診断士の役割-中小企業政策編

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こんにちは!ゆいです。

 

こんなご時世ですが、みなさんどうお過ごしでしょうか。

本当は前回のブログ「苦手科目をつくってはいけない理由 」の続編について書こうと思ったんですが、急遽内容を変えてます。

今回は、中小企業経営・政策の重要性について、なんでこの科目が大切なの?という点を主に綴っていきますね。

 

 

最近の外部環境

いや、本当にすごいですよね。コロナウイルスの影響が。。。

現代において、グローバル規模でしかも同時期に、ここまで経済活動の停滞に直面するなんて想像もつかなかった状況です。

特に体力の乏しい多くの中小企業、小規模事業者はひとたまりもありません。

トランプさんも「コロナで亡くなる人よりも、経済的苦境によって亡くなる人の方が多くなるんじゃないかと懸念している」と少し前に、言っていたのが、強く印象に残っています。

 

日本国も今までにない規模で、企業に向けた支援策を打ち出していこうと動いています。

今はコロナ対策での融資関連の支援策、補助金、助成金など非常に多くの支援策が国や各都道府県から出ていますよね。

こんな時こそ、診断士の出番だと思っています。

 

診断士の役割

中小企業診断士の役割の一つに、中小企業向けの国の支援策を届けるという役割があることをご存知でしょうか。

一次試験で中小企業経営・政策を学習しますよね。あれです。

診断士たちが必要な中小企業に対して、適切な支援策を提案し、活用できるように支援する。

中小企業経営・政策を勉強していると実感すると思いますが、似たような内容の補助金や制度も多く、またいろんな機関がいろんなことをやっているので、結構わかりにくいんですよね。

私たちは中小企業診断士になりたい一心で、なんとか頑張って勉強しますが、一般の人にはなかなかわかりづらかったり、そもそも知らなかったりで必要な人に支援策が届かないことって実際多いと思うんです。

そういった経営者の方々に適切な支援策を行き届かせる、とても大切な役割だと思っています。

特に今のような景気の落ち込んでいる時代には。

 

補助金をもらうというインパクト

例えば、飲食店が補助金で50万円もらえたとしますよね。

飲食店であれば、営業利益ベース(売上高-売上原価-販管費)で10%が残るといい方と、一般的に言われています。

仮に営業利益率10%だと仮定した場合、50万円の補助金をゲットしたというのは500万の売上を出すのと同額の営業利益が残るということです。しかも非課税です。

どうでしょう。小さい飲食店で500万円の売上となると、かなりインパクトが大きいですよね。

クライアントもにっこりです。

また診断士にとっては、補助金という支援策を入口として、経営分析や経営計画の策定なども同時に行うことも多いですから、クライアントに感謝されることも多いです。

そこから長期的な支援に移行していくというケースは多いとも聞きます。

 

ということで、何が言いたいかというと、皆さんの今後の中小企業診断士としての活動において、また皆さんの未来のクライアントにとって、中小企業経営・政策はとっても大切な科目ということです。現在の外部環境であれば、「今後はなおさら」そのニーズは高まっていくと考えられます。

どうでしょうか、少し中小企業経営・政策に対するモチベーションが上がってきませんか?

 

勉強方法は?

学習方法は巷にあふれていると思いますので、少しだけ触れますね。

 

範囲が広いのであまり深入りすべき科目ではないと言われていますが、やはり押さえるべきところはしっかりと押さえて学習を進めていきましょう。

 

①どこの機関が出している支援策か

②誰が使えるのか

③使える条件

は最低限押さえましょう。

 

政策は毎年変わるので、古いテキストを使っている方は、必ず新しいものを入手してくださいね。

中小企業白書は読む派と読まない派に分かれますが、私は読まなくても十分合格できると思っています。時間対効果を考えると、優先度は少し落ちるかなという印象です。

時間に余裕がある方はもちろん読まれた方がいいです!診断士としての教養もつきますので。

 

そしてこの科目は、重要なポイントや問われやすい数字を除いては、完全な形で暗記する必要はありません。

選択肢の中から解答に反応できるレベルの取り組みで大丈夫ですので、こんなに覚えなきゃいけないの?!とモチベーションが上がらない方も身構えずにまずは頻出論点と言われる箇所(テキストで重要論点とされているところ)を何度も読むことから始めてください。

 

ゴロを使って覚えてみよう!-「中小企業の定義」

ゴロを使って覚えるのも意外と効果的だったりするんです。

1つだけご紹介しておきますので、ちょっとトライしてみてください。

今回は、本試験でも超頻出の「中小企業の定義」の覚え方を紹介しますね。

いきますよ。

 

表:中小企業の定義

業種分類

中小企業基本法の定義

製造業その他

資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人

卸売業

資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人

小売業

資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人

サービス業

資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人

 

上記の表の左から下に行きます。

「セイ、オロ、コー、サー。サンサン、イチイチ、ゴゴゴ、イチ」

(製造業、卸、小売、サービス、3、3、1、1、5、5、5、1)

 

10回ぐらい唱えて、リズムで覚えてしまえば意外といけるはずです。

使える!と思った方は、ぜひ自分なりのゴロなんかも作ってみてください。

 

今回は以上です!

明日はうえちゃんの回ですよー!お楽しみに!!

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