自分で決めるということ/定額法と定率法

同友館
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ふぞろいブログをご覧の皆様、おはようございます。こんにちは。ぞのです

先日、最近転職をした友人と話していた時に、話題になったのが
「自分で決める」のはとても気持ちがよい、ということです。

人生は選択の連続、毎日意思決定をしながら生きています。今日何を着る、何を食べる、どこに行く。これら小さな決断もある一方で、住む場所を変えること、転職、結婚、独立のような大きな決断もあります。診断士受験も大きめの決断ではないでしょうか。

いろんな事情が背景にあるにせよ、最終的にそれを決めたのは他ならぬ自分です。
だから、その結果起こることに対して責任を持たねばなりません。

ただし、「自分で決める」というのは、
現状から脱するための、自由で、とても前向きな行為のように思うのです。

私も今年の2月に転職しました。
その時感じたのが『自分の人生を自分でコントロールできた』ということです。
他人に縛られず、やりたいことをする、望む生き方をする、その一歩を踏み出す、こんな素晴らしいことはありません。

皆さんは、最終的には自分で勉強する事を決めたんだと思います。
辛いことも多いかもしれません。でも、皆さんはとても前向きで、自分の人生をコントロールできているはずです。それだけでも十分素敵なことです。

そして皆様には、何が何でも合格していただきたい。そう思います。
またいつかブログでも書きたいですが、私はこの試験に合格してから、幸いなことに様々なチャレンジや出逢いに恵まれています。皆さまそれぞれこの資格を取得される目的は異なると思いますが、取得することで人生がポジティブな方向に働くはずだと信じています。是非皆様にもそのように感じて頂きたい、と心から思います。

 

 

定額法と定率法

さて、さすがにこのままでは終われないので、財務の知識を一つ書かせてください。言わずと知れた減価償却費を計算するための手法です。

 

▽定額法

・前提
 取得価額 ¥100,000
 耐用年数 5年

毎年の償却費が一定となるように、取得価額を耐用年数で単純に割ればよいです。
¥100,000 / 5年 =20,000 / 年

 

▽定率法(200%定率法)

・前提
 取得価額 ¥100,000
 耐用年数 5年
 改定償却率 0.500
 保証率 10.8%

定率法の場合、まず償却率を計算したほうがよいです。
償却率=1 / 5年 =0.2
200%定率法だと、この償却率が2倍になります。 0.2×2=0.4

未償却残高(取得価額-累計償却額)に、償却率をかけていけば、その年の減価償却費が算出できます。具体的に見ていきます。

便宜上、1年目の減価償却費=Dep1と表現します。

■1年目~3年目
Dep1)100,000 × 0.4=40,000
Dep2)60,000 × 0.4=24,000
Dep3)36,000 × 0.4=14,400

■4年目
Dep4)21,600 × 0.4=8,640

ここでストップ。
定率法の場合、『保証率』『改定償却率』というのが登場します。

取得価額×保証率を算出した際(A=100,000×10.8%=10,800)に、
償却率を使った金額(Dep4=8,640)がA(10,800)よりも少なかった場合
未償却残高 × 改定償却率を用いて、償却費を算出します。

したがって、
Dep4)21,600(未償却残高)×0.5(改定償却率)=10,800
となります。

■5年目(最終年度)
Dep5)未償却残高10,800=減価償却費

減価償却費の問題では、この3つが頭に入っていれば、大抵の問題はその場で想起しながら対応できると思いますので、覚えておいてください!

①償却率の計算方法(1÷耐用年数。200%定率法の場合はその2倍)
②未償却残高に償却率をかけること(取得価額ではない)
③保証率の使い方(②の方が小さければ、改定償却率を使う)

さて、いよいよ『ふぞろいな合格答案12』発売開始です!!

明日から、発売記念特集をお届けいたします。まずは☆はる☆から。お楽しみに!

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