こんにちは!がんばるあなたの応援団☆かわともです!
2次試験まで、残り2週間をきりました。
本日は、個人的に超重要と考えている「事例Ⅳの本番対応」について書きます^^
★もくじ★
1.なぜ事例Ⅳのシミュレーションが重要なのか
2.事例Ⅳはタイムマネジメントがキモ!
3.経営分析を必ず押さえる
4.ミスを撲滅する
5.よくわからない問題が出てきたらどう対応するか
6.パニックになったらどうするか
7.まとめ
1.なぜ事例Ⅳのシミュレーションが重要なのか
さて、時計を2週間ほど先に進め、2次試験当日の事例Ⅳが始まる直前の様子を想像してみましょう。
朝から3つの事例を解いてきて、事例Ⅲの後の休憩時間です。
長~い一日の最後、極度の疲労状態。
事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのうち、手ごたえがない事例があるかもしれません。
「やらかしちゃったな」と、不安な気持ちになっている可能性も、大いにあります。
そんな時、事例Ⅳに自信がなかったとしたら、どのような気持ちになるでしょうか。
「まずい、事例Ⅳで挽回できないかもしれない」と焦ってしまうかもしれません。
一方で、事例Ⅳの本番対応をしっかりシミュレーションして、周到に準備をしておけば、
「しっかりと準備をしたのだから大丈夫。あとは落ち着いて臨むだけだ」
と、心に余裕が持てることでしょう。
・・・このように、事例Ⅳは1日の手ごたえや疲労状態の影響を受けやすい事例だといえます。不安や焦りは計算ミスにもつながりかねません。あらかじめ、しっかりと本番対応をシミュレーションしておきましょう。
2.事例Ⅳはタイムマネジメントがキモ!
事例Ⅳは、80分の中で4つの大問を解かなくてはなりません。中には解法が思い浮かびにくい問題や、解くのに時間がかかる問題もあるため、タイムマネジメントと優先順位付けが重要です。
去年の私のマイルールを、以下に紹介します。
ちなみに、このルールは一発合格道場の9代目きゃっしいさんのこちらの記事をかなり参考にしました。
【事例Ⅳを解くときのマイルール】
〇開始後1分で全ての問題をざっと眺め、各問題の出題分野をメモする
〇各問題に割く時間はざっくりと「点数÷2」を目安に多少プラスし、メモする。
〇経営分析にかける時間は、できれば15分、最大20分とする。
〇解く順番を決める。経営分析→記述→それ以外→NPVは一番あと。
〇順番に従って解いていく。解き終わったら経過時間をメモ。
〇解答時間の目安を大幅に(10分程度)オーバーしそうな場合や、ドツボにはまりそうな場合は次の問題へ進む。
本番の冒頭1分でのメモはこちら。
四角でかこった数字は問題の番号。その横に、各問題の出題分野をメモしています。(第2問は初見でよくわからなかったので「わからない」と書いてます^^;
一番左は解く順番。なぜか記述よりCVPを先にしてますね。右の「分」は予定時間、さらに右には実績をメモしてます。(字をきれいに!と言っている割に自分が汚くて申し訳ないです・・・)
3.経営分析を必ず押さえる
事例Ⅳの攻略ポイントの一つは「みんなが解けそうな問題を落とさないようにする」ことです。経営分析は毎年必ず出題され、出題パターンも決まっているため、他の受験生もきっちり対策してきます。ここは必ず押さえましょう。
おすすめは、過去問数年分や予備校の演習などの経営分析の問題を、パーフェクトに仕上げておくことです。与件文を読んで財務諸表を分析し、答えの経営指標を導き出せるようにトレーニングしておきましょう。直前期には、経営分析だけを何度も繰り返し復習するトレーニング方法も有効です。
問題によっては、答えの経営指標が予備校解答、参考書、ふぞろいで異なる場合がありますね。私の場合は「多数派に従う」ということで、ふぞろいの解答を採用しました。
また、経営指標の理由の記述問題については、あらかじめ自分なりの「解答の型」を用意しておくとよいでしょう。
【解答の型の例】
〈理由〉のため、〈収益性・効率性・安全性〉が〈高い・低い〉。
4.ミスを撲滅する
事例Ⅳは、計算ミスをなくしつつ、できるだけ多くの問題を解かなくてはなりません。
普段の勉強で自分がミスしやすいところを把握して、ミスを撲滅するための対策をしっかり用意しましょう。
【ミス撲滅対策の一例】
〇四捨五入の小数点の条件や、千円・百万円などの単位には、マーカーを引く
〇財務諸表では、経営分析の対象外の年度の部分には「×印」を引く、もしくは、分析の対象の年度を「赤ペンで囲む」
〇計算過程の数字をきれいに、読みやすく書く
悩ましいのが、自信がある問題について検算をすることと、自信がない問題について解き進めることの、どちらを優先するのか?ということ。
去年の私は、
〇経営分析は、最初に解く時点で計算ミスをしていないことを確認しながら、慎重に解く
〇そのほかの問題も、要所要所で電卓の操作ミスがないように確認しながら解き、できるだけ計算ミスをなくす
〇全然歯が立たない問題は、とりあえず計算過程を埋める
〇できるだけ答案用紙に空欄を作らないように全部解き、最後の最後で時間が余ったら検算する
という感じでした。
□1周目に解くとき、どれだけ慎重に計算するか?
