自分を知る

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こんにちは!
ゆっくりぼちぼち行きましょう!多年度合格ナビゲーターそうちゃんです。

毎度毎度、かわともの無茶ぶりには身が震える思いです。
この前セミナーの懇親会で会った時、「メンタル対策では右に出る人がいないって振っておいたよ!」とめっちゃ笑顔で言ってました 涙

一言。
右に出る者なしなら、あんな落ち方(後述)せんわ!!!

 

と、いうわけで……。
メンタル対策に秀でているわけではなく、めちゃくちゃ苦労した私です。

とりあえず、過去2回不合格を食らった際の私の失敗談、聞いてやってください。

そのうえで、「メンタルが課題だけど、どう解決したらいいかわからない」という方のヒントになれば幸いです。

▼平成28年度

激ムズだった経営情報システムの洗礼を受けつつも、なんとか1回で1次試験を突破した私は、
「なんとしてもストレートで合格してやる!!」そんな意気込みで2次試験に臨んでいました。

今思えば、当時の私の状態はパドックで入れ込む競走馬そのものでした。

迎えたしょっぱなの事例Ⅰ。
開始直後から頭の中は真っ白。

何度読んでも頭に入らない与件。
メモをとったらメモ用紙をはみ出して解答用紙にまでメモ。
挙句の果てに終了直前に書き直そうとした設問が、時間切れで書き直せず。

最初の80分で私はボロ雑巾のようにされてしまいました。
結局、事例Ⅰが響いて不合格。

▼平成29年度

1年間、みっちり勉強をして、満を持して2次試験に臨みました。
「これだけ仕上げたんだから、絶対に受かってやる!」
とまたもや鼻息荒く2次試験会場へ向かいました。

昨年えらい目にあった事例Ⅰをなんとか無難に乗り切り迎えた事例Ⅱ。
そこで事件は起きました(自分で起こしたんですけど)

事例を解いていた私は、なぜか「試験時間は70分」と思い込んでいました。
今まで散々80分で解いてきたのに、なんなんでしょうね 笑

時計を見て時間がないと思った瞬間に自分でもビックリするくらい右手が震えたのを覚えています。
それでも右手の震えを左手で押さえ、頑張って頑張って、69分55秒くらいですべての解答を書ききったのですが、そこからいくら待っても試験監督が「やめ!」って言わないんですよね。
そらそうです、試験時間は80分なので…… 笑

あと10分弱あるとようやく気付いた私は、雑に書いた第三問(30点)を書き直しました。
そして、書き直した答案には、重要な制約条件に係る部分がきれいさっぱりなくなっていました 笑

事例Ⅱ終了後の昼休み、私は教室で座っていることができず、1時間ずっと立教大学の校舎を腕組みしながらさまよい続けましたよ。

「もう足切りだから帰ってもいいんじゃないか」と思いつつも、せっかくここまで頑張ってきたのだからとなんとか最後まで受けましたが………。
やっぱり午前中で帰っても支障なかった内容でした!!!

▼悲しみの果てに

2回の不合格を経て、私はどうやったら平常心で試験に臨めるか、悩みに悩みました。
一時は70万円以上もするアスリートなども担当するようなメンタルコーチに申し込もうか真剣に検討しました。(他にもほしいものがあったのでやめました)

そして紆余曲折を経て、気づいたんです。
「受かるんだ!と思う気持ちが強すぎる」と。そして、「自分は」それでは力をちゃんと出せないんだと。

この「自分は」というところがすごく大事なんです。
強い気持ちで臨む状態でこそ、力を出し切れる人も多いと思います。
私は受験生はそうあるべき、と思い込んでいました。

でも、「自分は」違ったんですね。
悩んで悩んで、色々なことを試したり、偶然の気づきがあったりでたどり着いた答えは「『自分は』試験と距離を置いた方がいい結果が出るんじゃないか?」というものでした。

合格した30年度は、もうガッツリ勉強することもなく常時流す感じです。
試験当日は嫁さんと行く休日の趣味のイベントだと思って臨みました。
休憩時間は寝たりスマホでゲームをしたりで、ファイナルペーパーを見たりはしませんでした。
昼休みもきれいな東京理科大の中庭で、のんびり昼食を食べていましたよ。

決して余裕をぶっこいたわけではなく、それが自分にとって一番力を発揮できる精神状態を作る方法だと信じて、受かるために真剣にのんびりしていました。
これはこれで、「そんなことしてて落ちたら後悔するかも」っていう不安を振り切らないといけないので、真剣さが必要なんですよ。

結局、また事例Ⅱで「解答欄を間違う」というやらかしをしたのですが、そこから平常心を取り戻してキチンと対応できたのは去年までと違うところでしたね。

▼勇気をもって

はっきり言いますと、色々なメンタル強化の方法はありますが、「これをやっとけば大丈夫」という魔法のような方法はないんじゃないでしょうか。

自分にとって何がベストか。
易きに逃げず自分の内面と向き合って、気づきを積み重ねていくしかないと私は思っています。

そして、それに気づけたとしても、信じて実行するには勇気が必要なこともあります。
やっぱり王道を採用していれば「落ちても後悔しない」ような気がしますからね。

でも、皆さんは何のために試験を受けるのでしょうか。
「落ちても悔いなし」と思うためではなく、「受かるため(そしてそのあと自分の夢を実現していくため)」だと思うんです。

先入観をとっぱらって、ご自身を真剣に分析し、ベストと思った方法を勇気をもって実行する。
落ちた時のことなど考えずに、「どうしたら受かるのか」だけを真剣に考え抜いてみてください!

あしたはけーすけの登場です。
飄々として安定感のあるけーすけが緊張してるところなんて、想像できないなあ。
お楽しみに!

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