2次試験までちょうど2週間を切りました。本当のラストスパートの時期になりました。ここからは勉強を頑張るというより、いかにベストコンディションで本番を迎えるか、をしっかり意識しましょう。
ふぞろい7メンバのzaroです。こんにちは。
2次試験も「超」直前期に入り、各個人での最後のアガキブラッシュアップの時期となってきました。この時期は新たなことにチャレンジするより、「本番」を意識して準備をすることが大事だと思います。
ちなみに去年の私は2週間前には、ここ数年の本試験サプライズ(いつもと「ちょっと」違う問題)に対応するために、平成16年や平成17年などの現在の2次試験制度と同じでありながら、少し問われ方が違う問題を解く事で、いつも通りのプロセスを行いながら変化に対応する意識付けを練習していました。(この対策が功を奏したのかどうかははっきりとは分かりませんが、本番での変化球にはうまく対応できたと思います)
準備が順調な方は、そのまま試験対策を進めていただいてよいと思いますが、初めて2次試験を受験する方などは、「指定された文字数でうまく解答が書けない!」と悩まれている方もいるのではないでしょうか?
前回のブログ記事にも少し書きましたが、初めて2次試験を受験したときは、消しゴムを大量に使って試験中に何度も文章を書き直していました。
文章(解答)を書くために皆さんはどのように作業をしているでしょうか?
設問を分析して、与件を読んで、解答欄に書き始める….。初めて2次試験を受ける方は意外と文章を書くことに一生懸命になっており、「診断士らしい文章」の組立が出来ていない場合が多いと思います。
「診断士らしい文章」とは、①簡潔で、②因果関係が正確で、③多面的な助言につながる、と言うことになると思います。特に、①については解答の文字数制限が設けられていることから試験では必須事項です。これらにキチンと対応するためには、いきなり文章を書き始めるようなスタイルでは難しいと思います。つまり、思い付きで解答を書いていては、合格できる解答は書けないと言っていいと思います。
では、具体的に何をすれば良いでしょうか?
端的に言うと、「解答のフレーム」を持つことです。でも、この時期から新たなスタイルを身につけるのは非常に難しいと思いますので、1つだけ!
ここまでの2次試験対策で、40字や60字、100字で解答を書く訓練は数多くやってきていると思います。つまりは、新たなことではなく、100字の解答欄に40字の解答を2つ、120字の解答欄に40字の解答を3つ、または60字の解答を2つなどの対応をすればいいわけです。こうすることで、簡潔で多面的な解答を作ることが出来ます。過去問などをしっかりやってきた受験生は、因果関係を意識した文章も書けると思いますので、これで合格にグッと近づくことが出来ると思います。
診断士試験の合格のためには、答えたいこと(自分の中で答えだと思った観点)を解答するのではなく、出題者が答えてほしいこと(事例を分析した結果として抽出した観点)を解答する必要があります。自分が読み取ったことを「熱く」(詳細に)解答するよりは、自分が分析した内容を「冷静に」(忠実に)解答することを意識してください。
10月26日には自信を持って試験会場に向かい、事例1〜事例4の全てで「いつもと同じ」を貫き、12月12日には笑顔になることを具体的にイメージして下さい!その意識があれば、必ず合格すると思います。
場所は限られますが、ふぞろい7メンバも2次試験会場に応援に駆け付けたいと思います。少しでも皆さんが本番で力を発揮できるように、そして来年の「ふぞろい8」の執筆に参加してもらえるように応援したいと思います。