまり、7科目を1ヶ月ずつ計画的に勉強しつつ、下記をマイルストーンにして試験慣れしつつ本番力を磨こうと考えました。

  • 「法務」対策としての12月のビジネス法務検定
  • 「財務・会計」対策としての2月の日商簿記2級
  • 「運営管理」の中の店舗管理対策としての2月のリテールマーケティング検定(販売士2級試験)
  • 「経営情報システム」対策としての4月の基本情報処理技術者試験

合格後に読んで知ったですが、同じように考える先代のふぞろいメンバーもいました。

マイルストーンとしての他資格挑戦

客観的に見ると、出題範囲が完全にかぶっているわけでもなく、この作戦は効率よくありません。
実際に2月の簿記2級試験は落としてしまい、意固地になって6月に受け直したので、過去問演習が遅れてしまいました。
その影響で2次試験対策も1次試験後に始めるなど、後手後手に回ってしまった感は否めません。

来年度の試験日程は決定していませんが、今年度同様7月に1次試験があるとすると、上のスケジュールでは恐らく間に合いません。
真似される場合は、販売士を諦めて簿記に集中する等、柔軟に対応いただければと思います。

ただ、独学者にはメリットが多いと考えます。特に下記の理由でおすすめします。

  • 試験慣れできるので、体力的・精神的な余裕が生まれる
  • (合格していけば)少しずつ自信が生まれる
  • とにかく時間がないので過去問演習等アウトプットを優先して効率よく勉強することができる
  • だらだらインプットすることがなく、モチベーションが下がりにくい

副次的効果ですが、上記資格試験は私の所属している企業では褒賞対象だったため、臨時収入が得られただけでなく、異動や新規事業担当などキャリア上でも大きな転機となりました。

  

教材は3種類

今年の1次試験後、7月14日の記事でも書いたように、教材は絞り込みます。

もう一度2次試験を受けるならこうする!独学者のための2次試験合格道場

実際に使ったのは下記3種類+各資格試験対策(過去問とテキスト)+読み物(Kindle Unlimitedの関連本)です。
浮気は禁物です。

①スピード問題集7科目分
②スピードテキスト7科目分
③過去問5年分

選んだ理由は、一番売れてる問題集&参考書という安直なものでしたが、合格点を取るには十分でした。

仮にもう一度1次試験を受けるなら、①過去問完全マスター7科目、②まとめシート2冊で挑戦してみたいです。

 

合格後の勉強は?

合格前は、「データ分析やプログラミングに挑戦してみよう」とか「独立に向けて副業でコンサルティング活動をする」とか色々と夢見ていました。実際に、今勉強しているものは、量子化学と農業です。

全然中小企業診断士関係ないじゃん?!と思われるかもしれませんが、そんなことありません。

その要因として一番大きいのは、ふぞろいプロジェクトに携わったことです。

WEB会議を軸に据えた書籍執筆と受験生支援、ブログリーダーとしてブログやSNS管理、動画作成など…

これまで本業では経験できなかった範囲の業務を行うことで、本業でWEBセミナーやメルマガ運営、動画作成などを推進することができました。特に刺激を受けたのは、他のメンバーの仕事の早さや熱意、気配りの細やかさ、クリエイティブなスキルや、極めつけは本業で部下をマネジメントしつつ子供を育てながら副業にも精を出す超人などの存在です。

刺激を受けつつ、新たなスキルで本業で新しいことに挑戦しているうちに、量子化学のシミュレーションソフトを扱う新規事業を担当することになりました。文字通り悪戦苦闘の日々ですがこれまでになく充実しています。 

 

二番目の要因は、下記の記事で書いているように実務補習の経験です。

  1. 事例Ⅳが苦手…克服法と財務の強い診断士へ
  2. 実務補習は事業デューデリジェンスと事業計画の訓練の場

1を受けて、苦手意識のあった財務対策として5月〜7月は簿記1級の試験勉強をしていました。(実務で使わないのでこの時期は辛かった…)
2の後に、苦手分野を補おうとインプットばかりするのではなく、得意なこと興味のある分野で行動に移し専門性を磨こうと思い直しました。

具体的には、地区の中小企業診断協会で農業経営の研究会に入り、学生時代からの課題である「儲かる農業経営」について、議論を交わしています。今後は現場に出て行って、実践あるのみです。

 

まとめ

徒然と書いてきましたが、何が言いたいかというと、「目的を見失わず学び続けることが大事」という月並みな言葉に尽きます。

知識のインプットそれ自体、楽しく中毒的な側面があるため、勉強することが目的化しがちです。

  • 目的を見失っていませんか?
  • 手段と目的が逆転していませんか?
  • 重要だけど緊急じゃないからと先延ばしにしていませんか?

自問して、どれかに当てはまるという方、外部に刺激や締め切りを求めましょう。

試験に申し込んでお金を振り込めばやらざるを得なくなります。
ゲームやマンガ、ニュースやSNSのアプリに時間を割かれているならスマホからアンインストールするのも一手です。

そして、今2次試験の勉強をしている中、この記事を読んでくれた方へ。

試験合格が最終目的ではないはずです。試験後には自由で広い世界が広がっています。

目的を思い出し、あと一息。

 

明日は、再びおはこの登場です。

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