こんにちは。
さすらいのストレート合格ナビゲーター、金型屋のかーなです!
本日は、通勤時間が長い方にとくにおすすめ、毎朝こつこつ続ける、日経新聞を使ったトレーニングです。
(診断士の勉強をしている方は、日経新聞の読者が多いだろうという勝手な想像から、日経新聞の紙面を前提にお話をさせて頂きます。)
有名なのは、日経新聞のコラムを使った「春秋要約」ですよね。
昨日のブログ担当、ヌワンコも実践していたようです。
ふぞろい12の「おかじ」も! →春秋要約のススメ
今回ご紹介するのは、春秋要約のついでに習慣化したい【新聞記事のグラフを読み解くトレーニング】、名付けて「グラフ読みトレ」です。
その名の通り、記事の本文に添えられているグラフを読み解くのですが、まずは下の2つのグラフをご覧下さい。
グラフ①
※ダミーデータで適当に作成しております。
グラフ②
グラフ①と②、何が違うでしょうか……。
そうです、同じグラフですが、いわゆるグラフタイトルが違います。
グラフ②のタイトルには、明確な「メッセージ」があります。
①の方はついつい資料作成でやってしまいがちですが、ただ数値をグラフ形式に置き換えただけで、「メッセージ」はありません。
何を伝えたいのが書いていないので、見る人によって、単に「朝勉強する人が増えている」と解釈することも、「10%→20%ということは、急増している!」と解釈することも、「朝勉強する人は、増えてはいるがまだ少数派」と解釈することも有り得ます。
では、二次試験の事例Ⅱで与えられるグラフは、①と②どちらのタイプでしょうか。
そうです。①なんです。
でも、そのままでは解答に使えません。
解答の根拠とするには、②のレベルでメッセージを抽出する必要があります。
つまり、事例Ⅱでグラフが出た場合、与件文の内容からグラフのメッセージを読み解くことになります。
グラフから、与件文と一貫性のあるメッセージを読み取る。
これに失敗すると、ターゲット顧客を見誤ったりするわけです。こわいですね。
でも、そうはいっても「メッセージ」なんてどう考えたらいいか、わからない……。
短いフレーズでスパっと言い切るのが苦手……。
わかります。
そこで、日経新聞に戻ります。
ご存じの方も多いかと思いますが、日経新聞の紙面に掲載されているグラフは、メッセージが明確な②のタイプが多いんです。
正確に数えたわけではありませんが、感覚で6~7割は②ではないかと思います。
最近の例を拾ってみると、「シャープのアップル依存度は2割を超える」「NY原油は2003年以来の安値に」といった具合です。
しかも、当たり前ですが記事本文の内容とリンクしています。
これを使って、グラフ読みトレをしてみよう! というのが今回の趣旨であります。
具体的には、以下の方法をおすすめします。
【ステップ1】
とにかく誌面に載っているグラフとメッセージを、すべて眺める。
端的なメッセージの感覚(切り口や言葉遣い)を掴みます。
【ステップ2】
グラフ→本文→グラフの順で眺め、記事の本文とグラフのメッセージに一貫性があることを確認する。
ちなみに、グラフのメッセージは言わずもがな、記事の見出しとニアリーイコールのことが多いです。
【ステップ3】
慣れてきたら、自信のあるトピックについては、あえてグラフのメッセージを指で隠して記事を読む。
その後、記事の内容からグラフタイトル=メッセージを推測して、答え合わせをする。
ここまでできれば、グラフのメッセージ読み解き上級者です!
ちなみに、「自信のあるトピックについては」と書いたのは、たとえば金融関係のグラフはそもそも記事の内容自体、よくわからないこともあるため(私だけ?)、無理に頑張ろうとしないで大丈夫ということです。
何を隠そう、私がこの日経新聞活用法に気付いたのは、二次試験が終わった後……。
なぜもっと早く気付かなかった……ということで、読者の皆さんに申し送る次第です。
どうかお役立て下さい。
最後に、ちょっといい話。
先日、なんとなく虫の知らせで、以前転職でお世話になった方に「診断士試験に合格しました」と報告のメールを入れました。
すると、その方からはなんと「実は、今日から産休に入りました」という返信が……!
かつて仕事とプライベートの両立で悩み、ワイン片手に「おたがい、強く生きていきましょうね!」と誓い合った仲だったので(笑)、なんだか嬉しかったです。
幸せに ちゃんとなろうとする人に
ちゃんと幸せ訪れる 春 かーな
明日は、つい先日も重たい仕事をひょいと引き受けてくれた、頼れる紳士、まっつの登場です。お楽しみに♪