□特に慎重に計算する問題を、あらかじめ決めておくか?
□残り5分になった時点で解答用紙に空欄があった場合、空欄を埋めるのと検算のどちらを優先するのか?
・・・などなど、ある程度、事前に方針を考えておくと良いと思います。
5.よくわからない問題が出てきたらどう対応するか
かなりの確率で「どうやって手を付けたらよいかわからない問題」が出現します。例えば、昨年度の企業価値の問題、一昨年度の連結会計の問題など。
このような問題は、ある程度(5分くらい?)考えて「これだ!」という解法が思いつかなければ、さっさと次の問題に行きます。最後にこの問題に戻ってきたら、「何となくこうかな」という感じで、フィーリングで解きます。計算過程を書かせる場合は、推測でも良いので計算過程を書いて部分点を取りに行きます。
ほとんどの受験生も同様に、よくわからないはず。ここで何とか食らいついて、合格集団に食い込みましょう。
余談ですが、去年の本番の第2問では、「吸収合併により増加した資産に対して要求されるキャッシュフロー」という問題文が全くわからず、一瞬本当にフリーズしました。周囲の風景がスローに見える感じ。そして、斜め後ろの席の方が同じように固まっている気配を感じて、「みんな大変なんだ」と我に返ったのを覚えています。ふぞろいで「80分間のドキュメント」を書いている再現答案チームメンバーは、かずまを除いて全員第2問を後回しに。いかに第2問に振り回されたかがわかりますね。
6.パニックになったらどうするか
事例Ⅳに限らないことですが、パニック対策を考えておくと安心です。
パニック状態とは・・・
〇想定外の問題が出てきて全く歯が立たず、頭が真っ白になってしまう
〇周りの鉛筆の音がやたらと気になって、問題に全く集中できなくなる
〇焦りに焦って、問題文の内容が頭に入ってこない
まずは、「誰でもパニックになる可能性はある。想定内、全然OK!」と開き直ることです。
そのうえで、自分なりに気持ちのリセット法を用意しましょう。
例えば、
〇とりあえずお茶を飲む
〇目薬をさしてリフレッシュ
〇目を閉じてゆっくり3回深呼吸
パニック状態から無事抜け出せたら、全くわからなくても、「こんな感じかな・・・」と、推測でとにかく手を動かす。これしかありません。
7.まとめ
これまで事例Ⅳは、問題を単体で解くことが多く、初見問題を1事例通して解く機会が少なかったかもしれません。しかし本番では、精神面でも体力面でも過酷な状況の中で、何とか解き切らなくてはなりません。
だからこそ、本番対応をしっかりイメージトレーニングして、合格をつかみ取りに行きましょう!
以上、かわともでした!
明日は、試験本番のメンタル対策といえば、彼の右に出るものなし!そうちゃんの登場です。
今日も明日も、あなたにとって良い一日となりますように。
試験本番がんばってください!何があってもあきらめないで、応援しています!