みなさん、こんにちは。Ozです。
10月に入り、いよいよ決戦の日が近づいてきましたね。
この時期になると、事例の特徴や解答の方向性について悩む段階から、ご自身の中に解答の型のストックが貯まり 始めている段階であるのではないでしょうか。
そして今後は、解答のブラッシュアップを通じて、読みやすく伝わりやすい解答作成を意識する段階へ進むと思われます。
本日は、ふぞろいの再現答案を読み漁った経験から、書き手の方にお願いしたいポイントをご紹介したいと思います。
書き方については、即効性が高いので、すぐに実践することにより、読みやすい解答が作成できるはずですよ。
1.読まれる順番を意識する
ありがちな書き方は書き手が理解した順番でそのまま書いてしまうこと。
そうなるとものすごく冗長になります。酷い時には尻切れトンボになってしまうかも…。
これを防ぐには、最も言いたいことを文章の頭に持ってくることが重要です。
2.主語の近くに述語を置く
日本語は、述語を最後に持ってくることが普通です。
述語とは主語の動作や状態を表す言葉なので、述語によって結論が、がらっと変わってしまいます。
主語と述語の間に、長々と説明文を入れた場合、結論が分かりづらくなる確率は格段にアップします。
複数の短い文章で解答を構成することが、読み手の負担を削減することに繋がります。
ふぞろいの再現答案チェックをしていても、このような工夫がある解答は、本当に読みやすいと感じました。
3.KISSの法則
余計な修飾語、余計な前提って実は結構書いていたりしませんか?
何となく書き手の癖みたいになっていたりします。←この「何となく書き手の癖みたいになっていたりします」の赤字部分も余計な言葉ですよね。
冒頭にあるKISSの法則、Keep It Simple, Stupidという言葉の通り、シンプルに書くことを意識しましょう。
4.重言に注意
これも癖に近いものですが、「富士山の山」「頭痛が痛い」のような重ね言葉です。
私がよくやってしまったものは「各◯◯毎」「事前に予約」「一番最初」のような言葉たち。
これは推敲をする、自分の表現の癖を知る ことで対応可能です。
ふぞろいシリーズでは、キーワード採点という特性上、読みやすさについては一切考慮しておりません。
しかし、私は、膨大な量の採点答案を処理する中で、採点者に理解しやすい解答は一つのポイントだと思っています。
採点者にあなたの考えが伝わる解答を意識して、日々の勉強を頑張りましょう!