私が経験した落とし穴のご紹介(皆さんは回避して下さいね!)

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もう、台風にはうんざり、、、
な今日この頃、受験生の皆様方は如何お過ごしでしょうか??

まったりゆっくり独学派★多年度生合格ナビゲーターのかずさ です。

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そう言えば、去年の2次試験の日は台風直撃でした…

わたくしの底なしの運の悪さについては、度々ブログでも書かせて頂きましたが、
自分のせいで台風直撃では!?
とか、試験の日に本気で心を痛めておりました。。。

悲しい自意識過剰ですね。。。

 

さて、どうでもいい前置きはこれくらいに致しまして、本題に入りましょう。

本日のお題は
私が経験した落とし穴のご紹介(皆さんは回避して下さいね!)
と銘打っております。

踏んだ地雷は数知れず、失敗談は掃いて捨てるほどある、
周囲の失笑と共に歩む人生をおくる自分ですので
ご紹介できる落とし穴なんで、それこそ山のように有るわけなのですが…

失笑を伴う落とし穴は、今まで随所に盛り込んできた事も有るので、今回は
ふぞろいを執筆する為に事例を分析した結果として
後から振り返って「はまってしまった!」と思った落とし穴についてご紹介します。

皆様が、同じ落とし穴にはまらない事を祈りつつ…!!

(分析結果から書いていますので、前回同様、事例Ⅱを土台に書いている事をご了承下さい。)

 

落とし穴・その①
主観にとらわれすぎることなかれ

去年の事例Ⅱの設問1(b)は、競合状況の整理について求められていましたね。
この問題を見た時、私の頭の中はこんな感じでした。

「文章中に出てくる競合は、大型スーパーと百貨店か。
百貨店とは立地で簡単に差別化できるから、強く意識しなくていいかな?
一方で大型スーパーは、B社もベーシックな品揃えをしちゃうとターゲットがカニばって価格で負けるので、意識して品揃えで差別化していかないとだよね。
よし、大型スーパーにフォーカスした解答にしよう!!

去年の問題に対する協会の「出題の趣旨」に目を通された方なら、
私がはまってしまった落とし穴に気付かれた事でしょう。

協会の出題の趣旨によると
「競合する大型スーパーや百貨店の現状を分析する能力を問う問題である。」(原文ママ)
とありますね。
そう、百貨店についても書かなくてはいけなかったのです。

対百貨店施策である設問2の「予約会」の解答においては
確かに高得点者の解答をみても、競合である百貨店を意識した施策は皆無でした。
私が当初に考えたように、施策ベースではあまり競合を意識しなくてもOKなのでしょう。

ただ、競合としては存在している。
なのであれば、解答としては書かなくてはいけない、と。

主観は可能な限り排除をして、題意に沿って書かなくてはならないのです。
だって設問では、競合状況について聞かれているのですから…!!

皆様もくれぐれもお気を付け下さいね。

 

落とし穴・その②
与件企業の人的リソースにとらわれすぎることなかれ

私が次にやらかしたのは設問3でした。
地元建築業者とのコラボレーションによるLTV最大化についての施策を問う問題です。

LTVは皆様もご存知の通り、「接点回数」と「取引単価」に分解される訳なのですが、
その内の1つ、「接点回数」をあげる施策について考えたときの私の思考がこちらです。

「寝具だけだと買い替えの頻度が少なくて、どうしても接点回数が増やしにくい…
日用品を活用した施策は考えられないかな。例えば配送サービスとか。

でも、B社は家族以外はパートが数名… 配送に回せるだけの人的リソースがない

なら、建築業者に配送をお願いできないかな??
業種柄、もともと外に出る事が多い訳だし。
建築業者にとっても顧客接点を形成できるから、ニーズ収集や販売チャンスに活かせるし。
いい感じに、両社にメリットが生み出せるんじゃない??」

考え方として、そんなに間違った事を考えた訳ではないでしょう。

が、これは中小企業診断士の試験問題です。
文字数制限
という、大きな制約があるのです。。。

可能な限り簡略化して書いたものの、それでも文字数を食いまくった次第です。。。

その後、他の皆様の解答を確認させて頂いたところ、
人的リソースへの配慮を記載した人は皆無でした。

実際のお客様への提案や、社内の実行プランで、人的リソースへの配慮欠いたプランを提出した日には
「死ねやボケ! どうやって実行するんだよ!!!」
くらいの殺気に満ちた突っ込みが入りまくることでしょう。
八つ裂きにされる自分の姿が目に浮かぶようです。。。

が、ここは中小企業診断士試験の世界。
解答の分析結果から、著しく人海戦術的な話でない限りは気にしすぎる必要はないのかな??
と思っております。
それより、施策の数を多く書いた方が点数が伸びていそう。

 

以下、自分の主観ですが参考として。

去年の事例Ⅱは、題材となった与件企業には
「社員数が少ない(接客人数が足りない時がある、という記載有)」
という負が存在したので、「人の量」というベクトルでの人的リソースを気にしてしまったのですが、
おそらく「質・特殊技能」的な部分でも、同様に気にしすぎなくてもいいのかな??
と思っている次第です。

というのも。
設問2で「RFM分析」というキーワードを用いた解答でも高得点者が複数で居たからです。

いざ「RFM分析」を導入しよう!
となった時、あなたは適切なR、F、Mのスパンが「すぐに」出てきますか??
浮かばない方ほとんどでしょう。(ちなみに私も浮かびません。)

詳細な解説は趣旨からそれるので割愛しますが、
専門知識をもった人間が、継続的にがっつりPDCAを回さないと最適なスパンの算出は難しいでしょう。

B社にいたっけ、そんな人… と。

まぁ、そんな訳で「質・特殊技能」的な部分でも人的リソースに囚われ過ぎる必要はないのでは??
と思っている次第です。

また余談として。
ちょうどその時、クライアントにRFM分析の実行プランを提案していた自分としては
「B社にRFMは無理じゃろうが!!」
と試験中に(心の中で)雄たけびをあげつつ、
協会受けはしそうな解答だな…とは思ったものの、死んでも書きませんでした。
変なところで意地を張りたがる自分です。。。

主観による考察、以上!!!

総論としては、お客様や社内への提案経験が有る人ほど陥りやすい罠かと思いますので、
該当する方は、くれぐれもお気を付け下さいませ。

 

以上、毎度のようにダラダラと書かせて頂きましたが、
何か少しでも、皆様に活用して頂ける要素が有りましたら幸いです。

 

あ、最後に。
去年の自分がやらかした最大の失敗。

「試験時間は80分です」
⇒事例Ⅰの段階で、90分だと勘違いしていた…(*ノωノ)

私みたいな大バカは滅多に居ないと思いますが…
致命傷になりかねませんので「くれぐれも」お気を付け下さいね。

 

さて、明日の更新ですが、
東北仙台からエールを届ける!2年生合格ナビゲーター とよでぃです。

前回の更新で、衝撃の東京異動を表明した我等のとよでぃ。
「東北仙台からエールを届ける!」のキャッチフレーズは変わるのか!?

そして個人的に心配しているのが…
「あの」とよでぃが、東京のおしゃれオフィスで働けるのか!?!?(笑)
(ガチでおしゃれな場所での勤務になるのですよ、「あの」とよさんが、、、)

激動の渦中にいるとよでぃの更新をお楽しみに (=゚ω゚)ノ
(とよでぃ、毎度のことながら失礼でごめんね★)

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