こんにちは。
ストレート生合格ナビゲーターのとりっちです。
最近とある場で、初学者の方から、「2次試験対策っていつから始めれば良いですか? 」というご質問をいただきました。
これについては、予備校の講師や合格者によって諸説ありますが…、大別すると、「早いうちからやっておいたほうがいい派」と「1次試験の後からでも十分間に合う派」と、わりと極端に別れる印象があります。
「私の場合はどうだったか?」についてはまた別の機会にお伝えしたいのですが、
ストレート合格のためには、どちらを選ぶべきなのでしょうか。
結論から書いてしまうと、「どちらを選んでもいい」です。
答えになっていないようですが、どういうことかと言うと…
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たとえば、高校や大学における受験は、基本的に「全員が同じ科目をほぼ同じ時間かけて学んできている」という、「前提条件をほぼ等しく」した受験です。
そのため、ある程度共通した受験テクニックが多数の受験生に共通して適用できる、という性質があります。(もちろん、得意不得意や性質による差異はいくらかありますが…)
一方で資格試験など、主に社会人になってからおこなう受験においては、一人ひとりがそれまで培ってきた知識やスキル、経験といったバックボーンが違う…すなわち「前提条件が異なる」受験であるため、万人に適用できる方法はありません。
「合格できた」という結果に照らして見るのなら、どれもが正しいやり方なのです。
一見当たり前のような話ですが、とかく個人の経験から「べき論」が語られがちな傾向のある資格試験対策において、この事実は意外と忘れられやすい気がしています。
前提条件が異なる人の「べき論」を適用することが、自分にとっての最適解とは限りません。
自分に合った方法を見つけることが大事、とよく言われるのは、そのためです。
「そうは言っても、自分に合ったやり方をどうやったら見つけられるのかわからない…」と悩まれていらっしゃる方も多いかと思います。
「自分に合ったやり方」を見つけるためには、「自分を知る」ことと「試験を知る」ことの両方が必要だと私は思っています。
「自分を知る」の「自分」とは、たとえば以下のようなことです。
□何が得意で、何が苦手なのか?
□どこまでわかっていて、どこからわかっていないのか?
□犯しやすいミスのパターンにはどんなものがあるのか?
□緊張しているとき、どんなイレギュラーな行動を起こしやすいのか?
皆さんは、これらの問いに答えられるでしょうか?
こうした「自分に関する事実」を明らかにすることで、自分に合った勉強方法を絞り込んでいくことができると思います。
(もうひとつの「試験を知る」については、次回以降にお伝えしていきたいと思います。)
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さて上記を踏まえたうえで、再度、冒頭の問いに立ち返ってみましょう。
ストレート生のあなたにとって最適解となりうる、2次試験対策の始め時とは?
もしあなたが、「自分のことも、試験のこともまだ全くわからない」という状態であれば、今この時期から、少しでもそれらを知る手がかりを集めておくことは有効であると思います。
なぜ、今この時期が始め時なのか?
それはストレート生の2次試験対策において、「1次試験合格後の本格的な2次試験対策時期にスタートダッシュを切れるよう、自分と試験について早い段階から少しでも知っておくこと」ことは少なからず有効であると思うからです。
過去問に触れてみることなのか、1次知識の整理なのか、あるいは模試を受けてみることなのか…。
手がかりの探し方はさまざまですが、その具体的な方法については、「試験を知る」というテーマと併せて次回以降にお話ししていきたいと思います。
次回は、多年度生の合格ナビゲーターのみほみほが登場です。
みほみほも試行錯誤の末、自分に合った勉強方法で開眼し、その年に見事合格を勝ち取っています。
その体験談をぜひ参考にしてみてください。
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