二次試験で必要な「知識」

同友館
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こんにちは。3215です。
ちょうど一か月後の今日はいよいよ二次試験当日ですね。
まだまだ調子が上がってこないという人も多いと思いますが、二次試験は「本番当日のコンディション」が一番大事だと思っています。
そこを見据えて、今から「本番当日の自分」をイメージして日々の生活を過ごすといいですよ。
あまりにも「理想的な自分」ではなく、「正しく緊張している」自分はどんなものか?を想像するといいです。

さて、診断士試験は「一次試験は知識の試験で、二次試験は思考の試験」なんて言われたりもします。
確かに一次試験はマークシート式でほぼ純粋に各科目の知識を問うものですが、二次試験も思考をするために「知識」があるのが大前提です。
しかし、その知識の質は一次試験とちょっと異なるかもしれません。

まずは「各事例への知識」です。
事例ⅠからⅣに共通するものは何か?
逆にそれぞれの事例に特徴的なものは何か?
それらに対応する「方針」のようなものは何か?
これらを事前に「知識」として備えた上で思考をしないと解答があさっての方向に行くことになります。
このあたりの「知識」は文字ではなく絵(イメージ)でアタマに落とし込む方が本番当日に応用がききますよ。
是非「各事例の典型的な状況」などを絵に描いてみてください。
その絵が本試験時に、きっとあなたを助けてくれます。

また、一次試験的な知識に加えて「それで?」を意識した知識を補充するようにしてください。
例えば、インターナル・マーケティングについて。
一次試験的な知識だと「企業が従業員に対して行うマーケティング」のこととなります。
しかし、二次試験では「インターナル・マーケティングを導入するとどうなるか?」ということをキチンと中小企業の社長さんに納得してもらえるような知識が必要です。
社長さんはちょっとでもその効果がわからなければ、あなたにきっと「それで?」と聞いてきます。
それも納得するまで…。
それならキチンと納得するように説明してあげましょう。

インターナル・マーケティングを導入すると…
↓ それで?
従業員の満足度が上がる
↓ それで?
従業員のサービスレベルが上がる
↓ それで?
顧客満足度が上がる
↓ それで?
リピーターが増える
↓ それで?
売り上げが増える!
(☆∀☆)「いいじゃん!」

また、
インターナル・マーケティングを導入すると…
↓ それで?
従業員のモラール(士気)が上がる
↓ それで?
離職率が下がる
↓ それで?
従業員の採用コストが下がる
↓ それで?
利益が増える
(☆∀☆)「いけるやん!」

こんな感じで「それで?」の知識を充実させていけば、解答の構成や課題を達成するための方法、期待効果などを解答に盛り込みやすくなります。
「読み方」や「考え方」ももちろん大事ですが、それにはこうした「知識」が前提になるということも忘れないでください。

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